医療機関向けに慢性病患者のセルフケア・プログラムを提供
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●ビジネスモデル事例【LifeMasters】
～医療機関向けに慢性病患者のセルフケア・プログラムを提供～
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LifeMastersは、高血圧、糖尿病など慢性病患者向けの健康管理プログラム
を提供するサイトです。マネージド・ケア（管理型医療）が普及している
米国では、保険会社や病院がこのようなセルフケア・プログラムを積極的に
活用し医療費の抑制を図っています。LifeMastersは、大手医療保険会社の
Blue Cross & Sield やポータルサイトiVillage.comなどにもプログラムを
提供しています。
また昨年11月には、DMAA（米国疾病管理協会）主催Awardでの疾病管理部門
のベスト企業にも選ばれました。
※マネージド・ケア（管理型医療）
保険会社（医療サービス企業）が、個人から会費を受け取り医療保険や医療
サービスを提供するシステム。患者にとっては、利用できる病院や治療の
範囲を限定されるが、健康教育や各種検査などの医療サービスが受けられる。
保険会社が、提携先の病院の診療費・内容を厳しくチェックするため、病院間
で競争がおこり、医療の質の向上と医療費の抑制につながる。会費とサービス
の内容によってバリエーションがあり、HMO（会員制医療組織・保険料は割安）
やPPO（提携外の病院を選べる・保険料は高め）が代表的。
米国民の65％～70％が個人的にまたは勤務先を通じて加入している。
■米国型モデルに見る日本版医療ビッグバンの方向性（NTTデータ）
http://www.keieiken.co.jp/monthly/repo9903/beikoku_3.html
.........................................................................................................
【LifeMastersの概要】
.........................................................................................................
LifeMastersの概要は以下のとおりです。
■サイト名：LifeMasters
■サイトアドレス： http://www.lifemasters.com/
■サイトのタイプ：B-B
■ターゲット顧客：病院・保険会社など医療サービス機関
■サイト設立：1999年
■運営企業：LifeMasters Supported SelfCare, Inc.
■LifeMasters Supported SelfCare, Inc. の強み：
慢性病に特化した高度な管理プログラムの開発
■収益源：病院、医療保険会社向けのプログラム販売。健康サイト、ポータル
サイトへのプログラム提供。
.........................................................................................................
【LifeMastersの特徴】 患者は自宅にいながら病気の管理ができる
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LifeMastersは、病院や保険会社（マネージド・ケア組織）をターゲットに、
7種の慢性病（高血圧、糖尿病、喘息、うつ病、冠状動脈疾病、鬱血心不全、
慢性の肺の疾病）のセルフケア・プログラムを提供しています。
患者は、自宅にいながら（必要以上の通院をしないで）病気の自己管理をする
ことができます。プログラム（LifeMasters Online）の具体的な内容は、以下
のとおりです。（サイトでは、無料登録することで実際に使ってみることが
できます）
■Understanding the illness（病気の理解）
自分の病気の症状・治療・リスクなどの基本知識を学びます。（例：高血圧の
場合）
http://www.lifemasters.com/Patients/Understand/displayIllness.asp?channel_name=Hypertension
■Manage my illness（自己管理）
個別のプロフィール（病歴）や生活習慣、診療記録、毎日の身体状況（体温、
血糖量、血圧など）を記録・管理できるカスタマイズされたページです。
https://www.lifemasters.com/Patients/Manage/PersonalMedical.asp
■Stay Healthy（生活習慣の改善）
簡単な健康チェックツールが提供され、栄養・運動・喫煙などの具体的な生活
習慣改善の方法を学びます。
http://www.lifemasters.com/Patients/Healthy/index.asp
■Personal Support（サポート）
9種（運動、喘息、うつ病、糖尿病、高血圧、冠状動脈疾病、鬱血心不全、
肺の疾病料理レシピ）のテーマ別掲示板を提供しています。日常のスケジュ
ール管理に役立つ、リマインダー機能もあります。
http://www.lifemasters.com/Patients/Support/index.asp
.........................................................................................................
