モバイルヘルスケアサービスのトレンド
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【特集】モバイルヘルスケアサービスのトレンド
・モバイルヘルスケアの新たな分類
・トレンドキーワード
・ユニーク事例の紹介
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モバイルヘルスケアサービスは、携帯電話を使って健康づくりを行う
サービスのこと。
2010年に入り、スマートフォン市場が拡大しており、
それに伴い健康サービス(アプリケーション)が広がっています。
そこで今回は、モバイルヘルスケアサービス(アプリケーション)の
最新トレンドをお届けします。
※参考バックナンバー
・モバイルヘルスケアサービスの最新事例(2009年10月9日)
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/250.html
・携帯電話を使った健康ビジネス動向(2008年12月5日)
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/233.html
・「海外の携帯電話関連健康ビジネス動向」(2008年4月8日)
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/219.html
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モバイルヘルスケアの新たな分類
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モバイルヘルスケアのサービスは、スマートフォンの登場により
・ケータイ系サービス(携帯キャリア、公式コンテンツのサービス)
・スマートフォン系サービス(iPhoneやブラックベリーのアプリケーション)
という2つの分類が可能になりました。
「ケータイ系サービス」は、端末機能・技術の進化に伴い端末機能と連動し、
様々なコンテンツを提供する「総合型サービス」が中心といえます。
これは、PC向けサービスが先行した後、同じ内容をケータイのユーザーに
向けて提供した背景やPCとの連動サービスなど、PCの存在が大きく影響
しています。
一方、iPhoneを代表とする「スマートフォン系サービス」では、
スマートフォンの機能をフルに活用し、テーマを絞った「特化型サービス」
が多く提供されています。スマートフォンならではの「使い方」「世界観」
での提供が多く、PCでの補完や連動などはあまり見られません。
このように、モバイルヘルスケアサービスでは、ケータイ系サービスと
スマートフォン系サービスそれぞれ違った特性があります。
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2つのモバイルヘルスケアに共通するトレンドキーワード
───────────────────────────────────
今回スポルツでは、
「ケータイ系サービス」として、
携帯キャリアの独自サービスとNTTドコモの公式コンテンツ、
「スマートフォン系サービス」として、
iPhoneのアプリケーション、ブラックベリーアプリケーション
それぞれの売れ筋をチェックしました。
その中でモバイルヘルスケアサービス全体に共通するキーワード
として下記があります。
■必然性のあるテーマ
必然性のあるテーマは、日常生活の中で必ずその利用シーンがあるテーマの
こと。
例:生理管理(ルナルナ 女性の医学)
http://pc.lnln.jp/PC/
生理という必然性がある健康テーマにフォーカスし、記録管理機能が充実して
いる。ドコモの公式コンテンツ「女性の健康」では、1位が「ルナルナ 女性の
医学」2位が「お悩み@女性の医学」3位が「オンナの性相談室」ともに生理
をテーマにしたサイトになっている。
例:睡眠(Sleep Cycle alarm clock)
http://itunes.apple.com/jp/app/sleep-cycle-alarm-clock/id320606217?mt=8#
睡眠という必然性が高いテーマで、睡眠記録ができるだけでなく、
眠りが浅くなった時に起こしてくれるアプリケーション。その他、
寝るシーンで使える音楽のアプリケーションも含め、睡眠をテーマに
数多くアプリケーションが開発されている。
■モバイルヘルスケアならではのエンターテイメント性
携帯電話(スマートフォン)自体を使って楽しく健康測定をするもの。
例:フォームチェックアプリ(au Smart Sports「Golf」)
http://www.au.kddi.com/sports/service/golf/
プロによるゴルフレッスンコラムやムービーが見れるだけでなく、
アプリを使った実践型のレッスンで手軽にゴルフが上達できるサイト。
「フォームチェックアプリ」では、携帯電話のカメラを使ってゴルフクラブ
の持ち方、スイングするときの立ち方、スイングフォームを撮影し、
プロのお手本と比較できる。
例:体力チェック(NTTドコモ iBodymo)
http://www.nttdocomo.co.jp/service/customize/ibodymo/function/
携帯電話を活用し、普段の生活を通じて健康への気付きと行動を楽しく
アシストする健康応援サービス。
「体力チェック」では、携帯電話を持って体を動かすことで柔軟性や敏捷性
などを測定し、消費カロリーや得点を表示、記録できる。
※参考
・NTTドコモの公式コンテンツ「健康」
http://imode-press.jp/imode/top/sitelist/03page703.htm
・アイフォンのアプリケーション「健康&フィットネス」
http://itunes.apple.com/jp/genre/mobile-software-applications/id6013?mt=8
・ブラックベリーアプリケーション
http://appworld.blackberry.com/webstore/category/61
