食品の継続利用率向上に貢献する「サービス」の注目事例
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食品の継続利用率向上に貢献する「サービス」の注目事例
ー 4分類でのサービス事例を紹介、継続ドライバという考え方 ー
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食品の継続利用率向上に貢献する「サービス」の注目事例
───────────────────────────────────
健康食品のビジネスは継続率が収益に直結するビジネスです。
そのため顧客との関係を維持し、継続率を高める様々な工夫が求められます。
今回は、継続率を高めるための食品に付加されるサービスに注目。
米国の「健康食品+サービス」を4分野から紹介。サービス提供のパターン
を整理することで、サービス展開の方向性を考えます。
事例紹介の4分野は、下記です。
1.ダイエット食品通販系サービス
2.ダイエットネットプログラム系サービス
3.ダイエットセンター系サービス
4.流通系サービス
───────────────────────────────────
1.ダイエット食品通販系サービス
───────────────────────────────────
米国ではダイエット食品(レトルト、冷凍食品、バー、シェイクなど)は、
1.7兆円の市場規模とも言われ、様々な商品が販売されるとともに、
継続率向上対策として、サービスを充実させています。
代表企業である、ニュートリシステム社、メディファスト社ともに、
ダイエットセンターを独自に運営し、そこでのノウハウを電話カウンセリング
に活かしています。
■代表事例紹介:NutriSystem(ニュートリシステム社)
・設立:1972年
・URL:http://www.nutrisystem.com/index.jsp
・売上:527億円(2009年)
・概要:個別カウンセリング付きのダイエット食品を提供することで、
目標体重に到達することを支援する
・提供サービス
ー電話カウンセリング
ーハンドブック(ダイエット中の心の持ち方や継続の心構え)
ー運動DVD
ー会員サイト(コミュニティ、日々のサイトメッセージ、メルマガ、日記帳)
・サービスの特長
同社のサービスの最大の特長は電話カウンセリングです。専属のカウンセリン
グチームを保有しており、単なる栄養指導でなく、継続のための励ましや賞賛
が行われます。同社はダイエットセンターの買収も行っており、そこでの対面
カウンセリングノウハウを電話カウンセリングへ応用しています。
※参考バックナンバー
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/226.html
■その他サービスを活用するダイエット食品企業
・Medifast
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/223.html
・HMR
http://www.hmrprogram.com/
電話カウンセリングとネットツールを提供している。
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2.ダイエットネットプログラム系サービス
───────────────────────────────────
ダイエットネットプログラム系は、ネットを使ったダイエットプログラムを
基本サービスとし、同時にプログラムに適合するダイエット食品も販売して
います。
eDietsとSouth Beach Dietがその代表企業です。
■代表事例紹介:eDiets.com(イーダイエッツ社)
・設立:1997年
・URL:http://www.ediets.com/
・売上:18億円(2009年)
・提供サービス:様々なダイエットプログラムから選べ、ダイエット宅配食を
販売している
・サービスの特長
ーライフスタイルにあったプログラム提案
(プロフィール、食生活状況などを入力すると1週間ごとのミールプランを
提案)
ーメンタープログラム
(プログラムを8週間以上継続した実績などがあるとメンターとして活動でき
会員更新費が無料になる。また、ダイエットを継続できている体験を初心者
に教えることで「自分自身のダイエットが継続できる強い動機」になって
いる)
※参考バックナンバー
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/204.html
■その他企業、参考情報
・South Beach Diet
「South Beach Diet」は炭水化物を避け、余分な脂肪を摂取しない「体によい
食べ方」を提唱したベストセラー本。書籍と連動させた食品は、2004年
以降、Kraft社が「South Beach Diet」ブランドの食品販売を行っている。
サービスとしては、書籍と連動させたウエブサイトが、Waterfront Media社に
より運営されている。
http://brands.kraftfoods.com/SouthBeachLiving/sbl/
http://www.southbeachdiet.com/
───────────────────────────────────
3.ダイエットセンター系サービス
