盛り上がりを見せる「Health2.0」とは?
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海外ユニーク事例編:盛り上がりを見せる「Health2.0」とは?
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今回は昨年から今年にかけて何度か紹介している「Health2.0」という
ムーブメントについて整理したいと思います。
Health2.0は、「最新ICT(情報コミュニケーション技術)を使って、
患者・生活者情報を集合知化することで、健康医療分野での新しい価値提供
を目指す」もので、次世代の健康ビジネスの切り口になるものとして注目
しています。
今まで、本メルマガではその代表事例として、Patientslikeme、
Curetogether、MeYou Health、Alliance Health Networksを紹介しました。
今号では、今まであまり説明できていなかった「Health2.0の基礎情報」
を読者のみなさまと共有できたらと思います。
───────────────────────────────────
Health2.0とは:User-generated Healthcare
───────────────────────────────────
まず、「Health2.0」の基本的な考え方です。
「Health2.0」の定義は、このムーブメントを作り出している
Matthew Holt氏とIndu Subaiya氏によると、
「search、communities、toolsが基本要素とされる生活者自身が生み出す
(user-generated)医療」とされています。
私が3月にサンディエゴで参加したセミナーでは、これらに加えて
Integration of data with content(データがコンテンツとして意味化
されている)を加えて4つの要素として紹介されていました。
以上をまとめると、「Health2.0」は、
・体験者を検索でき
・集合知としてたまる場があり
・ICTがそのために役立っていて
・収集されたデータが次の行動に役立つレベルに価値化されている
と言うことができます。
米国で参加したセミナーで頻繁に使われている言葉を使い
一言でいうなら、
「User-generated Healthcare」
(患者が作り出す医療、患者が患者を治す世界)とすることができます。
※「Health2.0」とは
http://www.health2con.com/conferences/about-us/defining-health-2-0/
───────────────────────────────────
Health2.0の歴史
───────────────────────────────────
次に、Health2.0の歴史です。
「Health2.0」はWeb2.0の世界を医療・健康領域に応用するものです。
Web2.0は2003年ごろから提唱されていたものですが、
医療・健康という分野には2005年に「Revolution Health」
(本メルマガでも紹介)がブログを採用したのが始まりといわれています。
そして2006年、「Health2.0」という言葉が明確に位置づけられ、
2007年「Health2.0」専門のカンファレンスが米国サンフランシスコで
開催されました。
その後も米国では年2回のペースで開催されるまでになりました。
同カンファレンスには、マイクロソフト、カイザー(保険会社大手)、
ジョンソンアンドジョンソンなど大手企業がスポンサーとして参加する
までに成長しています。
2010年にはヨーロッパ、日本でも「Health2.0」のカンファレンスが
開催されました。健康ネット業界で、まさに今注目されている動向
といえます。
・「Health2.0」カンファレンス
http://www.health2con.com/
・「Health2.0」の歴史
http://www.health2con.com/conferences/about-us/history/
───────────────────────────────────
Health2.0の日本での歴史
───────────────────────────────────
では、日本ではどうでしょうか。
日本では昨年、「Health2.0」カンファレンスが東京で開かれました。
「Health2.0」の考え方が今、まさに応用されはじめた段階といって
よいでしょう。
カンファレンスでは、下記のような企業が中心です。
・株式会社メドピア(医師の意見を集合知とするサイトを運営)
http://medpeer.co.jp/
・株式会社メディエイド(体験者の声が集まる「ライフパレット」を運営)
http://www.mediaid.co.jp/
・株式会社イニシアティブ(「TOBYO」という闘病記サイトを運営)
http://www.tobyo.jp/index.php
また、「Health2.0」日本は、昨年11月に福島でも開催されました。
その内容は、下記サイトで動画配信されています。
http://www.ustream.tv/recorded/11091356?lang=ja_JP
───────────────────────────────────
スポルツの視点
───────────────────────────────────
今回は、「Health2.0」について、今まで読者のみなさまと共有できて
いなかった基礎情報を紹介しました。いかがでしたでしょうか。
今回のメルマガ本文内では参照すべきページがいくつかありますので、
中身をまずはチェックしてみてください。
また今まで紹介した、「Health2.0」の代表事例といえるPatientslikemeと
Curetogetherというサイトを見ていただくと、さらに「Health2.0」の
イメージがつかめると思います。
・参考バックナンバー:「Health2.0」の代表企業 Patientslikeme
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/230.html
・参考バックナンバー:「Health2.0」の代表企業 Curetogether
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/274.html
新規事業(新サービス)や、既存事業の活性化につがなるサービスづくり
のヒントとして「Health2.0」日本版としてどう発想するか?
