患者を在宅でケアする家族の為の支援情報とコミュニティ提供サイト
───────────────────────────────────
●ビジネスモデル事例 【webofcare.com】
~患者を在宅でケアする家族の為の支援情報とコミュニティ提供サイト~
───────────────────────────────────
Web of Care は、病気の患者を持つ家族をサポートすることを目的とした
情報サイトです。現在、その対象疾患は、高齢者介護からガン・腎臓病・
糖尿病・喘息・うつ病などまで26種類にものぼっています。各分野の医師、
看護婦、栄養士などの専門家チームによって、病気の知識から看護方法まで、
患者を在宅でケアする人に役立つ豊富なコンテンツが提供されています。
さらに、同サイトは、同じ病気の家族同士の情報交換のできるコミュニティ
やショッピング機能を設けるなど実用性の高いサイトとなっています。
.........................................................................................................
【サイトの概要】 主な収益源は、広告収入
.........................................................................................................
サイトの概要は以下のとおりです。
■サイト名:Web of Care
■サイトアドレス http://www.webofcare.com/
■ビジネス対象タイプ:B-C
■収益源:
1.健康関連企業(健康食品・健康機器)からの広告収入
2.オンラインショッピングにおける製品販売収入
.........................................................................................................
【コンテンツ概要】 在宅ケアが必要な26のカテゴリーを掲載
.........................................................................................................
Web of Careで取り扱われている疾患は、26のカテゴリーに分類されています。
主な内容は、生活習慣病(腎臓病、脳卒中、がん、糖尿病など)、
神経性難病(筋ジストロフィー、脳性マヒなど)、高齢者介護(痴呆など)、
その他に喘息、うつ病、トラウマによる病気、自閉症などです。サイト
訪問者は、まず関連の病気(症状)のカテゴリーを選択することにより、
詳細情報にたどり着けるしくみとなっています。
主なコンテンツは以下のとおりです。
■Caregiving Skill(具体的な在宅看護の方法)
■Community(会議室・チャット)
■Resources(在宅ケア施設や関連団体のデータベース)
■Glossary(医療用語の解説)
■Reading List(amazon.comで関連書籍購入が可能)
■Shopping(健康食品、介護用品などの同社のオンラインショップ)
また、無料会員登録により、医療専門家へメールにて相談ができるほか、
ディスカウント価格でのショッピング、ニュースレターの配信も可能と
なっています。
.........................................................................................................
【「糖尿病」カテゴリーのコンテンツ】 音声付きのガイダンスあり
.........................................................................................................
例えば、「糖尿病」におけるCaregiving Skill(具体的な在宅ケアの方法)は、
次のとおりです。
■まず、糖尿病の各タイプ(1.インシュリン依存型 2.非インシュリン依存型
3.妊娠糖尿病)別に、病気の基礎知識を解説しています。
■幼児期~少年期に多い1型糖尿病の「在宅ケアの方法」では、日常的に
必要な治療や検査をどうのように生活の中に取り入れるべきか、学校生活
での注意点・子供の感情に留意配慮したケアの仕方をきめ細やかに説明
しています。「教師に対して子供の病気を説明して理解してもらうこと」
「食事療法は不可欠なので、治療のご褒美としてお菓子を利用しないこと」
など数多くの具体例があげられています。
■また、家庭での薬剤の使用法については、イラストと音声を使って視覚
障害のある人にもわかるよう解説するなどの工夫がされています。この分野
(誰にでもわかる解説)のビジュアル活用においては米国が日本よりも
一歩先を いっています。学ぶべき点が数多くあるので必見です。
■ほかにも症状別対処の方法や糖尿病の関連支援団体の紹介など、
在宅ケア生活に欠かせない情報が網羅されています。
.........................................................................................................
【日本での可能性】 「患者」ではなく「その家族」をターゲットに!
.........................................................................................................
■Web of Careのビジネスの特徴は、様々な分野において特定の病気の
「在宅ケアを行う家族vに向けて詳細情報を提供している点です。現在、
日本でも「高齢者介護」分野をはじめとして、企業が提供する特定の病気
に関する「患者とそのケアを行う家族のための情報サイト」が存在してい
ます。
例えば、バクスター社(医療機器メーカー)が提供するKindneyDirection
http://www.kidneydirections.ne.jp/
では、腎臓病患者とケアを行う家族のための情報を発信しています。
今後も、医師や患者以外の家庭内で「患者をケアを行う家族」に焦点を
あてたWeb ofCareのようなサイトは増加すると思われます。
■「生活習慣病に関する世論調査(平成12年2月)/総理府実施」においては、
生活習慣改善や健康保持を実行する上で、情報提供以外に何が必要だと思う
かいう質問に対して、「家族など周囲の人たちの理解や協力」を挙げた者の
割合が54.3%と最も高い結果となっています。つまり、生活習慣病改善は
本人だけでなく家族の理解が非常に重要ということがわかります。高血圧、
糖尿病、高脂血症、肝臓病、胃潰瘍、脳卒中、心筋梗塞などの日本人に多い
生活習慣病の集め、家族が何ができるかという視点でサイトを構築しても
おもしろいのではないでしょうか。
【参考サイト】
生活習慣病に関する世論調査
http://www.sorifu.go.jp/survey/yamai/index.html
生活習慣改善や健康保持に必要なこと
http://www.sorifu.go.jp/survey/yamai/images/zu12.gif
───────────────────────────────────
●ビジネスモデル事例 【webofcare.com】
~患者を在宅でケアする家族の為の支援情報とコミュニティ提供サイト~
───────────────────────────────────
Web of Care は、病気の患者を持つ家族をサポートすることを目的とした
情報サイトです。現在、その対象疾患は、高齢者介護からガン・腎臓病・
糖尿病・喘息・うつ病などまで26種類にものぼっています。各分野の医師、
看護婦、栄養士などの専門家チームによって、病気の知識から看護方法まで、
患者を在宅でケアする人に役立つ豊富なコンテンツが提供されています。
さらに、同サイトは、同じ病気の家族同士の情報交換のできるコミュニティ
やショッピング機能を設けるなど実用性の高いサイトとなっています。
.........................................................................................................
