■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.15 HBW編集委員の里見です。 先週ご案内しました「HBW STORE / ヘルスビズウォッチストア」は みなさんご覧いただきましたか? 「HBW STORE / ヘルスビズウォッチストア」は、 健康ビジネスに関わるプロジェクトチームやメンバーに向けた 健康ビジネスナレッジ販売ストアです。 デジタルレポートやセミナーなど、健康ビジネスの現場で役立つ商品を 充実させていきますので、まだの方は是非ご覧ください。 http://hbw-store.com/ さて、今週ご紹介するキーワードは、 「健康サービスはPush ではなくてPull」です。 今回の「健康サービスはPush ではなくてPull」というキーワードは、 弊社の自主研究でもある「継続ドライバ」の中の 「ヘルスコミュニケーション」にも関連しています。 是非、参考にしてください。                            (里見 将史) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 健康ビジネス活性化キーワード:健康サービスはPush ではなくてPull                             大川 耕平 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 健康ビジネスに関わり、試行錯誤の体験を通じてその本質が見え始めると 健康そのものに対する世界観が変わっていくものです。 それまで考えていた逆の見方がベターであることに気づくことがあります。 今回はそのようなニュアンスの内容です。 ●健康は好ましいものだと思っていてもそれにそった生活の仕方を多くの 生活者は知らないし、習ったことがない。 多くの事業者がこの事実を間違えて解釈します。 「健康を望んでいるだろう人たちに健康ニーズが存在しているはずだ」 という仮説がその代表例です。 このまま事業展開し、想定したヒット率には到底及ばない事態が起きます。 この仮説はある時は正しく、ある時は誤りです。 例えば、ラーメン大盛りを食べてしまいお腹が一杯の時に美味しそうな お寿司をみても食欲が出ないし、食べたいという気持ちも起こりません。 健康改善に対しても同じ原理が働きます。 健康改善にハングリーな状態でないとニーズ反応できません。 この健康改善ハングリー状態とはどんなものでしょうか? 1つ目は、健康を損ねていて改善したいと思っているときと改善努力を しているとき。 2つ目は、健康診断などの結果で警告を受け自らの発心にて改善努力の 開始を決意し、実践しているときです。1つ目はマイナスからゼロやプラス に向かった動きで、2つ目はマイナス方面に行かないようにする動きです。 3つ目は、プラスの状態にありながらよりプラスもしくはキープ方向への 動きです。この動きは健康リテラシーとも言える自分の健康に対しての理解 が深まっていて意識継続できるレベルです。 ただ、厳密に言うと3つ目に関してはハングリーではなく無理なく欲すると いうイメージです。 相手の健康改善ハングリー状態に合わせた価値提案を考えていくことが健康 サービスマーケティングという事になると思うのですが、実は「健康を売る」 のは健康ビジネスではありません。 え、、何言っているの??? 健康をプッシュで売ることは実は難しい!ということなのです。 モノは売れたとしても健康は売れないわけです。 なぜならその人にとっての健康はその人のなかにあるものだからです。 正しいアプローチは「その人にとっての健康を引き出すサポート」をする というイメージです。 「その人の本来望んでいて気づいていない健康ポテンシャルを気づかせる」 このフォーマットにはまると健康サービスビジネスはとても上手くいきます。 ですからPush ではなくPull! ICT(インターネット)によってサービス提供者と健康消費生活者との距離は 限りなくゼロに近づいていて、様々なコミュニケーションの可能性が広がって います。この環境をPushでいくのかPullでいくのか? 答えはもうお分かりですよね!! この原稿を書いている途中、弊社メルマガの国内外ニュース編の記事チェック をしていたところ、米国エトナ社の健康サポートサービスの「モチベーショ ナル・インタビュー」は健康意欲をプッシュではなくPull、引き出すことに よって素晴らしい成果を収めているという事を知りました。 http://www.healthbizwatch.com/hbw/news/contents/213.html なんか、シンクロニシティしていて不思議な感じですが、 あえて似たテーマで本号を書いてみました。 今回で15号となったのですが内容に関してご意見や感想など 自由にお寄せください! ヘルスビズウォッチのFacebookページでも、大川耕平Facebookでも どちらでもOKです! https://www.facebook.com/HealthBizWatch https://www.facebook.com/kouhei.ohkawa