食品データベース
───────────────────────────────────
【今回の注目事例】:食習慣改善のサポートサイト
~ 「食品データベース」の活用 ~
───────────────────────────────────
【「食品データベース」の活用を考える】
食品データベースとは、あらゆる食品の栄養素含有量をあらわす情報をさし
ます。具体的には、素材名や食品名をキーワード検索すると詳しい栄養成分
がわかるコンテンツで、糖尿病や肥満などの食事療法にはもちろん、健康な
食生活を目指す人には欠かせない情報といえます。
米国には、日々の食生活を気軽に見直し改善できる食品データベースを活用
したサービスが数多くあります。そこで今回は、オンラインで人気の高い食
品データベースを使った食生活改善サイト「NutritionData.com」と「Calo
rieKing.com」の2つを紹介します。
※参考
一般に食品データベースは、米国USDA(農務省)発行の「栄養成分(Nutri
ent Database)」、日本では科学技術省発行の「食品標準成分表」を基礎と
しています。
・Nutrient Database
http://www.nal.usda.gov/fnic/cgi-bin/nut_search.pl
・五訂 日本食品標準成分表
http://food.tokyo.jst.go.jp/
......................................................................................................
【事例1:NutritionData.com】 あらゆる食品を検索・分析・比較
......................................................................................................
■企業概要
・運営:Ronald B. Johnson(フィットネス・栄養専門家)
http://www.rjei.com/roncv.html
・URL: http://www.nutritiondata.com/index.html
・設立:2003年
・サービス概要:栄養データベース(約7,500点)検索システム提供
■注目点: 商品選びや栄養バランス見直しに役立つツール
同サイトのコンテンツでは、検索ツール「Nutrient Search Tool」と記録ペ
ージの「Pantry」の2つに注目できます。具体的には、以下のとおりです。
その1:「Nutrient Search Tool」複数商品を栄養素で比較できる
Nutrient Search Toolは、塩分・コレステロール・カルシウムなど自分の気
になる栄養素を多く(少なく)含む商品を検索できるツールです。塩分のも
っとも低いもの、コレステロールの低いもの、といった検索が可能です。
40種類の食品分類の中から、「カテゴリー(肉料理・おやつなど)」と「栄
養素」を選ぶだけで、含有量が少ない順(または多い順)に商品を表示しま
す。さらに、好みの商品をクリックして、複数メーカーの商品の栄養成分を
比較することもできます。
この検索ツールを使えば、日頃不足している栄養成分や、控えたい成分に関
して、複数の商品を比較して自分にあった商品を選べます。
・Nutrient Search Tool
http://www.nutritiondata.com/nutrient-search.html
その2:「Pantry」 1日の食事の栄養バランスがわかる
Pantryとは、自分が検索した食品を記録しておける個人ページ。例えば、自
分が1日に食べた食事内容をすべて記録してみると、栄養摂取量とともに
「栄養バランス」がわかります。自分だけのオリジナルのレシピを入力して
分析することも可能です。
NutritionData.comでは、肥満・糖尿病などの生活習慣病改善に必要な3大栄
養素(たんぱく質・糖質・脂質)の含有量をカラー図表(Caloric Ratio)
でわかりやすく表現しており、ユーザーの栄養バランスの見直しに役立ちま
す。
以上のように、NutritionData.comは、実際の商品ラベルを読まなくても、
オンラインで簡単に検索しながら、栄養知識を実際の食生活に活かすことが
できるサイトといえます。
......................................................................................................
【事例2:CalorieKing.com】 掲載食品2万点以上の人気ソフト
......................................................................................................
■企業概要
・運営:Family Health Network
・URL: http://www.calorieking.com/
・サービス概要:携帯端末・PC向け栄養管理ソフト販売、オンライン減量プ
ログラム($19.95 for 6 months)
■注目点: 加工品から外食メニューまで網羅
CalorieKingの栄養管理ソフトDiet Diary($19.95)は、食事日記をつけなが
ら、栄養バランスの分析・グラフ化しながら日々の食生活を改善するもので
す。
最大の注目点は、食事記録をつける際に選べる食品が約2万点と多い点です
。生鮮食品・加工品のほか、約150社に上る外食企業のメニューも含まれて
おり随時新しいデータベースが追加されています。
・Diet Diary
http://www.calorieking.com/handheld/
オンラインでサポート全般が受けられるほか、さらに運動管理もできる減量
プログラムOnline Diet Clubもあります。
CalorieKingは、特に、自宅で食事するだけでなく生活が不規則で、外食・
弁当などの多いユーザーの栄養管理に役立つソフトです。
今後は、日本でも栄養管理ソフトは増えると考えられますが、食品の種類を
充実はもちろん、オンラインで専門家のサポートが受けられるといったアフ
ターフォローも重要になるでしょう。
......................................................................................................
【HBMの視点】 次のステップは食生活改善を「継続」できるしくみ
......................................................................................................