───────────────────────────────────
ダイエットセンターは、ダイエットのノウハウを学び・共有する場ですが、
その中で食品とサービスを連動させたサービスが展開されています。
最大手のウエイトウォッチャーズ、第2位のジェニークレイグともに食品と
サービスを連動させて販売しています。特にジェニークレイグの親会社は大手
食品会社のネスレ社となっており、食品とサービスが連動する形を目指して
います。
■代表事例紹介:Jenny Craig(ジェニークレイグ社)
・設立:1983年
・URL:http://www.jennycraig.com/
・売上:330億円(2006年)
・提供サービス
ー個別コンサルティング(カウンセリング)
ーDVDツール(ストレスコントロール)
ーウエブサイト
ーエクササイズキット
・サービスの特長:個別コンサルテーション
ーコンサルタントが1週間のふりかえりを行い、翌週のプランをたてることを
サポート
ー翌週に旅行や外食の計画がある場合、それにどう対応するかをアドバイス
ーモチベーションの向上と、セルフモニタリングの支援を行う
ー成功点をほめ、顧客のセルフエフィカシーを高めることを支援する
ーセルフエフィカシーを高めることをダイエット成功の最大のポイントとする
※参考バックナンバー
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/178.html
■その他企業、参考情報
・Weight Watchers
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/222.html
───────────────────────────────────
4.流通系サービス
───────────────────────────────────
流通系は、ドラッグストアや自然食品店のことで店舗及びウエブサイトを
通じてサービスも提供しています。米国では、Walgreen、Rite Aid、
WholeFoodsなどがその代表となります。
■代表事例:Walgreen(ウォルグリーン社)
・設立:1901年
・URL:http://www.walgreens.com/
・売上:63,335億円(2009年)
・提供サービス
ーオンラインツール(健康アドバイス、体験者の声)
ー店舗でのカウンセリング
・サービス特長
オンラインツールでは、様々なアセスメントによる健康づくりアドバイスが
得られる。Lifestyle and Condition Assessmentsでは、ライフスタイルと
病状に対するチェックとアドバイスを行う。(ライフスタイルは、燃え尽き
症候群、ダイエット、メンタルヘルス、睡眠、ストレス、ワークライフ
バランスに分かれる)
また、Health Corner TVというページでは「Real Stories(患者インタ
ビュー)」を掲載し、体験者の声から解決のヒントがつかめる工夫をして
いる。
※参考サイト
http://www.walgreens.com/marketing/library/healthrisk/default.jsp
http://healthcorner.walgreens.com/
■その他企業、参考情報
・Rite Aid
http://www.riteaid.com/
・WholeFoods
http://www.wholefoodsmarket.com/
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スポルツの視点
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■今回は、米国の食品の継続利用率向上に貢献する「サービス」事例として、
代表的なものを紹介しました。今回調べた合計10の事例をみたところ、
下記のサービスに分類ができます。
・ネットサービス
ーコミュニティ
ー知識(DVD、ハンドブック、メニューなど含む)
ー記録
ーミールプラン
・人的サービス
ーカウンセリング
ーメンタリング
ーミーティング(教室)
■スポルツではこのような継続支援技術を10に分類し、継続ドライバと
呼んでいます。
・継続ドライバ
http://www.sportz.co.jp/service/continuous_01.pdf
今回の事例は10の継続ドライバの中の、
・交流
・ヘルスコミュニケーション(カウンセリング、メンタリング)
・ビジュアルモニタリング
・ヘルスナレッジ
・パーソナライズ
を使っている事例です。
■スポルツでは、継続ドライバの中の「ヘルスコミュニケーション」に注目
しています。今までの健康づくりは一人で考えて行うものでしたが、今後は
その前提をかえ、パートナーといっしょに、共同で行うものに考え方が変わっ
ていく可能性を感じています。
■日本でも、健康食品の継続利用は大きなテーマであり、海外の継続支援
サービスには、様々なヒントがあるはずです。次回のメルマガでは、日米比較
と今後の可能性を考える予定です。
※本号の編集協力:株式会社グローバルニュートリショングループ
http://www.global-nutrition.co.jp/
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食品の継続利用率向上に貢献する「サービス」の注目事例
