2010年の海外健康ユニーク事例を振り返って
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2010年の海外健康ユニーク事例を振り返って
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今回は、2010年に配信した海外ユニーク事例を振り返り、
日本の健康ビジネスの事業・サービス企画の課題解決の「ヒント」となる
切り口を、バックナンバーを紹介しながら解説します。
※2010年の海外ユニーク事例編(一覧)
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/bkno.html?year=2010
───────────────────────────────────
[企画ヒント1]点から線のサービス(プロセスデザイン)
───────────────────────────────────
日本の健康ビジネスの事業・サービスの企画の課題として、サービス
プロセスのデザイン(顧客の心理や状態に合わせてサービスがつながり
をもって提案されること)が不足している点を挙げることができます。
サービスプロセスをデザインし、点から線のサービスを作ることで、
顧客とのリレーションを高めるだけでなく、真の顧客課題の解決に
結びつける可能性がでます。
2010年に本メルマガで紹介した海外ユニーク事例の中では、
サービスプロセスをデザインした例として、
「ウエイトウォッチャーズ社の新プログラム」を紹介しました。
●ウエイトウォッチャーズ社の新プログラム
ダイエットセンターのウエイトウォッチャーズ社の新プログラム
(ディスカバープラン)では、痩せるだけでなく体重をキープするところ
までをサービスの幅とし、サービスプロセス全体をデザインしています。
・ウエイトウォッチャーズ社の事例解説
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/268.html
───────────────────────────────────
[企画ヒント2]継続ドライバ
───────────────────────────────────
健康ビジネス成功の鍵として、継続率の向上があります。スポルツでは
健康行動の継続に作用する支援技術を「継続ドライバ」と呼び、国内外の
ビジネス事例から分類整理し、現在10のドライバがわかっています。
10の継続ドライバのうち、2010年は、
・パーソナライズ
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/263.html
・ヘルスナレッジ
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/275.html
を紹介しました。
また、上記以外に継続率の向上に関わる点を紹介したものが下記です。
●「Cure Together」:データの見せる化
記録データを単に見えるようにするのでなく、利用者にとって価値ある見せ方
を行うというものです。10月22日に紹介した「Cure Together」では、
ダイエット、腰痛など日常的な健康課題(テーマ)で、症状、対策、原因
などの参加者記録データを定量化し、気づきを与える内容になっています。
・Cure Together
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/274.html
米国では、データの価値化に主眼をおいたカンファレンス(ヘルス2.0)
が積極化しています。ITを健康にどれだけ使えるか?を極めていく
動きとして注目しています。
・ヘルス2.0
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/273.html
───────────────────────────────────
[企画ヒント3]ビジネスモデルの13パターン
───────────────────────────────────
健康サービス構築の際、コンセプト企画と同時にビジネスモデルの企画を
行いますが、まず国内海外の健康サービスのビジネスモデルの型を知って
おくと、発想が広がります。
2010年スポルツでは、健康業界のビジネスモデルを13パターンにわけ、
様々なモデルを紹介しました。
●健康業界のビジネスモデル特集
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/265.html
13パターンをヒントに自社のビジネスモデルを再検討していただきたい
わけですが、2011年はこれらのパターンをさらに強化したものを紹介
する予定です。(これはメールマガジンでは伝えきれませんので、セミナー
にて紹介する予定です)
───────────────────────────────────
[企画ヒント4]ファミリーウエルネスという考え方
───────────────────────────────────
「ファミリーウエルネス」は、単に家族個々人の健康づくり支援をさす
のでなく、家族の構成員の関係性(影響)を重視しながら、家族全体の
健康力を上げることを狙いとする考え方です。
2010年、ファミリーウエルネス(ファミリーコーチング)を特長とした
「UCLA Family Commons」を紹介しました。
「健康はどこで作るものか?それは家族で協力して作るものである」
という考え方の元、改めて家族を見直し、健康づくりの中核にすえよう
という流れです。
特にファミリーコーチングは、
ファミリーヘルスコミュニケーション(関係づくり)をテーマにしており
メンタル面での健康づくりへの貢献を果たします。
●ファミリーウエルネスセンター「UCLA Family Commons」
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/269.html
また、同センターは「健康づくり」というテーマをきっかけに、
家族の絆を深めることを目的としています。
ライフスタイル欲求に基づく健康デザイン(健康は目的でなく手段である。
健康を真正面にすえるのでなく、健康の先にあるライフスタイルをテーマ
にする)という考え方は、2011年も引き続き注目です。
───────────────────────────────────
スポルツの視点
───────────────────────────────────
■本メルマガ、ヘルスビズウォッチメールマガジン(海外ユニーク事例編)
は、健康領域での新規事業(新サービス)、既存事業の活性化の際の、
課題解決の「ヒント」を海外のユニーク事例から紹介するものです。
■本来海外の事例は、文化、環境の違いもあり、そのまま日本で展開するには
難しいです。本メルマガでは、可能な限り日本での展開に役立つ「ヒント」
になるよう抽象化してお届けしています。ただ、ヒントはあくまでアイデア
だしのための「材料」にすぎません。
■「ヒントからどうアイデアに結びつけるか?」は、読者の皆様にお任せする
形になっているわけですが、是非単に読むだけでなく、「so what(この事例
からどんなアイデアが考えられるか)」までをセットで考え使っていただけ
ますと幸いです。
■2011年は、米国でのヘルス2.0の動きの中で、様々なヒントが現れる
と感じています。米国で開催される来年のカンファレンスには出席を予定
しています。
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2010年の海外健康ユニーク事例を振り返って