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ユニーク事例の紹介
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次に今回調べた中から、今までに少なかったユニークなサービスをいくつか
紹介します。
■気づき、気軽な健康行動を促す
・NTTドコモ iBodymo
http://www.nttdocomo.co.jp/service/customize/ibodymo/function/
携帯電話をもっているが健康づくりに関してあまり意識していない人に対し、
普段の生活を通じて健康への気づきを高め、行動をアシストするように
設計している。今までとは違う新たなターゲットの開拓となる。
■性格を重視したアドバイス
・fonfun、CELL DIVISION イケメンダイエット
http://www.fonfun.co.jp/press/release/20091109a.html
ケータイで気軽にレコーディングしながら、執事に扮したキャラクターが
食生活をサポートするダイエットサポートサイト。性格(タイプ)の違う
イケメンがサポートする。
■エクササイズモチベーション
・EHYP Productions:Exercise Motivation Hypnosis Program
http://appworld.blackberry.com/webstore/content/8815
スマートフォンの1種であるブラックベリーのアプリケーション。
催眠効果でエクササイズへのモチベーションを高めるプログラム。
美しいBGMと共に聞こえる催眠セッションを聴くとエネルギーが
沸いてきて、運動意欲が上昇するという。
■端末機能を活かした体感系アプリ
・Massage Therapy for Blackberry(海外)
http://appworld.blackberry.com/webstore/content/785
携帯電話のバイブレーション機能を使ってマッサージを行う。
携帯電話を健康機器として使う考え方。バイブ機能によるソフト、
ミディアム、ハードなど12レベルのマッサージを楽しめる。
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スポルツの視点
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■今回は、モバイルヘルスケアの新たな分類、トレンドキーワード、
ユニーク事例を紹介しました。
■スマートフォン市場の拡大に伴い、健康づくりのアプリケーションも急増
しています。今後は、携帯電話本体の機能の進化とともに、それを活かした
PCとは違うモバイルヘルスケアサービスの開発が期待されます。
■スポルツでは、動きの激しいモバイルヘルスケアの動向を今後も定期的に
特集していきます。
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【特集】モバイルヘルスケアサービスのトレンド
・モバイルヘルスケアの新たな分類
・トレンドキーワード
・ユニーク事例の紹介
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モバイルヘルスケアサービスは、携帯電話を使って健康づくりを行う
サービスのこと。
2010年に入り、スマートフォン市場が拡大しており、
それに伴い健康サービス(アプリケーション)が広がっています。
そこで今回は、モバイルヘルスケアサービス(アプリケーション)の
最新トレンドをお届けします。
※参考バックナンバー
・モバイルヘルスケアサービスの最新事例(2009年10月9日)
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/250.html
・携帯電話を使った健康ビジネス動向(2008年12月5日)
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/233.html
・「海外の携帯電話関連健康ビジネス動向」(2008年4月8日)
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/219.html
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モバイルヘルスケアの新たな分類
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モバイルヘルスケアのサービスは、スマートフォンの登場により
・ケータイ系サービス(携帯キャリア、公式コンテンツのサービス)
・スマートフォン系サービス(iPhoneやブラックベリーのアプリケーション)
という2つの分類が可能になりました。
「ケータイ系サービス」は、端末機能・技術の進化に伴い端末機能と連動し、
様々なコンテンツを提供する「総合型サービス」が中心といえます。
これは、PC向けサービスが先行した後、同じ内容をケータイのユーザーに
向けて提供した背景やPCとの連動サービスなど、PCの存在が大きく影響
しています。
一方、iPhoneを代表とする「スマートフォン系サービス」では、
スマートフォンの機能をフルに活用し、テーマを絞った「特化型サービス」
が多く提供されています。スマートフォンならではの「使い方」「世界観」
での提供が多く、PCでの補完や連動などはあまり見られません。
このように、モバイルヘルスケアサービスでは、ケータイ系サービスと
スマートフォン系サービスそれぞれ違った特性があります。
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2つのモバイルヘルスケアに共通するトレンドキーワード
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今回スポルツでは、
「ケータイ系サービス」として、
