携帯電話を使った健康ビジネス動向
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【先進事例分析】
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携帯電話を使った健康ビジネス動向
ー 国内と海外の最新事例を紹介 ー
心の健康、自分音を知る、動画配信といったユニークサービスも
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携帯電話を使った話題の健康サービス「au スマートスポーツ」がサービス
開始後約10か月で、会員数が50万人を超えたというニュースが先日ありま
したが、携帯電話を使った健康ビジネスは、今後注目したい領域です。
今年4月に本メルマガで携帯電話関連健康ビジネスを特集した際、
今後のキーワードとして、
・ライフウエア化
・パートナリングによるソフトビジネス化
・プラットフォーム化
という3つをあげました。
今回はこれらのキーワードのその後の変化と、
海外の携帯電話を使ったユニークな健康ビジネス事例を紹介します。
※バックナンバー「海外の携帯電話関連健康ビジネス動向」
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/219.html
.........................................................................................................
その後のキーワードの変化
.........................................................................................................
■ライフウエア化
ライフウエア化は、携帯電話が様々な健康測定機器の機能をもつことにより、
人々の健康生活の中により溶け込むことをさします。
ライフウエア化は海外より国内の方が進んでいます。NTTドコモが9月に
発表したウエルネスケータイ「SH706iw」では、歩数と脈拍が携帯電話を
使って測定できるようになりました。
※NTTドコモ、ウエルネスケータイ「SH706iw」
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080827_00.html
■パートナリングによるソフトビジネス化
パートナリングによるソフトビジネス化は、携帯電話会社と健康関連企業が
共同で新たなビジネスを作るというものです。
NTTドコモはオムロンヘルスケア、タニタと、auはアディダスと共同開発を
行っています。携帯電話を使って簡易に健康データを共有できることがまずは
狙いとなっていますが、今後は健康コンテンツ面(ソフト)での共同開発も
積極的に行われる可能性があるでしょう。
■プラットフォーム化
プラットフォーム化は、グーグルやマイクロソフトが手がけるビジネスモデル
で、健康記録と管理はすべてを無料にする代わりに広告で収益を上げるという
ものです。
NTTドコモがウエルネスプラットフォームを2008年7月に立ち上げまし
た。広告収益をあげるモデルではありませんが、健康機器メーカーからの
データを携帯電話を使ってデータベースセンターに蓄積し、一括管理ができ
ます。
※NTTドコモ「ウエルネスプラットフォーム」
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080715_00.html
.........................................................................................................
海外の注目事例
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以上3つのキーワードの最新動向をみました。次に海外の携帯電話ビジネスで
日本にはまだ少ないユニークなものを紹介します。
■心を意識したサービス
1)Verizon Wireless(通話エリア全米最大のキャリア)
・Stress Buster by AMA(月額:$2.99 )
日々のストレスチェックができる。また、ダイエットや健康テーマにそった
アドバイスを表示。
2)iPhone Apprications
・White Noise(月額:$0.99)
環境音アプリケーション。安眠&リラックスのためのサウンドを作成して聞く
ことができます。
・mind Wave(月額:$1.99)
瞑想用アプリ。ダイエット、禁煙、リラックスなどの目的に応じたモード設定
で、瞑想用オーディオ音を聞くことができます。
これらのように、食事・運動だけでなく、睡眠・ストレス関連のサービスが
スタートしています。
■自分音を利用したサービス
・Heart Monitor (Bluespark社)
携帯のマイクを活用して心拍を測定・記録するサービス。iPhone内蔵のマイク
かヘッドフォンの「マイク」を脈に当てることで測定できます。自分の
「体の声」を聞くことができるわけです。
■携帯向け健康動画配信サービス
・nexFIT
携帯電話にエクササイズ動画をダウンロード、ビデオを見ながらどこにいても
エクササイズできるサービス。各種携帯、iPodやPalm、スマートフォンで稼動
する。50種以上の運動から必要なものを組み合わせることができます。
http://www.mobilexware.com/nexfit/
.........................................................................................................