■今回は、食品の基本的な栄養情報(データベース)を活用したサービスを
紹介しました。複雑な栄養情報に使いやすいアレンジを加えることで、日々
の食生活を見直し改善につなげるサービスです。
■食生活改善における次の課題は、「いかに続けることができるか」にある
とも言えます。継続をサポートする方法としては、家庭用の血糖値や血圧チ
ェック機器の活用や、健康チェックができる郵送健診サービスなどと組み合
わせて、定期的に改善効果を実感できるようなサービス展開も有効ではない
でしょうか。
───────────────────────────────────
【今回の注目事例】:食習慣改善のサポートサイト
~ 「食品データベース」の活用 ~
───────────────────────────────────
【「食品データベース」の活用を考える】
食品データベースとは、あらゆる食品の栄養素含有量をあらわす情報をさし
ます。具体的には、素材名や食品名をキーワード検索すると詳しい栄養成分
がわかるコンテンツで、糖尿病や肥満などの食事療法にはもちろん、健康な
食生活を目指す人には欠かせない情報といえます。
米国には、日々の食生活を気軽に見直し改善できる食品データベースを活用
したサービスが数多くあります。そこで今回は、オンラインで人気の高い食
品データベースを使った食生活改善サイト「NutritionData.com」と「Calo
rieKing.com」の2つを紹介します。
※参考
一般に食品データベースは、米国USDA(農務省)発行の「栄養成分(Nutri
ent Database)」、日本では科学技術省発行の「食品標準成分表」を基礎と
しています。
・Nutrient Database
http://www.nal.usda.gov/fnic/cgi-bin/nut_search.pl
・五訂 日本食品標準成分表
http://food.tokyo.jst.go.jp/
......................................................................................................
【事例1:NutritionData.com】 あらゆる食品を検索・分析・比較
......................................................................................................
■企業概要
・運営:Ronald B. Johnson(フィットネス・栄養専門家)
http://www.rjei.com/roncv.html
・URL: http://www.nutritiondata.com/index.html
・設立:2003年
・サービス概要:栄養データベース(約7,500点)検索システム提供
■注目点: 商品選びや栄養バランス見直しに役立つツール
同サイトのコンテンツでは、検索ツール「Nutrient Search Tool」と記録ペ
ージの「Pantry」の2つに注目できます。具体的には、以下のとおりです。
その1:「Nutrient Search Tool」複数商品を栄養素で比較できる
Nutrient Search Toolは、塩分・コレステロール・カルシウムなど自分の気
になる栄養素を多く(少なく)含む商品を検索できるツールです。塩分のも
っとも低いもの、コレステロールの低いもの、といった検索が可能です。
40種類の食品分類の中から、「カテゴリー(肉料理・おやつなど)」と「栄
養素」を選ぶだけで、含有量が少ない順(または多い順)に商品を表示しま
す。さらに、好みの商品をクリックして、複数メーカーの商品の栄養成分を
比較することもできます。
この検索ツールを使えば、日頃不足している栄養成分や、控えたい成分に関
して、複数の商品を比較して自分にあった商品を選べます。
・Nutrient Search Tool
http://www.nutritiondata.com/nutrient-search.html
その2:「Pantry」 1日の食事の栄養バランスがわかる
Pantryとは、自分が検索した食品を記録しておける個人ページ。例えば、自
分が1日に食べた食事内容をすべて記録してみると、栄養摂取量とともに
「栄養バランス」がわかります。自分だけのオリジナルのレシピを入力して
分析することも可能です。
NutritionData.comでは、肥満・糖尿病などの生活習慣病改善に必要な3大栄
養素(たんぱく質・糖質・脂質)の含有量をカラー図表(Caloric Ratio)
でわかりやすく表現しており、ユーザーの栄養バランスの見直しに役立ちま
す。
以上のように、NutritionData.comは、実際の商品ラベルを読まなくても、
オンラインで簡単に検索しながら、栄養知識を実際の食生活に活かすことが
できるサイトといえます。
......................................................................................................
【事例2:CalorieKing.com】 掲載食品2万点以上の人気ソフト
......................................................................................................
■企業概要
・運営:Family Health Network
・URL: http://www.calorieking.com/
・サービス概要:携帯端末・PC向け栄養管理ソフト販売、オンライン減量プ
ログラム($19.95 for 6 months)
■注目点: 加工品から外食メニューまで網羅
CalorieKingの栄養管理ソフトDiet Diary($19.95)は、食事日記をつけなが
ら、栄養バランスの分析・グラフ化しながら日々の食生活を改善するもので
す。
最大の注目点は、食事記録をつける際に選べる食品が約2万点と多い点です
。生鮮食品・加工品のほか、約150社に上る外食企業のメニューも含まれて
おり随時新しいデータベースが追加されています。
・Diet Diary
http://www.calorieking.com/handheld/
オンラインでサポート全般が受けられるほか、さらに運動管理もできる減量
プログラムOnline Diet Clubもあります。
CalorieKingは、特に、自宅で食事するだけでなく生活が不規則で、外食・
弁当などの多いユーザーの栄養管理に役立つソフトです。
今後は、日本でも栄養管理ソフトは増えると考えられますが、食品の種類を
充実はもちろん、オンラインで専門家のサポートが受けられるといったアフ
ターフォローも重要になるでしょう。
......................................................................................................
【HBMの視点】 次のステップは食生活改善を「継続」できるしくみ
......................................................................................................
■今回は、食品の基本的な栄養情報(データベース)を活用したサービスを
紹介しました。複雑な栄養情報に使いやすいアレンジを加えることで、日々
の食生活を見直し改善につなげるサービスです。
■食生活改善における次の課題は、「いかに続けることができるか」にある
とも言えます。継続をサポートする方法としては、家庭用の血糖値や血圧チ
ェック機器の活用や、健康チェックができる郵送健診サービスなどと組み合
わせて、定期的に改善効果を実感できるようなサービス展開も有効ではない
でしょうか。
───────────────────────────────────