海外「Health2.0」の最新動向・特長・課題をよくウォッチしながら、
日本での応用のアイデアを考えていくことが近道になるはずです。
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海外ユニーク事例編:盛り上がりを見せる「Health2.0」とは?
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今回は昨年から今年にかけて何度か紹介している「Health2.0」という
ムーブメントについて整理したいと思います。
Health2.0は、「最新ICT(情報コミュニケーション技術)を使って、
患者・生活者情報を集合知化することで、健康医療分野での新しい価値提供
を目指す」もので、次世代の健康ビジネスの切り口になるものとして注目
しています。
今まで、本メルマガではその代表事例として、Patientslikeme、
Curetogether、MeYou Health、Alliance Health Networksを紹介しました。
今号では、今まであまり説明できていなかった「Health2.0の基礎情報」
を読者のみなさまと共有できたらと思います。
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Health2.0とは:User-generated Healthcare
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まず、「Health2.0」の基本的な考え方です。
「Health2.0」の定義は、このムーブメントを作り出している
Matthew Holt氏とIndu Subaiya氏によると、
「search、communities、toolsが基本要素とされる生活者自身が生み出す
(user-generated)医療」とされています。
私が3月にサンディエゴで参加したセミナーでは、これらに加えて
Integration of data with content(データがコンテンツとして意味化
されている)を加えて4つの要素として紹介されていました。
以上をまとめると、「Health2.0」は、
・体験者を検索でき
・集合知としてたまる場があり
・ICTがそのために役立っていて
・収集されたデータが次の行動に役立つレベルに価値化されている
と言うことができます。
米国で参加したセミナーで頻繁に使われている言葉を使い
一言でいうなら、
「User-generated Healthcare」
(患者が作り出す医療、患者が患者を治す世界)とすることができます。
※「Health2.0」とは
http://www.health2con.com/conferences/about-us/defining-health-2-0/
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Health2.0の歴史
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次に、Health2.0の歴史です。
「Health2.0」はWeb2.0の世界を医療・健康領域に応用するものです。
Web2.0は2003年ごろから提唱されていたものですが、
医療・健康という分野には2005年に「Revolution Health」
(本メルマガでも紹介)がブログを採用したのが始まりといわれています。
そして2006年、「Health2.0」という言葉が明確に位置づけられ、
2007年「Health2.0」専門のカンファレンスが米国サンフランシスコで
開催されました。
その後も米国では年2回のペースで開催されるまでになりました。
同カンファレンスには、マイクロソフト、カイザー(保険会社大手)、
ジョンソンアンドジョンソンなど大手企業がスポンサーとして参加する
までに成長しています。
2010年にはヨーロッパ、日本でも「Health2.0」のカンファレンスが
開催されました。健康ネット業界で、まさに今注目されている動向
といえます。
・「Health2.0」カンファレンス
http://www.health2con.com/
・「Health2.0」の歴史
http://www.health2con.com/conferences/about-us/history/
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Health2.0の日本での歴史
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では、日本ではどうでしょうか。
日本では昨年、「Health2.0」カンファレンスが東京で開かれました。
「Health2.0」の考え方が今、まさに応用されはじめた段階といって
よいでしょう。
カンファレンスでは、下記のような企業が中心です。
・株式会社メドピア(医師の意見を集合知とするサイトを運営)
http://medpeer.co.jp/
・株式会社メディエイド(体験者の声が集まる「ライフパレット」を運営)
http://www.mediaid.co.jp/
・株式会社イニシアティブ(「TOBYO」という闘病記サイトを運営)
http://www.tobyo.jp/index.php
また、「Health2.0」日本は、昨年11月に福島でも開催されました。
その内容は、下記サイトで動画配信されています。
http://www.ustream.tv/recorded/11091356?lang=ja_JP
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スポルツの視点
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今回は、「Health2.0」について、今まで読者のみなさまと共有できて
いなかった基礎情報を紹介しました。いかがでしたでしょうか。
今回のメルマガ本文内では参照すべきページがいくつかありますので、
中身をまずはチェックしてみてください。
また今まで紹介した、「Health2.0」の代表事例といえるPatientslikemeと
Curetogetherというサイトを見ていただくと、さらに「Health2.0」の
イメージがつかめると思います。
・参考バックナンバー:「Health2.0」の代表企業 Patientslikeme
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/230.html
・参考バックナンバー:「Health2.0」の代表企業 Curetogether
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/274.html
新規事業(新サービス)や、既存事業の活性化につがなるサービスづくり
のヒントとして「Health2.0」日本版としてどう発想するか?
海外「Health2.0」の最新動向・特長・課題をよくウォッチしながら、
日本での応用のアイデアを考えていくことが近道になるはずです。
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