【サイトの概要】 主な収益源は、広告収入
.........................................................................................................
サイトの概要は以下のとおりです。
■サイト名:Web of Care
■サイトアドレス http://www.webofcare.com/
■ビジネス対象タイプ:B-C
■収益源:
1.健康関連企業(健康食品・健康機器)からの広告収入
2.オンラインショッピングにおける製品販売収入
.........................................................................................................
【コンテンツ概要】 在宅ケアが必要な26のカテゴリーを掲載
.........................................................................................................
Web of Careで取り扱われている疾患は、26のカテゴリーに分類されています。
主な内容は、生活習慣病(腎臓病、脳卒中、がん、糖尿病など)、
神経性難病(筋ジストロフィー、脳性マヒなど)、高齢者介護(痴呆など)、
その他に喘息、うつ病、トラウマによる病気、自閉症などです。サイト
訪問者は、まず関連の病気(症状)のカテゴリーを選択することにより、
詳細情報にたどり着けるしくみとなっています。
主なコンテンツは以下のとおりです。
■Caregiving Skill(具体的な在宅看護の方法)
■Community(会議室・チャット)
■Resources(在宅ケア施設や関連団体のデータベース)
■Glossary(医療用語の解説)
■Reading List(amazon.comで関連書籍購入が可能)
■Shopping(健康食品、介護用品などの同社のオンラインショップ)
また、無料会員登録により、医療専門家へメールにて相談ができるほか、
ディスカウント価格でのショッピング、ニュースレターの配信も可能と
なっています。
.........................................................................................................
【「糖尿病」カテゴリーのコンテンツ】 音声付きのガイダンスあり
.........................................................................................................
例えば、「糖尿病」におけるCaregiving Skill(具体的な在宅ケアの方法)は、
次のとおりです。
■まず、糖尿病の各タイプ(1.インシュリン依存型 2.非インシュリン依存型
3.妊娠糖尿病)別に、病気の基礎知識を解説しています。
■幼児期~少年期に多い1型糖尿病の「在宅ケアの方法」では、日常的に
必要な治療や検査をどうのように生活の中に取り入れるべきか、学校生活
での注意点・子供の感情に留意配慮したケアの仕方をきめ細やかに説明
しています。「教師に対して子供の病気を説明して理解してもらうこと」
「食事療法は不可欠なので、治療のご褒美としてお菓子を利用しないこと」
など数多くの具体例があげられています。
■また、家庭での薬剤の使用法については、イラストと音声を使って視覚
障害のある人にもわかるよう解説するなどの工夫がされています。この分野
(誰にでもわかる解説)のビジュアル活用においては米国が日本よりも
一歩先を いっています。学ぶべき点が数多くあるので必見です。
■ほかにも症状別対処の方法や糖尿病の関連支援団体の紹介など、
在宅ケア生活に欠かせない情報が網羅されています。
.........................................................................................................
【日本での可能性】 「患者」ではなく「その家族」をターゲットに!
.........................................................................................................
■Web of Careのビジネスの特徴は、様々な分野において特定の病気の
「在宅ケアを行う家族vに向けて詳細情報を提供している点です。現在、
日本でも「高齢者介護」分野をはじめとして、企業が提供する特定の病気
に関する「患者とそのケアを行う家族のための情報サイト」が存在してい
ます。
例えば、バクスター社(医療機器メーカー)が提供するKindneyDirection
http://www.kidneydirections.ne.jp/
では、腎臓病患者とケアを行う家族のための情報を発信しています。
今後も、医師や患者以外の家庭内で「患者をケアを行う家族」に焦点を
あてたWeb ofCareのようなサイトは増加すると思われます。
■「生活習慣病に関する世論調査(平成12年2月)/総理府実施」においては、
生活習慣改善や健康保持を実行する上で、情報提供以外に何が必要だと思う
かいう質問に対して、「家族など周囲の人たちの理解や協力」を挙げた者の
割合が54.3%と最も高い結果となっています。つまり、生活習慣病改善は
本人だけでなく家族の理解が非常に重要ということがわかります。高血圧、
糖尿病、高脂血症、肝臓病、胃潰瘍、脳卒中、心筋梗塞などの日本人に多い
生活習慣病の集め、家族が何ができるかという視点でサイトを構築しても
おもしろいのではないでしょうか。
【参考サイト】
生活習慣病に関する世論調査
http://www.sorifu.go.jp/survey/yamai/index.html
生活習慣改善や健康保持に必要なこと
http://www.sorifu.go.jp/survey/yamai/images/zu12.gif
───────────────────────────────────