健康系企業でのTwitter活用状況
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【先進事例分析】
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健康系企業でのTwitter活用状況
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Twitter(ツイッター)は、個人、企業が「つぶやき」を投稿することで、
新しいつながりが発生するコミュニケーション・サービス。
ツイッターの特長として、誰でもより気軽な会話ができるよう、
1回の記載が140文字に制限されている点があります。
企業側から見ればカジュアルなつぶやきにより、顧客に親近感をもって
もらいやすい点が特長です。
ツイッターは、2006年3月米国でスタート。Twitterに出資した、
デジタルガレージグループが、2008年4月から日本版を展開開始しています。
国内利用者は、2009年6月時点で約320万人(全世界では約1.1億人)。
男女比は、男性が72%、女性が28%。
年齢層は、35ー44歳の42%、45ー54歳の18%、25ー34歳の17%と続く
といわれています(Googleの統計より)。
現在ツイッターの活用は海外が日本より進んでいます。
今回は、本メルマガで紹介したいくつかの代表的な海外健康系企業の
ツイッターをみながらその活用状況を紹介します。
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ツイッターの基本要素
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まず、ツイッターの基本的な要素を整理しました。
例えば、ウエイトウォッチャーズ(ダイエットセンター最大)の
ツイッターのページを見てください。
http://twitter.com/weightwatchers
このページは、ウエイトウォッチャーズ社の管理者のつぶやきが
記載されています。基本としておさえておきたいのは、
右に記載されている「フォローしている」「フォローされている」と、
中央に記載がある「つぶやき一覧(タイムラインと呼ぶ)」です。
●フォローしている:
同サイトの管理者が常時チェックすると決めたツイッターサイトの数。
ブックマーク数と言い換えてもよいでしょう。
●フォローされている:
同サイトの管理者が他の人からブックマークされている数
といってよいでしょう。
●タイムライン(中央に掲載されているつぶやき一覧)
・1回のつぶやきは140文字以内。
・サイト管理者がつぶやいた内容と、サイト管理者がフォローしている人
のつぶやきがリアルタイムに表示される。
・サイト管理者はフォローしている人のつぶやきに対しては返信できる。
・フォローする人の数を増やせば、その分自分のページで表示される
つぶやきに変化があり、楽しめる。
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大手健康系企業でのツイッター活用事例
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では、ツイッターの基本要素をおさえた上で、海外の大手健康系企業の
ツイッター活用状況をみていきましょう。
※イメージを理解していただくためにも、
是非URLをクリックしながら進んでください。
事例1)ウエイトウォッチャーズ(ダイエットセンター最大手)
■ツイッターアドレス
http://twitter.com/weightwatchers
■開始:2009年10月
■タイムライン(つぶやき一覧)の内容
・最新記事や過去記事へのリンク紹介(約80%)
・管理者の個別つぶやき(約20%)
※「管理者の個別つぶやき」とは、管理者自身のつぶやきであったり、
そのサイト向けのつぶやきに対しての返答だったりする。単に告知情報
を流すだけではない「顧客とのコミュニケーション」をさします。
■つぶやき回数:127(累計)
■つぶやきの頻度
・1日3ー4回
■特長:
・リアルタイム性を生かした最新情報の紹介。
・管理者の個別つぶやきは少なめ。
事例2)eDiets(ネットプログラム最大手)
■ツイッターアドレス
http://twitter.com/ediets
■開始:2007年10月
■タイムライン(つぶやき一覧)の内容
・最新記事や自社販売ページへのリンク(約95%)
・管理者の個別つぶやき(約5%)
■つぶやき回数:709回(累計)
■つぶやきの頻度:1日3ー4回
■特長:
・リアルタイム性を生かした最新情報と、販売ページの紹介。
・管理者の個別つぶやきは少なめ。
事例3)EverydayHealth(健康ポータル最大手)
■ツイッターアドレス
http://twitter.com/everydayhealth
■開始:2008年11月
■タイムライン(つぶやき一覧)の内容
・最新記事へのリンク(約10%)
・管理者の個別つぶやき(約90%)
■つぶやき回数:561回(累計)
■つぶやきの頻度:1日10ー15回
■特長:
・管理者の個別つぶやきが約90%と他と比べ多い。
・積極的な顧客とのコミュニケーションを行っている。
(例えば、EverydayHealthに対してつぶやいてくれた人への
励ましやお礼、つぶやきの引用など)
事例4)Nutrisystem(ダイエット食品の通信販売最大手)
■ツイッターアドレス
http://twitter.com/Nutrisystem
■開始:2008年6月