ー 4分類でのサービス事例を紹介、継続ドライバという考え方 ー
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食品の継続利用率向上に貢献する「サービス」の注目事例
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健康食品のビジネスは継続率が収益に直結するビジネスです。
そのため顧客との関係を維持し、継続率を高める様々な工夫が求められます。
今回は、継続率を高めるための食品に付加されるサービスに注目。
米国の「健康食品+サービス」を4分野から紹介。サービス提供のパターン
を整理することで、サービス展開の方向性を考えます。
事例紹介の4分野は、下記です。
1.ダイエット食品通販系サービス
2.ダイエットネットプログラム系サービス
3.ダイエットセンター系サービス
4.流通系サービス
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1.ダイエット食品通販系サービス
───────────────────────────────────
米国ではダイエット食品(レトルト、冷凍食品、バー、シェイクなど)は、
1.7兆円の市場規模とも言われ、様々な商品が販売されるとともに、
継続率向上対策として、サービスを充実させています。
代表企業である、ニュートリシステム社、メディファスト社ともに、
ダイエットセンターを独自に運営し、そこでのノウハウを電話カウンセリング
に活かしています。
■代表事例紹介:NutriSystem(ニュートリシステム社)
・設立:1972年
・URL:http://www.nutrisystem.com/index.jsp
・売上:527億円(2009年)
・概要:個別カウンセリング付きのダイエット食品を提供することで、
目標体重に到達することを支援する
・提供サービス
ー電話カウンセリング
ーハンドブック(ダイエット中の心の持ち方や継続の心構え)
ー運動DVD
ー会員サイト(コミュニティ、日々のサイトメッセージ、メルマガ、日記帳)
・サービスの特長
同社のサービスの最大の特長は電話カウンセリングです。専属のカウンセリン
グチームを保有しており、単なる栄養指導でなく、継続のための励ましや賞賛
が行われます。同社はダイエットセンターの買収も行っており、そこでの対面
カウンセリングノウハウを電話カウンセリングへ応用しています。
※参考バックナンバー
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/226.html
■その他サービスを活用するダイエット食品企業
・Medifast
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/223.html
・HMR
http://www.hmrprogram.com/
電話カウンセリングとネットツールを提供している。
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2.ダイエットネットプログラム系サービス
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ダイエットネットプログラム系は、ネットを使ったダイエットプログラムを
基本サービスとし、同時にプログラムに適合するダイエット食品も販売して
います。
eDietsとSouth Beach Dietがその代表企業です。
■代表事例紹介:eDiets.com(イーダイエッツ社)
・設立:1997年
・URL:http://www.ediets.com/
・売上:18億円(2009年)
・提供サービス:様々なダイエットプログラムから選べ、ダイエット宅配食を
販売している
・サービスの特長
ーライフスタイルにあったプログラム提案
(プロフィール、食生活状況などを入力すると1週間ごとのミールプランを
提案)
ーメンタープログラム
(プログラムを8週間以上継続した実績などがあるとメンターとして活動でき
会員更新費が無料になる。また、ダイエットを継続できている体験を初心者
に教えることで「自分自身のダイエットが継続できる強い動機」になって
いる)
※参考バックナンバー
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/204.html
■その他企業、参考情報
・South Beach Diet
「South Beach Diet」は炭水化物を避け、余分な脂肪を摂取しない「体によい
食べ方」を提唱したベストセラー本。書籍と連動させた食品は、2004年
以降、Kraft社が「South Beach Diet」ブランドの食品販売を行っている。
サービスとしては、書籍と連動させたウエブサイトが、Waterfront Media社に
より運営されている。
http://brands.kraftfoods.com/SouthBeachLiving/sbl/
http://www.southbeachdiet.com/
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3.ダイエットセンター系サービス