スポルツの視点
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■今回は3つのキーワードのその後の動向と、ユニーク海外サービスを紹介し
ました。
■12月に入って、世界最大の携帯電話会社ノキアの日本進出が決まりました。
ノキアは実証実験レベルながら、ウエルネス携帯を保有しており健康を切り口
に参入してくると思われます。環境変化が大きい分野だけに、今後も定期的に
その動向をお伝えしていきます。
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【先進事例分析】
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携帯電話を使った健康ビジネス動向
ー 国内と海外の最新事例を紹介 ー
心の健康、自分音を知る、動画配信といったユニークサービスも
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携帯電話を使った話題の健康サービス「au スマートスポーツ」がサービス
開始後約10か月で、会員数が50万人を超えたというニュースが先日ありま
したが、携帯電話を使った健康ビジネスは、今後注目したい領域です。
今年4月に本メルマガで携帯電話関連健康ビジネスを特集した際、
今後のキーワードとして、
・ライフウエア化
・パートナリングによるソフトビジネス化
・プラットフォーム化
という3つをあげました。
今回はこれらのキーワードのその後の変化と、
海外の携帯電話を使ったユニークな健康ビジネス事例を紹介します。
※バックナンバー「海外の携帯電話関連健康ビジネス動向」
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/219.html
.........................................................................................................
その後のキーワードの変化
.........................................................................................................
■ライフウエア化
ライフウエア化は、携帯電話が様々な健康測定機器の機能をもつことにより、
人々の健康生活の中により溶け込むことをさします。
ライフウエア化は海外より国内の方が進んでいます。NTTドコモが9月に
発表したウエルネスケータイ「SH706iw」では、歩数と脈拍が携帯電話を
使って測定できるようになりました。
※NTTドコモ、ウエルネスケータイ「SH706iw」
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080827_00.html
■パートナリングによるソフトビジネス化
パートナリングによるソフトビジネス化は、携帯電話会社と健康関連企業が
共同で新たなビジネスを作るというものです。
NTTドコモはオムロンヘルスケア、タニタと、auはアディダスと共同開発を
行っています。携帯電話を使って簡易に健康データを共有できることがまずは
狙いとなっていますが、今後は健康コンテンツ面(ソフト)での共同開発も
積極的に行われる可能性があるでしょう。
■プラットフォーム化
プラットフォーム化は、グーグルやマイクロソフトが手がけるビジネスモデル
で、健康記録と管理はすべてを無料にする代わりに広告で収益を上げるという
ものです。
NTTドコモがウエルネスプラットフォームを2008年7月に立ち上げまし
た。広告収益をあげるモデルではありませんが、健康機器メーカーからの
データを携帯電話を使ってデータベースセンターに蓄積し、一括管理ができ
ます。
※NTTドコモ「ウエルネスプラットフォーム」
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080715_00.html
.........................................................................................................
海外の注目事例
.........................................................................................................
以上3つのキーワードの最新動向をみました。次に海外の携帯電話ビジネスで
日本にはまだ少ないユニークなものを紹介します。
■心を意識したサービス
1)Verizon Wireless(通話エリア全米最大のキャリア)
・Stress Buster by AMA(月額:$2.99 )
日々のストレスチェックができる。また、ダイエットや健康テーマにそった
アドバイスを表示。
2)iPhone Apprications
・White Noise(月額:$0.99)
環境音アプリケーション。安眠&リラックスのためのサウンドを作成して聞く
ことができます。
・mind Wave(月額:$1.99)
瞑想用アプリ。ダイエット、禁煙、リラックスなどの目的に応じたモード設定
で、瞑想用オーディオ音を聞くことができます。
これらのように、食事・運動だけでなく、睡眠・ストレス関連のサービスが
スタートしています。
■自分音を利用したサービス
・Heart Monitor (Bluespark社)
携帯のマイクを活用して心拍を測定・記録するサービス。iPhone内蔵のマイク
かヘッドフォンの「マイク」を脈に当てることで測定できます。自分の
「体の声」を聞くことができるわけです。
■携帯向け健康動画配信サービス
・nexFIT
携帯電話にエクササイズ動画をダウンロード、ビデオを見ながらどこにいても
エクササイズできるサービス。各種携帯、iPodやPalm、スマートフォンで稼動
する。50種以上の運動から必要なものを組み合わせることができます。
http://www.mobilexware.com/nexfit/
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スポルツの視点
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■今回は3つのキーワードのその後の動向と、ユニーク海外サービスを紹介し
ました。
■12月に入って、世界最大の携帯電話会社ノキアの日本進出が決まりました。
ノキアは実証実験レベルながら、ウエルネス携帯を保有しており健康を切り口
に参入してくると思われます。環境変化が大きい分野だけに、今後も定期的に
その動向をお伝えしていきます。
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