活性化キーワードVol.12:「質問を磨く」
■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.12
HBW編集委員の里見です。
今週末は「東京マラソン」ですね。
読者のみなさんの中には10倍近い倍率の中、見事当選して出場される方も
いるのではないでしょうか?
弊社では、大川と私が参加します。
といっても、ボランティアとしての参加です(笑)
来年こそは当選して走れるように、今年の東京マラソンではみなさんの
サポートに徹してきたいと思います。
出場される選手のみなさん、無理せず完走目指して頑張ってください!
さて、今週ご紹介するキーワードは、
「質問を磨く」です。
以前ご紹介した「チェック&ソリューション」にも関係するキーワードです。
是非、参考にしてください。
(里見 将史)
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健康ビジネス活性化キーワード:「質問を磨く」 大川 耕平
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健康サービスの基本型のひとつにチェック&ソリューションがあるという
話を昨年12月15日号でもしましたので記憶されている方も多いと思います。
このチェック&ソリューションのチェックの部分を今回は少し掘り下げて
みたいと思います。
例えば、真っ暗なジャングルに地図だけ渡されて目的地へ行けと言われても
現在地がどこであるかを明確に把握しなければルートをみつけることはでき
ません。
つまり、健康改善、健康効果を手にしたい自分の位置を明確にすることは
極めて重要です。その位置確認がチェックになります。
HRA(Health Risk Assessment)ヘルスリスクアセスメントという技術があり
ます。(ここでは予防領域での利用を前提に考えていきます。)
その人の健康リスク度を質問などにより把握し、どのような対策がベターかを
明確に導く一連のプロセスや分析技術のことです。
生活習慣全般に関するアセスメントや食生活、運動習慣、メンタルヘルスなど
様々な領域でアセスメントは使われています。
多くの方がこのアセスメント経験は持たれているのではないでしょうか。
さて、ここで質問です。
みなさまは、過去受けたアセスメントでとても良かったと思えた経験をお持ち
でしょうか?
優れたアセスメント体験を持たれている方はおそらく少ないのではないでしょ
うか。(このアセスメントに関する技術はまだ日本は未熟だと思います。)
特に健康改善提案に結びつけるアセスメントの場合、正確さを追求し、かつ
できるだけ多くの項目情報を入手していきたいという保険的情報確保志向の
2点で設問が多く、分かりにくいアセスメントが量産されることになります。
現在日本の健康アセスメントの多くがこの流れです。
これに対して北米圏の健康サービス、ダイエットサービスモデルのアセス
メントは時を経て進化・成長していくのです。
具体的に言うと設問がよりシンプルになっていきます。
言い方を変えると「質問を磨いている」と言えます。
質問の順序や組み合わせとその結果を分析していくとよりシンプルに知りた
い情報を得る「問い」が見えてきます。また、質問の結果提案した内容の成果
をフィードバックしていくことでもより明確な質問のあり方が浮き上がって
きます。
この質問を磨くプロセスを大切にしていくことによって結びつけるソリュー
ションへの納得感がより高まっていきます。
当然パフォーマンスがあがっていくことになります。
ここに気づいている日本企業はまだ少ないです!
健康サービスのお客様は
・チェック&ソリューションのソリューションを買います。
・チェックはできるだけ簡易にしたいと思っています。
「提案上手は質問上手」ですよね!
みなさんの健康サービスモデルの質問を磨くことによってサービス提案品質を
高めていくチャンスです!!