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今回は、2010年に配信した海外ユニーク事例を振り返り、
日本の健康ビジネスの事業・サービス企画の課題解決の「ヒント」となる
切り口を、バックナンバーを紹介しながら解説します。
※2010年の海外ユニーク事例編(一覧)
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/bkno.html?year=2010
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[企画ヒント1]点から線のサービス(プロセスデザイン)
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日本の健康ビジネスの事業・サービスの企画の課題として、サービス
プロセスのデザイン(顧客の心理や状態に合わせてサービスがつながり
をもって提案されること)が不足している点を挙げることができます。
サービスプロセスをデザインし、点から線のサービスを作ることで、
顧客とのリレーションを高めるだけでなく、真の顧客課題の解決に
結びつける可能性がでます。
2010年に本メルマガで紹介した海外ユニーク事例の中では、
サービスプロセスをデザインした例として、
「ウエイトウォッチャーズ社の新プログラム」を紹介しました。
●ウエイトウォッチャーズ社の新プログラム
ダイエットセンターのウエイトウォッチャーズ社の新プログラム
(ディスカバープラン)では、痩せるだけでなく体重をキープするところ
までをサービスの幅とし、サービスプロセス全体をデザインしています。
・ウエイトウォッチャーズ社の事例解説
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/268.html
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[企画ヒント2]継続ドライバ
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健康ビジネス成功の鍵として、継続率の向上があります。スポルツでは
健康行動の継続に作用する支援技術を「継続ドライバ」と呼び、国内外の
ビジネス事例から分類整理し、現在10のドライバがわかっています。
10の継続ドライバのうち、2010年は、
・パーソナライズ
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/263.html
・ヘルスナレッジ
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/275.html
を紹介しました。
また、上記以外に継続率の向上に関わる点を紹介したものが下記です。
●「Cure Together」:データの見せる化
記録データを単に見えるようにするのでなく、利用者にとって価値ある見せ方
を行うというものです。10月22日に紹介した「Cure Together」では、
ダイエット、腰痛など日常的な健康課題(テーマ)で、症状、対策、原因
などの参加者記録データを定量化し、気づきを与える内容になっています。
・Cure Together
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/274.html
米国では、データの価値化に主眼をおいたカンファレンス(ヘルス2.0)
が積極化しています。ITを健康にどれだけ使えるか?を極めていく
動きとして注目しています。
・ヘルス2.0
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/273.html
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[企画ヒント3]ビジネスモデルの13パターン
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健康サービス構築の際、コンセプト企画と同時にビジネスモデルの企画を
行いますが、まず国内海外の健康サービスのビジネスモデルの型を知って
おくと、発想が広がります。
2010年スポルツでは、健康業界のビジネスモデルを13パターンにわけ、
様々なモデルを紹介しました。
●健康業界のビジネスモデル特集
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/265.html
13パターンをヒントに自社のビジネスモデルを再検討していただきたい
わけですが、2011年はこれらのパターンをさらに強化したものを紹介
する予定です。(これはメールマガジンでは伝えきれませんので、セミナー
にて紹介する予定です)
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[企画ヒント4]ファミリーウエルネスという考え方
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「ファミリーウエルネス」は、単に家族個々人の健康づくり支援をさす
のでなく、家族の構成員の関係性(影響)を重視しながら、家族全体の
健康力を上げることを狙いとする考え方です。
2010年、ファミリーウエルネス(ファミリーコーチング)を特長とした
「UCLA Family Commons」を紹介しました。
「健康はどこで作るものか?それは家族で協力して作るものである」
という考え方の元、改めて家族を見直し、健康づくりの中核にすえよう
という流れです。
特にファミリーコーチングは、
ファミリーヘルスコミュニケーション(関係づくり)をテーマにしており
メンタル面での健康づくりへの貢献を果たします。
●ファミリーウエルネスセンター「UCLA Family Commons」
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/269.html
また、同センターは「健康づくり」というテーマをきっかけに、
家族の絆を深めることを目的としています。
ライフスタイル欲求に基づく健康デザイン(健康は目的でなく手段である。
健康を真正面にすえるのでなく、健康の先にあるライフスタイルをテーマ
にする)という考え方は、2011年も引き続き注目です。
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スポルツの視点
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■本メルマガ、ヘルスビズウォッチメールマガジン(海外ユニーク事例編)
は、健康領域での新規事業(新サービス)、既存事業の活性化の際の、
課題解決の「ヒント」を海外のユニーク事例から紹介するものです。
■本来海外の事例は、文化、環境の違いもあり、そのまま日本で展開するには
難しいです。本メルマガでは、可能な限り日本での展開に役立つ「ヒント」
になるよう抽象化してお届けしています。ただ、ヒントはあくまでアイデア
だしのための「材料」にすぎません。
■「ヒントからどうアイデアに結びつけるか?」は、読者の皆様にお任せする
形になっているわけですが、是非単に読むだけでなく、「so what(この事例
からどんなアイデアが考えられるか)」までをセットで考え使っていただけ
ますと幸いです。
■2011年は、米国でのヘルス2.0の動きの中で、様々なヒントが現れる
と感じています。米国で開催される来年のカンファレンスには出席を予定
しています。
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