米国のオーガニックフーズ企業（1） Amy’s Kitchen社
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●海外ヘルスビジネス事例NO.96
～ 米国のオーガニックフーズ企業（1） Amy's Kitchen ～
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米国で市場規模が年20％ペースで成長しているといわれる「オーガニック・
フーズ（有機食品）」。今回はその中でも、「有機加工食品（冷凍食品）」
分野に注目。代表的企業である、「Amy's Kitchen社」を紹介します。
※オーガニック・フーズ（有機食品）とは
米国のオーガニックフーズ（有機食品）は、化学的な農薬や肥料を使用せず
に、環境に配慮した農法で栽培した農産物や、それらを原料（95％以上）
に化学的な添加物を使わずに製造した「有機加工食品」などに分かれます。
・オーガニック・フーズの詳細解説（Organic Trade Association）
http://www.ota.com/abouto.htm
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【Amy's Kitchen社の概要】
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Amy's Kitchen社は、ベジタリアンのオーナーが、ベジタリアン向けの加工
食品分野に注目して1987年に起業、現在この分野では米国・カナダ市場の約
7割のシェアを占めるといわれる企業です。Amy's Kitchen社の商品は、有機
専門店はもちろん、大手スーパーマーケットでも販売されています。
・Amy's Kitchen社
http://www.amyskitchen.com/
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【Amy's Kitchen社の主力商品】
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Amy's Kitchen社の商品は、単に肉や魚を使用しないというだけでなく、有
機農法で育てた野菜や大豆などを使用し「健康」にこだわった「有機加工食
品」です。形態は、主に調理済み冷凍食品で電子レンジで再加熱するものが
中心です。
主力商品は、pizza（ピザ）、bouls（丼物）、entrees（ラザニアなど主
菜）、veggie burgers（ベジタリアン向けバーガー）、snacks（おやつ）、
skillet meal（フライパン料理）、Pot Pie（ポットパイ）、Whole Meal
（完全食）などの冷凍食品11種類。その他に、beans&chili（缶詰め豆料理
）、soup（缶詰めスープ）、Pasta Souce（ビン詰めパスタソース）の計14
カテゴリーで展開されています。
・主力製品一覧
http://velocity7.phpwebhosting.com/amys_kitchen/products/index.html
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【商品の特徴】
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商品の特徴は、「健康」を意識した下記の6つの商品特性で開発を行い、
消費者が選びやすいよう、それらをラベル表示している点です。
●Dairy Free（乳製品フリー）
牛乳や乳製品を含まず、はちみつを使用した商品に貼られるラベル。牛乳ア
レルギーの人に役立つ。
●Gluten Free（グルテン・フリー）
小麦粉類を一切含まない商品に貼られるラベル。小麦粉に含まれるタンパク
質の一種「グルテン」に対するアレルギーを持つ人に役立つ。
●Lactose Free（乳糖フリー）
乳製品に含まれる「乳糖（ラクトーゼ）」を含まない商品に貼られるラベル
。アレルギーの子供を持つ親が安心して買うことができる。
●Low Fat（低脂肪）
1食あたりの脂肪分が、3mg以下の商品に貼られるラベル。ダイエットしたい
人や肥満・高血圧の人などに役立つ。
●Cholesterol Free（コレステロール・フリー）
1食あたりのコレステロールが2mg以下で、脂肪が13mg以下の商品に貼られる
ラベル。高コレステロールなどの症状を持つ人に役立つ。
●Vegan（ベジタリアン）
牛乳やはちみつなども一切含まない、完全なベジタリアン向け商品に貼られ
るラベル。
・6つの商品特性の詳細
http://velocity7.phpwebhosting.com/amys_kitchen/products/special_diets.html
・ラベリング例
http://velocity7.phpwebhosting.com/amys_kitchen/products/category_view.php?category=9
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【冷凍食品分野での健康アプローチ】
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■日本の冷凍食品市場の方向性は、冷凍食品専門の100円ショップなどに見
られる「低価化」と、専門家の味や食感を冷凍食品でも楽しめる「本格化」
という2つがあります。
■冷凍食品は保存料を使い、体に悪いといったイメージを持たれやすい食品
であり、健康にこだわった商品づくりをするという方向性も考えられないで
しょうか。
■今回紹介した、Amy's Kitchen社のアプローチは、肥満の人やアレルギー
の人など、健康課題をもつターゲットを明確に設定した商品開発を行い、
「わかりやすい」独自ラベリングをしているという点で参考になります。
■日本では、アレルギーの人（特に子供）の増加に伴い、2002年4月からア
レルギー成分を含む加工食品の原料表示が義務づけられました。アレルギー
の子供を持つ親にとっては、お弁当作りのために、細かい配慮が必要になっ
てきています。
■一方、日本の多くのスーパーマーケットではAmy's Kitchen社のような一
目でわかるアレルギー対応の表示をした冷凍食品は少ないのが現状です。今
後、アレルギー対策（予防や治療）の「冷凍食品」は、一つの切り口として
考えられます。
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●海外ヘルスビジネス事例NO.96
～ 米国のオーガニックフーズ企業（1） Amy's Kitchen ～
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米国で市場規模が年20％ペースで成長しているといわれる「オーガニック・
フーズ（有機食品）」。今回はその中でも、「有機加工食品（冷凍食品）」
分野に注目。代表的企業である、「Amy's Kitchen社」を紹介します。
※オーガニック・フーズ（有機食品）とは
米国のオーガニックフーズ（有機食品）は、化学的な農薬や肥料を使用せず
に、環境に配慮した農法で栽培した農産物や、それらを原料（95％以上）
に化学的な添加物を使わずに製造した「有機加工食品」などに分かれます。
・オーガニック・フーズの詳細解説（Organic Trade Association）
http://www.ota.com/abouto.htm
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【Amy's Kitchen社の概要】
.........................................................................................................
