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[健康サービス・デザイン編] 2015年9月1日号
          ≫≫≫Author:大川耕平
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HealthBizWatch Authorの大川耕平です。
 
毎月第一週目ヘルスビズウォッチの「健康サービス・デザイン」編を担当しています。
リニューアル3ヶ月目に突入しますが読者のみなさまのビジネス活動にお役に立てているでしょうか?
 
秋に向けて大きなイベントでのミニセミナーなどにも参加しますのでお会いできることを楽しみにしています。
 
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【1】特集:健康サービス・デザイン編
---健康サービスにおけるLTV(顧客生涯価値)とは?
 
【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
---「クラス・コミュニケーション」
 
【3】今週の注目デジクリップ!
---国内イースマ☆ノートスマホ版、海外アプリ動向など8本
 
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【1】特集:健康サービス・デザイン編
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【テーマ:健康サービスにおけるLTV(顧客生涯価値)とは?】
 
 
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1.LTV(顧客生涯価値)と健康ビジネスの関係
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様々なライフスタイル・サポートビジネスにとって顧客との関係性を継続していくことによる価値追求をしていくLTV(顧客生涯価値)は事業持続の鍵を握ります。健康サービスにとってもそれは当てはまります。
 
◆健康ビジネスの本質と継続的関係性
健康サービスは顧客の望む「健康状態・コンディション」への変化を前提とした時間軸の上に乗ったサポート関係を成果があがるまで継続することにあります。顧客にとっての価値はこのプロセスでの経験になります。
 
例えば「Fitbitなどの活動量計」の価値は継続使用しながら変わってく自分に可能性を感じ続けることです。
 
◆ビジネス的可能性拡大とLTV
LTVの追求は顧客の経験に寄り添うことを意味します。
例えば、先の活動量計の継続利用によって顧客はコンディションがアップして自分に自信が生まれます。少し工夫すれば1日の生活の中に運動を取り入れることが可能なことに気づきます。
 
この経験プロセスは個別のストーリーと言えますが、この文脈の中にマネタイズポイントを見出していくのが健康サービスにとってのLTVアプローチになります。
 
「活動量計ユーザに寄り添い、コンディションアップという成果を継続するために新たにデジタル体組成計を提案し、コンディションキープノウハウを食事管理プログラムでサポートし、週末に開催されるチャレンジイベントへの参加をコーディネイトする」このように顧客経験プロセスに合わせたマネタイズポイントを発見していくのです。ここでのポイントは自社製品だけにこだわらないことです。顧客中心価値とはここにあります。
 
 
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2.顧客との相互学習関係
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先に示した自社製品の垣根を越えた顧客提案を自由自在に展開している事業はまだ存在していません。これから登場してくると予測しています。
 
◆デジタル時代の情報と経験価値
顧客経験から導き出されるサービスへの継続ニーズ、コト・イベントなどの追加ニーズ、頻度などの変更ニーズ、サービスへの中止ニーズを提供側の事業者が学びながら対応サービスを創っていくのがデジタル時代のアプローチです。
教科書はなく、顧客と一緒に創造していくしか道はありません。ここに気づくか否かが極めて重要な分岐点になります。
 
◆マーケティング3.0的価値観
答えがあるのではなく経験しながら気づき、見つけていき、自らのメソッドとして磨いていくのです。そして顧客はパートナーであるというマーケティング3.0志向でサービスを創造していく価値観で臨んでいくことが求められます。
 
 
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3.コミュニティにおけるLTV
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健康サービスでのLTV追求のためには顧客と共同共有の場、コミュニティの存在が必須になります。
 
◆マーケティング課題
健康ビジネスにおいて自社サービス事業成長の鍵を握るのが顧客との対話現場であるコミュニティであると言っても過言ではないかもしれません。
リアルなコミュニティの重要性は昔から重要視されてきました。顧客との直接対話でしか把握できないことは多いです。対話はサービス提供者にとっては貴重な品質マネジメントの財となります。
 
ICTを駆使して展開される今後の健康サービス事業にとってはリアル・デジタル両方を運用していく新しい技術が必要になります。
 
コミュニティによってLTV(顧客生涯価値)を追求していくマーケティング戦略がすべての健康サービス事業に求められていくことになります!
 
 
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貴社にとってのLTV(顧客生涯価値)をコミュニティで追求するアプローチサポートします!!ご興味あればお声掛けを!
 
 
 
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【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
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≫≫≫「クラス・コミュニケーション」
 
貴社の健康サービスをクラス(複数人のグループ)単位で提供するとしたらどのようなことが起きるだろうか?この単位のコミュニケーションでの品質づくりが健康ビジネス拡大のキーのひとつです。
 
 
 
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【3】今週の注目デジクリップ!
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[1]Eat Smart、「食と健康の総合サポート イートスマート」スマホ版をリニューアル
ダイエット日記機能「イースマ☆ノート」をスマホに対応。同時にタニタの健康管理サービス「ヘルスプラネット」ともスマホ連携開始。(2015/08/17)
 
[2]ウイングアーク1st、「健康経営」に基づいた企業向けのヘルスケアサービスの事業化に向けた取り組みを開始
企業向けヘルスケアサービスの事業化に向けて、欧米で実績を持つスイスdacadoo社と業務提携し、国内における健康経営ソリューションの実証実験を共同で開始。(2015/08/20)
 
[3]イード、機能性表示食品に関する自主調査「トクホ」vs「機能性表示食品」購入の決め手は?
特定保健用食品と機能性表示食品を連想させるペットボトル緑茶の画像を提示し、同デザイン、同一機能訴求の中、パッケージにおいて表示マークの違いがどの程度購入の決定に影響を与えるのか調査。(2015/08/21)
 
[4]FiNC、スポーツクラブジョイフィットを全国展開するウェルネスフロンティアと業務提携【PDF】
「FiNC ダイエット家庭教師」に全国にあるジョイフィット店舗を2ヶ月間利用することが可能なプログラム「60DAYS グループダイエットプログラム」が誕生。
(2015/08/24)
 
[5]オークローンマーケティング、ショップジャパン フィットネス機器市場2年連続売上金額No.1を達成
日本国内の2014年度フィットネス機器市場において売上金額No.1を達成。2014年1月に本格販売を開始したワンダーコアシリーズの好調が牽引。ワンダーコアの累計出荷台数は、約150万台(2015年7月時点)。(2015/08/25)
 
[6]Under Armour、NBAファンのためのアプリ『NBA Fit』始動
全米プロバスケットボール協会との新たなパートナーシップの一環として新しいアプリ「NBA Fit」を開発。このアプリは「UA Record」と統合することになり様々なフィットネスアプリのハブとして機能することも判明した。(2015/08/19)
 
[7]Accenture、デジタルヘルススタートアップの51%が2年以内に失敗すると予測
ヘルスケアITスタートアップ900社を分析したレポートで米国デジタルヘルススタートアップの約半数は設立後2年以内に破綻するだろうと予測。比較として労働統計局のレポートには1994年-2009年の間2年ごとにあらゆる分野の20-26%のスタートアップが破綻したことが示されている。(2015/08/24)
 
[8]イスラエルの医療機器メーカー、耳クリップ型のグルコースモニターのFDA承認を模索
Integrity Applications社は、非侵襲性グルコースモニターデバイス「GlucoTrack」を米国に持ち込むためFDAへの手続きを開始した。(2015/08/25)
 
 
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