■タイムライン(つぶやき一覧)の内容
・最新記事、販売ページへのリンク紹介(約50%)
・管理者の個別つぶやき(約50%)
■つぶやき回数:181回(累計)
■つぶやきの頻度:1日2ー3回
■特長:
・リアルタイム性を生かした最新情報と、販売ページの紹介。
・管理者の個別つぶやきも積極的に行う。
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健康系企業でのツイッター活用の現状と今後の期待
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■海外では事例1)から事例4)のように、ツイッターのリアルタイム性を
生かした「最新情報の告知」、「フレンドリーな顧客コミュニケーション」
という活用が進んでいます。
■また、海外では健康機器で測定したデータを自動でつぶやくことで、
健康行動の動機付け・継続支援に結びつく事例がでてきています。
例:体重計:Withings Body Scale (フランスの健康機器メーカー)
http://www.withings.com/
体重データを自動でツイッターに投稿できる。
■一方日本では携帯電話を活用し自分で入力した健康データをつぶやく
ことができるしくみが出始めており、健康行動を継続させる一つのツール
としての研究が始まったといえるでしょう。
■そうした背景には、ツイッターの基本機能を外部企業が使えるように
API(アプリケーションプログラミングインターフェイス)を公開
している点があります。そのため健康測定機器との連動、ブログとの連動、
画像サービスとの連動など幅広い連動が可能になっています。
■ツイッターの特長として140文字以内で、気軽に本音でつぶやく
という点があります。ダイエットの場合、ストレス面での管理がポイント
になりますが、そのはけ口としてツイッターを活用し、その内容をチーム
でフォローしあい返信するような継続支援のしくみも一つの方向性として
考えられないでしょうか。
■本音も得やすいという点でいえば、自社の商品サービスに対するニーズ
を把握する一つのツールとしても考えられます。(パソコンメーカーのデル社
は数多くのつぶやきを分析し、商品開発に活用しているといいます)
■健康記録が蓄積され新しい価値づくりが今後のテーマになると、
スポルツでは考えていますが、今後ツイッターの利用者が増えれば、
新しい蓄積の形として成り立ち、体重・食事・運動などのデータを
集計し分析し提案することも一つの未来形と考えられます。
■今後もツイッター利用者人口の推移、健康分野での活用法を注意深く
ウォッチしていきます。
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【先進事例分析】
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健康系企業でのTwitter活用状況
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Twitter(ツイッター)は、個人、企業が「つぶやき」を投稿することで、
新しいつながりが発生するコミュニケーション・サービス。
ツイッターの特長として、誰でもより気軽な会話ができるよう、
1回の記載が140文字に制限されている点があります。
企業側から見ればカジュアルなつぶやきにより、顧客に親近感をもって
もらいやすい点が特長です。
ツイッターは、2006年3月米国でスタート。Twitterに出資した、
デジタルガレージグループが、2008年4月から日本版を展開開始しています。
国内利用者は、2009年6月時点で約320万人(全世界では約1.1億人)。
男女比は、男性が72%、女性が28%。
年齢層は、35ー44歳の42%、45ー54歳の18%、25ー34歳の17%と続く
といわれています(Googleの統計より)。
現在ツイッターの活用は海外が日本より進んでいます。
今回は、本メルマガで紹介したいくつかの代表的な海外健康系企業の
ツイッターをみながらその活用状況を紹介します。
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ツイッターの基本要素
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まず、ツイッターの基本的な要素を整理しました。
例えば、ウエイトウォッチャーズ(ダイエットセンター最大)の
ツイッターのページを見てください。
http://twitter.com/weightwatchers
このページは、ウエイトウォッチャーズ社の管理者のつぶやきが
記載されています。基本としておさえておきたいのは、
右に記載されている「フォローしている」「フォローされている」と、
中央に記載がある「つぶやき一覧(タイムラインと呼ぶ)」です。
●フォローしている:
同サイトの管理者が常時チェックすると決めたツイッターサイトの数。
ブックマーク数と言い換えてもよいでしょう。
●フォローされている:
同サイトの管理者が他の人からブックマークされている数
といってよいでしょう。
●タイムライン(中央に掲載されているつぶやき一覧)
・1回のつぶやきは140文字以内。
・サイト管理者がつぶやいた内容と、サイト管理者がフォローしている人
のつぶやきがリアルタイムに表示される。
・サイト管理者はフォローしている人のつぶやきに対しては返信できる。
・フォローする人の数を増やせば、その分自分のページで表示される
つぶやきに変化があり、楽しめる。
