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●ビジネスモデル事例 【Outdoorhealth.com】

~アウトドアと健康の総合情報サイト~
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 医療・健康のコンテンツ販売企業adam.com(NASDAQ上場)が、アウト
ドアと健康に関する新しいサイト「Outdoorhealth.com」を立ち上げました。
同社は現在、消費者向け健康コンテンツやライブラリ、ツールなどを、
Yahoo!Health、Healtheon/WebMD、Merck-Medcoなどの大手サイトへ提供
しています。今回オープンした「Outdoorhealth.com」では、キャンプ、
登山、釣りなど様々なシーンでの応急手当からけがの予防までの実用性
の高いコンテンツを提供しています。このアウトドア先進国ならではの
ユニークな切り口のサイトには、様々なビジネス展開の可能性がありそ
うです。


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【サイトの概要】 主な収益源は、広告費と商品販売手数料
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サイトの概要は以下のとおりです。
■サイト名:Outdoorhealth.com
■サイトアドレス:http://www.outdoorhealth.com
■ビジネス対象タイプ:B-C
■設立:2000年7月
   (運営会社adam.comの設立は1990年、同社のサイトオープンは1999年)
■収益源:
1.アウトドア関連企業からの広告料収入
2.関連商品販売企業と提携し、商品が売れた時の販売手数料収入

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【コンテンツ概要】 アウトドア志向のユーザーに役立つ健康情報が満載
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Outdoorhealth.comは、アウトドアに関連する詳細な健康・医療の知識を
提供することを目的としたサイトです。特に、野外での熱射病から植物
アレルギーまでの病気の予防や手当の解説は、一般の医療情報サイトには
ない充実ぶりです。また、応急手当のトピックにおいては、人口呼吸から
山岳地帯での患者搬送手配の知識まで詳細情報を提供しています。その他に、
スポーツ・アウトドア分野の医療専門家によるQ&Aで、ユーザーとの
コミュニケーションの場も設けています。

<主なコンテンツ>
■first aid & emergency care (応急手当に関する情報)
■symptoms (部位別・症状別の痛みの対処)
■major medical concerns(アウトドアに関連する病気・けがなどの医療情報)
■minor medical concerns (その他の医療情報)
■environment-related concerns(自然環境と身体の健康について)
■injury & illness prevention(けが・病気の予防策)
■activity-related concerns(アクティビティ種別ごとの健康情報)
■Q&A of the week (専門家へのQ&A)


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【日本での可能性】
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ライフスタイルと健康を絡ませたサイト

■サイト構築にあたってのターゲットの設定要素としては、世代(年齢・
性別)、居住地域、健康テーマ(ダイエット、生活習慣病、具体的病名など)、
購入経験、購入者(使用者)、インターネット利用率、インターネットへ
の接続方法(パソコン、携帯電話など)などがよく用いられますが、同サイト
のように「消費者の趣味(ライフスタイル)」という視点で、健康がどのよう
に関係していくかを考えたサイト構築の考え方は参考になります。

■同サイトをヒントに以下のようなライフスタイルと健康を絡ませたサイト
も可能性があるのではないでしょうか?
・「住まいと健康」サイト
・「旅行と健康」サイト
・「テレビゲームと健康」サイト
・「残業と健康」サイト
・「海水浴と健康」サイト
・「性と健康」サイト
・「ファッションと健康」サイト
・「インターネット利用と健康」サイト
・「スポーツと健康」サイト

■上記のような「ライフスタイル+健康」サイトを構築する場合のポイント
はコンテンツをできる限り幅広く、早く獲得してサイトを構築することに
なります。従って、今後は日本でもadam.comのような医療・健康のコンテ
ンツ販売企業が出てきてもおかしくありません。

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