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2007年海外健康ビジネスのトレンド予測より、注目キーワード紹介
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■2007年の注目キーワードは?

メタボリックシンドローム、デトックス、抗酸化、脳トレなど新しいキーワー
ドのもと、ヒット商品・サービスが生まれた2006年。ますます伸張する健
康マーケットですが、2007年はどのようなキーワードが考えられるでしょ
うか。

今号では、今後の健康ビジネストレンドを予想する上で参考になる、「海外の
2007年健康ビジネストレンド予測レポート」のエッセンスを紹介します。

紹介する2つのレポートは「食」及び「フィットネス」分野のもので、一部無
料で閲覧できます。これらのレポートは、健康ビジネストレンドを毎年占って
おり、世界的にみても信頼性があるレポートです。

レポート内はわかりやすく整理され、それぞれ10個のキーワードが紹介され
ています。


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レポートその1
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■レポート名:
Health And Nutrition Dominate Top 10 Consumer Package Goods Trends For
2007(健康関連食品の2007年の10のトレンド)

■URL:(ダイジェスト版が閲覧可能なページ)
http://www.amonline.com/article/article.jsp?id=17675&siteSection=1

■レポート企業:
Datamonitor社(1989年創立、英国調査コンサルティング企業として有名)

■同レポートが紹介する10のキーワード:

1)Calorie Burning Beverages(カロリー燃焼を促す飲料)

2)Satiety-Enhancing Foods & Drinks(満腹感を売りにする食品と飲料)

3)Make It Mobile(携帯型食品)

4)Local Sourcing of Ingredients(地元食材の人気上昇)

5)Kids' Food Gets Healthful(子供向けフードが、よりヘルシーに)

6)Antioxidants(抗酸化作用をもつ食品)

7)Immunity Boosting Foods & Drinks(免疫アップ食品)

8)"For One" Food & Drink Options(一人暮らしの人向け食品)

9)"Smart" Products and Packages(高機能、高性能をうたった食品)

10)"Better for You" Beer(健康志向ビール飲料)


■スポルツの注目キーワード

・2)の「満腹感を売りにする食品と飲料」

大手健康食品のネット販売企業「ケンコーコム」が、「2006年売れ筋健康
食品番付」を発表しましたが、その中でも東の大関に「チアシード」という満
腹感を得られる素材がランクしています。
http://www.kenko.com/company/pr/archives/2006/12/200606.html

同レポートでは、海外での商品例として以下の2つの商品を紹介しています。

※LightFull Satiety Smoothie:米国
http://www.lightfullfoods.com/smoothies/smoothies.php
1カロリー当たりの満腹感が他の商品と比べて高いことを数値で示して提案。

※Danone Shape Lasting Satisfaction Yogurt:英国
http://www.danoneshape.com/
満腹感がより「長く続く」ことを訴求。

両製品とも、fiber and protein(機能性食物繊維とプロテイン)を含み、飲料
やヨーグルトという日常食品に、「満腹感」という機能が付加されている点が
特徴です。

日本では今までこんにゃく、おからといった食品自体で満腹感を訴求する商品
が多かったですが、今後は上記2商品のように満腹感を高め、維持する「機能
性素材」を付加した一般食品に我々は可能性を感じています。


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レポートその2
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■レポート名:
Fitness Trend Predictions for 2007(2007年フィットネストレンド予測)

■URL:
http://www.acefitness.org/media/media_display.aspx?NewsID=263

■レポートを行った団体:
American Council on Exercise(米国運動協議会)

■同レポートが紹介する10のキーワード:

1)Expanded specialized fitness programming for older adults
(シニア特化のフィットネスプログラム)

2)Small-group training for all age groups
(全世代向けの小人数グループトレーニング)

3)A focus on youth programming
(子供にフォーカスしたプログラム)

4)Personal trainers taking a team approach
(専門家のチームアプローチ)

5)Simple, affordable options and alternatives for workouts
(シンプルかつ手ごろなワークアウト、例としてウォーキング)

6)Functional Fitness and Balance Training activities
(機能性フィットネスとバランストレーニング)

7)The mind and body connect for a complete health and fitness
experience
(完璧な健康とフィットネス経験のための心と体の結び付き)

8)The best in personal training from experts in the field holding an
accredited certification
(公認資格を保有したパーソナルトレーナーによるトレーニング)

9)Accountability and measurement-focused programming
("測定"にフォーカスしたプログラミング)

10)Time-efficient workouts for those with tight schedules
(忙しい人向けの時間効率よいワークアウトプログラム)


■スポルツの注目キーワード(1)

・8)の「パーソナルトレーナーの活用」

米国ではパーソナルトレーナーの活用が日本より進んでおり、パーソナルトレ
ーニング専用のスタジオを展開する急成長企業も現れています。

個人のダイエットや健康面の課題を整理し、動機を強め、継続を支援するパー
ソナルトレーナーに気軽に相談できる体制が日本でも望まれているとはいえな
いでしょうか。

※Fitness Together(パーソナルトレーニング専門施設をフランチャイズ企業)
http://www.fitnesstogether.com/
2006年に470スタジオであったのが、2008年には850スタジオに
なる勢いといいます。


■スポルツの注目キーワード(2)

・9)の「測定にフォーカスしたプログラミング」

本レポート内では、iPodやPDAなどの小型ポータブル機器にフィットネスプログ
ラムやビデオストリーミングなどのソフトをダウンロードするというオプショ
ンにも注目と記載されています。

昨年本メルマガでも、携帯端末向けフィットネスソフト提供する「PumpOne」社
を紹介しましたが、ポータブルで常時自分の健康のことを意識でき、実行が継
続できる様々なツールの開発が、日本でも期待できそうです。


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