【LifeMastersからのヒント】個人ではなく企業・健保などをターゲットに
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■LifeMastersの特徴は、慢性病ケア・プログラムを個人向けではなく、病院・
保険会社などの医療機関向けに販売している点です。病院（医師）は、プログ
ラム導入によって、診療コストの低減と患者に対する医療サービスの質の向上
を実現できます。同様に保険会社にとっても医療費の削減につながります。
米国の医療サービスは競争原理に基ついて提供されているので、LifeMasters
のようなマネージド・ケア組織を対象にビジネスが成立するのだと言えます。
■現状の日本の医療保険制度（診療報酬制など）のもとでは、医療機関向け
の同様のプログラム販売は難しいといえます。ただ、日本でも医療費抑制は
大きな課題であるので、医療分野のビジネスにおいてはマネージド・ケア
（管理型医療）の視点は、必要となってくると思われます。
■日本の場合、企業の健康保険組合の財政悪化が問題となっています。これ
らをターゲットにして、専門ノウハウをもつ健康関連企業が「生活習慣病の
予防」や患者教育を目的としたヘルスケア・プログラムを開発・提供すること
も考えられます。
■LifeMastersのセルフケア・プログラムは、「在宅患者」と「病院」をオン
ラインで結んで両者にメリットを与えています。「ユーザーと専門家を結ぶ
プログラム」という観点から見ると、フィットネス・サイトで「クラブの
会員」と「トレーナー・栄養士」を結んで、自宅で食事・運動習慣を改善する
プログラム提供など、さまざまな可能性があります。
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●ビジネスモデル事例【LifeMasters】
～医療機関向けに慢性病患者のセルフケア・プログラムを提供～
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LifeMastersは、高血圧、糖尿病など慢性病患者向けの健康管理プログラム
を提供するサイトです。マネージド・ケア（管理型医療）が普及している
米国では、保険会社や病院がこのようなセルフケア・プログラムを積極的に
活用し医療費の抑制を図っています。LifeMastersは、大手医療保険会社の
Blue Cross & Sield やポータルサイトiVillage.comなどにもプログラムを
提供しています。
また昨年11月には、DMAA（米国疾病管理協会）主催Awardでの疾病管理部門
のベスト企業にも選ばれました。
※マネージド・ケア（管理型医療）
保険会社（医療サービス企業）が、個人から会費を受け取り医療保険や医療
サービスを提供するシステム。患者にとっては、利用できる病院や治療の
範囲を限定されるが、健康教育や各種検査などの医療サービスが受けられる。
保険会社が、提携先の病院の診療費・内容を厳しくチェックするため、病院間
で競争がおこり、医療の質の向上と医療費の抑制につながる。会費とサービス
の内容によってバリエーションがあり、HMO（会員制医療組織・保険料は割安）
やPPO（提携外の病院を選べる・保険料は高め）が代表的。
米国民の65％～70％が個人的にまたは勤務先を通じて加入している。
■米国型モデルに見る日本版医療ビッグバンの方向性（NTTデータ）
http://www.keieiken.co.jp/monthly/repo9903/beikoku_3.html
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【LifeMastersの概要】
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LifeMastersの概要は以下のとおりです。
■サイト名：LifeMasters
■サイトアドレス： http://www.lifemasters.com/
■サイトのタイプ：B-B
■ターゲット顧客：病院・保険会社など医療サービス機関
■サイト設立：1999年
■運営企業：LifeMasters Supported SelfCare, Inc.
■LifeMasters Supported SelfCare, Inc. の強み：
慢性病に特化した高度な管理プログラムの開発
■収益源：病院、医療保険会社向けのプログラム販売。健康サイト、ポータル
サイトへのプログラム提供。
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【LifeMastersの特徴】 患者は自宅にいながら病気の管理ができる
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LifeMastersは、病院や保険会社（マネージド・ケア組織）をターゲットに、
7種の慢性病（高血圧、糖尿病、喘息、うつ病、冠状動脈疾病、鬱血心不全、
慢性の肺の疾病）のセルフケア・プログラムを提供しています。
患者は、自宅にいながら（必要以上の通院をしないで）病気の自己管理をする
ことができます。プログラム（LifeMasters Online）の具体的な内容は、以下
のとおりです。（サイトでは、無料登録することで実際に使ってみることが
できます）
■Understanding the illness（病気の理解）
自分の病気の症状・治療・リスクなどの基本知識を学びます。（例：高血圧の
場合）
http://www.lifemasters.com/Patients/Understand/displayIllness.asp?channel_name=Hypertension
■Manage my illness（自己管理）
個別のプロフィール（病歴）や生活習慣、診療記録、毎日の身体状況（体温、
血糖量、血圧など）を記録・管理できるカスタマイズされたページです。
https://www.lifemasters.com/Patients/Manage/PersonalMedical.asp
■Stay Healthy（生活習慣の改善）
簡単な健康チェックツールが提供され、栄養・運動・喫煙などの具体的な生活
習慣改善の方法を学びます。
http://www.lifemasters.com/Patients/Healthy/index.asp
■Personal Support（サポート）
9種（運動、喘息、うつ病、糖尿病、高血圧、冠状動脈疾病、鬱血心不全、
肺の疾病料理レシピ）のテーマ別掲示板を提供しています。日常のスケジュ
ール管理に役立つ、リマインダー機能もあります。
http://www.lifemasters.com/Patients/Support/index.asp
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【LifeMastersからのヒント】個人ではなく企業・健保などをターゲットに
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■LifeMastersの特徴は、慢性病ケア・プログラムを個人向けではなく、病院・
保険会社などの医療機関向けに販売している点です。病院（医師）は、プログ
ラム導入によって、診療コストの低減と患者に対する医療サービスの質の向上
を実現できます。同様に保険会社にとっても医療費の削減につながります。
米国の医療サービスは競争原理に基ついて提供されているので、LifeMasters
のようなマネージド・ケア組織を対象にビジネスが成立するのだと言えます。
■現状の日本の医療保険制度（診療報酬制など）のもとでは、医療機関向け
の同様のプログラム販売は難しいといえます。ただ、日本でも医療費抑制は
大きな課題であるので、医療分野のビジネスにおいてはマネージド・ケア
（管理型医療）の視点は、必要となってくると思われます。
■日本の場合、企業の健康保険組合の財政悪化が問題となっています。これ
らをターゲットにして、専門ノウハウをもつ健康関連企業が「生活習慣病の
予防」や患者教育を目的としたヘルスケア・プログラムを開発・提供すること
も考えられます。
■LifeMastersのセルフケア・プログラムは、「在宅患者」と「病院」をオン
ラインで結んで両者にメリットを与えています。「ユーザーと専門家を結ぶ
プログラム」という観点から見ると、フィットネス・サイトで「クラブの
会員」と「トレーナー・栄養士」を結んで、自宅で食事・運動習慣を改善する
プログラム提供など、さまざまな可能性があります。
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