Amy's Kitchen社は、ベジタリアンのオーナーが、ベジタリアン向けの加工
食品分野に注目して1987年に起業、現在この分野では米国・カナダ市場の約
7割のシェアを占めるといわれる企業です。Amy's Kitchen社の商品は、有機
専門店はもちろん、大手スーパーマーケットでも販売されています。
・Amy's Kitchen社
http://www.amyskitchen.com/
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【Amy's Kitchen社の主力商品】
.........................................................................................................
Amy's Kitchen社の商品は、単に肉や魚を使用しないというだけでなく、有
機農法で育てた野菜や大豆などを使用し「健康」にこだわった「有機加工食
品」です。形態は、主に調理済み冷凍食品で電子レンジで再加熱するものが
中心です。
主力商品は、pizza（ピザ）、bouls（丼物）、entrees（ラザニアなど主
菜）、veggie burgers（ベジタリアン向けバーガー）、snacks（おやつ）、
skillet meal（フライパン料理）、Pot Pie（ポットパイ）、Whole Meal
（完全食）などの冷凍食品11種類。その他に、beans&chili（缶詰め豆料理
）、soup（缶詰めスープ）、Pasta Souce（ビン詰めパスタソース）の計14
カテゴリーで展開されています。
・主力製品一覧
http://velocity7.phpwebhosting.com/amys_kitchen/products/index.html
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【商品の特徴】
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商品の特徴は、「健康」を意識した下記の6つの商品特性で開発を行い、
消費者が選びやすいよう、それらをラベル表示している点です。
●Dairy Free（乳製品フリー）
牛乳や乳製品を含まず、はちみつを使用した商品に貼られるラベル。牛乳ア
レルギーの人に役立つ。
●Gluten Free（グルテン・フリー）
小麦粉類を一切含まない商品に貼られるラベル。小麦粉に含まれるタンパク
質の一種「グルテン」に対するアレルギーを持つ人に役立つ。
●Lactose Free（乳糖フリー）
乳製品に含まれる「乳糖（ラクトーゼ）」を含まない商品に貼られるラベル
。アレルギーの子供を持つ親が安心して買うことができる。
●Low Fat（低脂肪）
1食あたりの脂肪分が、3mg以下の商品に貼られるラベル。ダイエットしたい
人や肥満・高血圧の人などに役立つ。
●Cholesterol Free（コレステロール・フリー）
1食あたりのコレステロールが2mg以下で、脂肪が13mg以下の商品に貼られる
ラベル。高コレステロールなどの症状を持つ人に役立つ。
●Vegan（ベジタリアン）
牛乳やはちみつなども一切含まない、完全なベジタリアン向け商品に貼られ
るラベル。
・6つの商品特性の詳細
http://velocity7.phpwebhosting.com/amys_kitchen/products/special_diets.html
・ラベリング例
http://velocity7.phpwebhosting.com/amys_kitchen/products/category_view.php?category=9
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【冷凍食品分野での健康アプローチ】
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■日本の冷凍食品市場の方向性は、冷凍食品専門の100円ショップなどに見
られる「低価化」と、専門家の味や食感を冷凍食品でも楽しめる「本格化」
という2つがあります。
■冷凍食品は保存料を使い、体に悪いといったイメージを持たれやすい食品
であり、健康にこだわった商品づくりをするという方向性も考えられないで
しょうか。
■今回紹介した、Amy's Kitchen社のアプローチは、肥満の人やアレルギー
の人など、健康課題をもつターゲットを明確に設定した商品開発を行い、
「わかりやすい」独自ラベリングをしているという点で参考になります。
■日本では、アレルギーの人（特に子供）の増加に伴い、2002年4月からア
レルギー成分を含む加工食品の原料表示が義務づけられました。アレルギー
の子供を持つ親にとっては、お弁当作りのために、細かい配慮が必要になっ
てきています。
■一方、日本の多くのスーパーマーケットではAmy's Kitchen社のような一
目でわかるアレルギー対応の表示をした冷凍食品は少ないのが現状です。今
後、アレルギー対策（予防や治療）の「冷凍食品」は、一つの切り口として
考えられます。
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