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大手健康系企業でのツイッター活用事例
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では、ツイッターの基本要素をおさえた上で、海外の大手健康系企業の
ツイッター活用状況をみていきましょう。
※イメージを理解していただくためにも、
是非URLをクリックしながら進んでください。
事例1)ウエイトウォッチャーズ(ダイエットセンター最大手)
■ツイッターアドレス
http://twitter.com/weightwatchers
■開始:2009年10月
■タイムライン(つぶやき一覧)の内容
・最新記事や過去記事へのリンク紹介(約80%)
・管理者の個別つぶやき(約20%)
※「管理者の個別つぶやき」とは、管理者自身のつぶやきであったり、
そのサイト向けのつぶやきに対しての返答だったりする。単に告知情報
を流すだけではない「顧客とのコミュニケーション」をさします。
■つぶやき回数:127(累計)
■つぶやきの頻度
・1日3ー4回
■特長:
・リアルタイム性を生かした最新情報の紹介。
・管理者の個別つぶやきは少なめ。
事例2)eDiets(ネットプログラム最大手)
■ツイッターアドレス
http://twitter.com/ediets
■開始:2007年10月
■タイムライン(つぶやき一覧)の内容
・最新記事や自社販売ページへのリンク(約95%)
・管理者の個別つぶやき(約5%)
■つぶやき回数:709回(累計)
■つぶやきの頻度:1日3ー4回
■特長:
・リアルタイム性を生かした最新情報と、販売ページの紹介。
・管理者の個別つぶやきは少なめ。
事例3)EverydayHealth(健康ポータル最大手)
■ツイッターアドレス
http://twitter.com/everydayhealth
■開始:2008年11月
■タイムライン(つぶやき一覧)の内容
・最新記事へのリンク(約10%)
・管理者の個別つぶやき(約90%)
■つぶやき回数:561回(累計)
■つぶやきの頻度:1日10ー15回
■特長:
・管理者の個別つぶやきが約90%と他と比べ多い。
・積極的な顧客とのコミュニケーションを行っている。
(例えば、EverydayHealthに対してつぶやいてくれた人への
励ましやお礼、つぶやきの引用など)
事例4)Nutrisystem(ダイエット食品の通信販売最大手)
■ツイッターアドレス
http://twitter.com/Nutrisystem
■開始:2008年6月
■タイムライン(つぶやき一覧)の内容
・最新記事、販売ページへのリンク紹介(約50%)
・管理者の個別つぶやき(約50%)
■つぶやき回数:181回(累計)
■つぶやきの頻度:1日2ー3回
■特長:
・リアルタイム性を生かした最新情報と、販売ページの紹介。
・管理者の個別つぶやきも積極的に行う。
.........................................................................................................
健康系企業でのツイッター活用の現状と今後の期待
.........................................................................................................
■海外では事例1)から事例4)のように、ツイッターのリアルタイム性を
生かした「最新情報の告知」、「フレンドリーな顧客コミュニケーション」
という活用が進んでいます。
■また、海外では健康機器で測定したデータを自動でつぶやくことで、
健康行動の動機付け・継続支援に結びつく事例がでてきています。
例:体重計:Withings Body Scale (フランスの健康機器メーカー)
http://www.withings.com/
体重データを自動でツイッターに投稿できる。
■一方日本では携帯電話を活用し自分で入力した健康データをつぶやく
ことができるしくみが出始めており、健康行動を継続させる一つのツール
としての研究が始まったといえるでしょう。
■そうした背景には、ツイッターの基本機能を外部企業が使えるように
API(アプリケーションプログラミングインターフェイス)を公開
している点があります。そのため健康測定機器との連動、ブログとの連動、
画像サービスとの連動など幅広い連動が可能になっています。
■ツイッターの特長として140文字以内で、気軽に本音でつぶやく
という点があります。ダイエットの場合、ストレス面での管理がポイント
になりますが、そのはけ口としてツイッターを活用し、その内容をチーム
でフォローしあい返信するような継続支援のしくみも一つの方向性として
考えられないでしょうか。
■本音も得やすいという点でいえば、自社の商品サービスに対するニーズ
を把握する一つのツールとしても考えられます。(パソコンメーカーのデル社
は数多くのつぶやきを分析し、商品開発に活用しているといいます)
■健康記録が蓄積され新しい価値づくりが今後のテーマになると、
スポルツでは考えていますが、今後ツイッターの利用者が増えれば、
新しい蓄積の形として成り立ち、体重・食事・運動などのデータを
集計し分析し提案することも一つの未来形と考えられます。
■今後もツイッター利用者人口の推移、健康分野での活用法を注意深く
ウォッチしていきます。
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