携帯キャリアの独自サービスとNTTドコモの公式コンテンツ、
「スマートフォン系サービス」として、
iPhoneのアプリケーション、ブラックベリーアプリケーション
それぞれの売れ筋をチェックしました。
その中でモバイルヘルスケアサービス全体に共通するキーワード
として下記があります。
■必然性のあるテーマ
必然性のあるテーマは、日常生活の中で必ずその利用シーンがあるテーマの
こと。
例:生理管理(ルナルナ 女性の医学)
http://pc.lnln.jp/PC/
生理という必然性がある健康テーマにフォーカスし、記録管理機能が充実して
いる。ドコモの公式コンテンツ「女性の健康」では、1位が「ルナルナ 女性の
医学」2位が「お悩み@女性の医学」3位が「オンナの性相談室」ともに生理
をテーマにしたサイトになっている。
例:睡眠(Sleep Cycle alarm clock)
http://itunes.apple.com/jp/app/sleep-cycle-alarm-clock/id320606217?mt=8#
睡眠という必然性が高いテーマで、睡眠記録ができるだけでなく、
眠りが浅くなった時に起こしてくれるアプリケーション。その他、
寝るシーンで使える音楽のアプリケーションも含め、睡眠をテーマに
数多くアプリケーションが開発されている。
■モバイルヘルスケアならではのエンターテイメント性
携帯電話(スマートフォン)自体を使って楽しく健康測定をするもの。
例:フォームチェックアプリ(au Smart Sports「Golf」)
http://www.au.kddi.com/sports/service/golf/
プロによるゴルフレッスンコラムやムービーが見れるだけでなく、
アプリを使った実践型のレッスンで手軽にゴルフが上達できるサイト。
「フォームチェックアプリ」では、携帯電話のカメラを使ってゴルフクラブ
の持ち方、スイングするときの立ち方、スイングフォームを撮影し、
プロのお手本と比較できる。
例:体力チェック(NTTドコモ iBodymo)
http://www.nttdocomo.co.jp/service/customize/ibodymo/function/
携帯電話を活用し、普段の生活を通じて健康への気付きと行動を楽しく
アシストする健康応援サービス。
「体力チェック」では、携帯電話を持って体を動かすことで柔軟性や敏捷性
などを測定し、消費カロリーや得点を表示、記録できる。
※参考
・NTTドコモの公式コンテンツ「健康」
http://imode-press.jp/imode/top/sitelist/03page703.htm
・アイフォンのアプリケーション「健康&フィットネス」
http://itunes.apple.com/jp/genre/mobile-software-applications/id6013?mt=8
・ブラックベリーアプリケーション
http://appworld.blackberry.com/webstore/category/61
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ユニーク事例の紹介
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次に今回調べた中から、今までに少なかったユニークなサービスをいくつか
紹介します。
■気づき、気軽な健康行動を促す
・NTTドコモ iBodymo
http://www.nttdocomo.co.jp/service/customize/ibodymo/function/
携帯電話をもっているが健康づくりに関してあまり意識していない人に対し、
普段の生活を通じて健康への気づきを高め、行動をアシストするように
設計している。今までとは違う新たなターゲットの開拓となる。
■性格を重視したアドバイス
・fonfun、CELL DIVISION イケメンダイエット
http://www.fonfun.co.jp/press/release/20091109a.html
ケータイで気軽にレコーディングしながら、執事に扮したキャラクターが
食生活をサポートするダイエットサポートサイト。性格(タイプ)の違う
イケメンがサポートする。
■エクササイズモチベーション
・EHYP Productions:Exercise Motivation Hypnosis Program
http://appworld.blackberry.com/webstore/content/8815
スマートフォンの1種であるブラックベリーのアプリケーション。
催眠効果でエクササイズへのモチベーションを高めるプログラム。
美しいBGMと共に聞こえる催眠セッションを聴くとエネルギーが
沸いてきて、運動意欲が上昇するという。
■端末機能を活かした体感系アプリ
・Massage Therapy for Blackberry(海外)
http://appworld.blackberry.com/webstore/content/785
携帯電話のバイブレーション機能を使ってマッサージを行う。
携帯電話を健康機器として使う考え方。バイブ機能によるソフト、
ミディアム、ハードなど12レベルのマッサージを楽しめる。
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スポルツの視点
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■今回は、モバイルヘルスケアの新たな分類、トレンドキーワード、
ユニーク事例を紹介しました。
■スマートフォン市場の拡大に伴い、健康づくりのアプリケーションも急増
しています。今後は、携帯電話本体の機能の進化とともに、それを活かした
PCとは違うモバイルヘルスケアサービスの開発が期待されます。
■スポルツでは、動きの激しいモバイルヘルスケアの動向を今後も定期的に
特集していきます。
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