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ダイエットセンターは、ダイエットのノウハウを学び・共有する場ですが、
その中で食品とサービスを連動させたサービスが展開されています。
最大手のウエイトウォッチャーズ、第2位のジェニークレイグともに食品と
サービスを連動させて販売しています。特にジェニークレイグの親会社は大手
食品会社のネスレ社となっており、食品とサービスが連動する形を目指して
います。
■代表事例紹介:Jenny Craig(ジェニークレイグ社)
・設立:1983年
・URL:http://www.jennycraig.com/
・売上:330億円(2006年)
・提供サービス
ー個別コンサルティング(カウンセリング)
ーDVDツール(ストレスコントロール)
ーウエブサイト
ーエクササイズキット
・サービスの特長:個別コンサルテーション
ーコンサルタントが1週間のふりかえりを行い、翌週のプランをたてることを
サポート
ー翌週に旅行や外食の計画がある場合、それにどう対応するかをアドバイス
ーモチベーションの向上と、セルフモニタリングの支援を行う
ー成功点をほめ、顧客のセルフエフィカシーを高めることを支援する
ーセルフエフィカシーを高めることをダイエット成功の最大のポイントとする
※参考バックナンバー
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/178.html
■その他企業、参考情報
・Weight Watchers
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/222.html
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4.流通系サービス
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流通系は、ドラッグストアや自然食品店のことで店舗及びウエブサイトを
通じてサービスも提供しています。米国では、Walgreen、Rite Aid、
WholeFoodsなどがその代表となります。
■代表事例:Walgreen(ウォルグリーン社)
・設立:1901年
・URL:http://www.walgreens.com/
・売上:63,335億円(2009年)
・提供サービス
ーオンラインツール(健康アドバイス、体験者の声)
ー店舗でのカウンセリング
・サービス特長
オンラインツールでは、様々なアセスメントによる健康づくりアドバイスが
得られる。Lifestyle and Condition Assessmentsでは、ライフスタイルと
病状に対するチェックとアドバイスを行う。(ライフスタイルは、燃え尽き
症候群、ダイエット、メンタルヘルス、睡眠、ストレス、ワークライフ
バランスに分かれる)
また、Health Corner TVというページでは「Real Stories(患者インタ
ビュー)」を掲載し、体験者の声から解決のヒントがつかめる工夫をして
いる。
※参考サイト
http://www.walgreens.com/marketing/library/healthrisk/default.jsp
http://healthcorner.walgreens.com/
■その他企業、参考情報
・Rite Aid
http://www.riteaid.com/
・WholeFoods
http://www.wholefoodsmarket.com/
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スポルツの視点
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■今回は、米国の食品の継続利用率向上に貢献する「サービス」事例として、
代表的なものを紹介しました。今回調べた合計10の事例をみたところ、
下記のサービスに分類ができます。
・ネットサービス
ーコミュニティ
ー知識(DVD、ハンドブック、メニューなど含む)
ー記録
ーミールプラン
・人的サービス
ーカウンセリング
ーメンタリング
ーミーティング(教室)
■スポルツではこのような継続支援技術を10に分類し、継続ドライバと
呼んでいます。
・継続ドライバ
http://www.sportz.co.jp/service/continuous_01.pdf
今回の事例は10の継続ドライバの中の、
・交流
・ヘルスコミュニケーション(カウンセリング、メンタリング)
・ビジュアルモニタリング
・ヘルスナレッジ
・パーソナライズ
を使っている事例です。
■スポルツでは、継続ドライバの中の「ヘルスコミュニケーション」に注目
しています。今までの健康づくりは一人で考えて行うものでしたが、今後は
その前提をかえ、パートナーといっしょに、共同で行うものに考え方が変わっ
ていく可能性を感じています。
■日本でも、健康食品の継続利用は大きなテーマであり、海外の継続支援
サービスには、様々なヒントがあるはずです。次回のメルマガでは、日米比較
と今後の可能性を考える予定です。
※本号の編集協力:株式会社グローバルニュートリショングループ
http://www.global-nutrition.co.jp/
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