米国最大級のダイエットコミュニティ「SparkPeople(スパークピープル)」
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海外ユニーク事例編:米国最大級のダイエットコミュニティ
「SparkPeople(スパークピープル)」
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こんにちは。スポルツの脇本和洋です。
今回は、米国最大のダイエットコミュニティの紹介です。
米国では、2002年頃からダイエットコミュニティが発達しはじめ
そのノウハウが磨かれてきました。
コミュニティを積極活用する文化(例:顔写真をだすことにあまり抵抗が
ない、自己主張するのが好き)という背景は日本とは違いますが、
米国ではコミュニティが進化しています。
今回は、その中でトップクラスのダイエットコミュニティ
「SparkPeople(スパークピープル)」を紹介します。
【見どころ】
・自分と「似た境遇」のダイエットしたい人たちと出会える
・自分と「同じ実行段階」の人と出会える
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注目事例:SparkPeople(スパークピープル)
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■企業名:SparkPeople, Inc.
http://www.sparkpeople.com/
■設立:2001年
■売上:推定 3,0mil U.S. Dollar(D&Bグローバルプロファイル)
(1ドル80円として、約2.4億円) ※2012年3月時点
■実績:
・登録会員数:1,200万人以上
・月間ユニークビジター数:1000万人以上
・2010年1月 創設者のChris Downie氏著の健康本「The Spark」がウォール
ストリートジャーナルが調べた単行本売り上げ調査で、ノンフィクションの
ハードカバー部門の1位となる。
■収益源:
・広告収入(バナー広告)
・オンラインショップ(フィットネス、食事に関連した小物やグッズ、DVDなど)
http://www.sparkpeoplestore.com/
・携帯用有料アプリケーション(わずか)
http://www.sparkpeople.com/mobile-apps.asp
■サイト概要:
コミュニティ、健康知識、記録などを中心としたダイエットサイトで、
コミュニティに特色がある。
今回は数あるコミュニティの中でも、
・SparkTeams
・Challenge Central
という2つのコミュニティを紹介します。
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SparkTeams(スパークチーム)
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SparkTeam(スパークチーム)は、
自分に合ったチームコミュニティに参加できるというもの。
■チームの種類
・運動や食事などのダイエット対策別
・年齢別、居住地別、職業別
・興味別(子育て、好きなスポーツ、趣味など)
・動機別(健康になりたい理由)
など16に分類され、合計1万3000以上のチームコミュニティが存在する。
■見どころ
見どころは、自分と「似た境遇」のダイエットしたい人たちと出会える
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という点。
例えば、職業別のチームコミュニティは、
・デスクワークの人のコミュニティ(1.4万人)
・警察官のコミュニティ(531人)
・エンジニアのコミュニティ(364名)
・弁護士のコミュニティ(190名)
・歌手のコミュニティ(88名)
など、合計50のコミュニティに分かれ、約2万人が参加しています。
似た職業の人は、1日の過ごし方が似る場合も多く、それに合わせた
ダイエットのコツも共有しやすくなります。
さらに、職業別だけでなく複数のチームコミュニティに参加することで、
参加度合があがり、より継続しやすくなるというわけです。
まさに、健康行動の「継続」を意識したコミュニティづくりです。
参考)
・SparkTeams(スパークチーム)
http://www.sparkpeople.com/myspark/groups.asp
・職業別コミュニティ
http://www.sparkpeople.com/myspark/groups_subcategory.asp?CatId=165
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Challenge Central(チャレンジセントラル)
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Challenge Central(チャレンジセントラル)は、
テーマ(目標)と期間があらかじめ設定されている、
同社設定のオフィシャルコミュニティです。
■チャレンジの種類
・糖尿病/糖尿病予備軍の8週間のウェイトロス・チャレンジ
・4週間のストレスマネージメント・チャレンジ
・4週間のヘルシー料理のクッキング・チャレンジ
・4週間の睡眠改善チャレンジ
・4週間家族で健康チャレンジ
など、常時10種類ほど開設されている。
(常に新しいチャレンジが用意されている)
■Challenge Central(チャレンジセントラル)の流れ
例:糖尿病/糖尿病予備軍の8週間のウェイトロス・チャレンジの場合
1.参加者は週ごとのアクションプラン(チャレンジ課題)を実行する。
・チャレンジ課題では、運動や食事などの生活習慣を改善する行動が与えられる
・トラッカーを使用して、関係しているデータを記録する
・チャレンジを成功させるのに役立つ関連トピックを読み、「学び」を行う
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2.チャレンジ仲間と達成する「コツ」を教えあう
■みどころ:
チャレンジの種類ごとのコミュニティは、第一週目、第二週目、第三週目
など、経過週数に合わせて細分化されたものがあり、同じ週数の仲間と
意見交換することが可能です。
つまり、同じ実行段階の人と出会えるという点です。
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尚、チャレンジセントラルには、スポンサー企業(広告を掲載できる)が
出資しているチャレンジもあり、その場合、達成した参加者は抽選で
スポンサー企業の商品クーポン券や割引券をもらえる仕組みになっています。
・Challenge Central(チャレンジセントラル)
http://www.sparkpeople.com/myspark/challenge.asp
・糖尿病/糖尿病予備軍の8週間のウェイトロス・チャレンジ
http://www.sparkpeople.com/myspark/challenge_detail.asp?challenge=8
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スポルツの視点
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■日本では、ネットコミュニティ運営に負担を感じ、運営に消極的な企業が
米国に比べ多いようです。
すぐに米国と同じコミュニティレベルまで作るには時間がかかるかもしれ
ません。
■しかし、継続支援のために、
・同じ境遇の人からヒントを得ることができる
・同じ実行段階の人からヒントを得ることができる
というしくみをなんらかの形で導入できれば、
継続の支援に大きく貢献すると考えられないでしょうか。
■また近年、同サイトはスマートフォン向けのアプリケーション開発にも
力を入れ始めました。コミュニティでのノウハウを積んだ同社がどのような
アプリケーションを展開するか楽しみです。
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