■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.26
 
HBW編集委員の里見です。
 
HBWでは、これまで14年の活動を通して様々な健康ビジネスをウォッチして
きました。
 
特に、海外の健康ビジネスの情報を収集し分析していく中で、
いくつかのビジネスモデルのパターンを整理する作業も継続的に
行っております。
 
そこでこのたび「Health Biz Watch Academy」では、
海外健康サービスの代表的な「課金モデル」をパターンごとに整理し、
その課金モデルごとの海外のサービス提供事例をHBW編集長の脇本が
解説するセミナーを開催いたします。
 
 
「健康ビジネスモデル事例 『課金モデル』 講座」
  <日時>
   6月29日(金)17:00-19:00
 
近日中に詳細内容とお申込みページを準備しますので、ご期待ください!
 
 
さて、今週の「健康ビジネス活性化キーワード」は「健康感度」です。
数値以外で自分の健康状況を把握する「主観点健康感」も変化を感じる
「感度」が必要です。
 
この「健康感度」をどうビジネスに取り入れていくのか、
参考になるキーワードだと思います。
 
                         (里見 将史)
 
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健康ビジネス活性化キーワード
              「健康感度」 : 大川 耕平
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健康感度とは、健康状態であるかどうかや状態の変化を自らの身体活動の中で
感じることができる感性の度合いと定義しておきます。
 
潜在的に身体を守る感度が人間には本来備わっていると言います。
 
現代社会において、同じように自分の健康を守るための危険や変化の察知能力
という視点で考えたときはいかがでしょうか?
 
健康を損なったとき=なんらかの身体的不具合や病気などになった時に
「健康であることのありがたさ」を感じます。
でも、これはその時のマイナスな状態が平常レベルに回復してしばらくすると
多くの場合忘れてしまう情緒的なものでもあります。
 
健康感度は、対処的な感覚ではなく、予防・予見・察知的な感覚であるべき
だと僕は個人的に考えています。
 
100年前の健康感度と現代の健康感度はおそらく異なる部分が多いのではない
かと思うのです。生活習慣、食習慣の大きな変化のことです。
 
予防的予見は
これ以上は健康の為に良くないですよ!の境目の認識だと思います。
 
この辺は言葉としては理解できていてもなかなか実行できないよ!という領域
です。
 
例えば、食習慣は健康感度でも中心感覚だと思うのですが、味覚などは塩分が
多い、脂質が多いものに美味しいものがいっぱいあることも事実です。
生活習慣不可逆性の法則と言われるくらい味覚は美味しいものや、刺激を求め
ます。そしてその欲求は意識無しには正常に戻りません。この事実は多くの
生活者も健康指導者も理解しています。
 
一般的に1年に1回健康診断をして、その結果によって健康改善対策を講じる
ことになります。1年の間に起こったマイナス方向の差分は次の検査まで、
意識しなければ続くということになります。
 
もっと普通の生活リズムの中で健康課題を予防的予見する健康感度チェックが
出来ないものでしょうか?
 
日常生活と健康診断の間に健康感度が機能することによって、結果としての年
に一度の健康診断の持つ意味が健康感度による改善結果になるという別のもの
になると思うのです。
 
様々な健康感度指標が設定できるのではないかと実は考えています。
 
・アセスメントで生活習慣傾向を分析し、課題レベルを設定する
・健康課題が発生しやすい食品・メニューの味覚の基準を判定する
・身体コンディションをテストする(柔軟性・持久力など)
 
自分に合った健康感度チェックを見つけることができるようなサポートを
楽しみながら実施できるアプリケーションなどに可能性を感じています。
 
現代の健康感度は現代環境に合わせて学び、磨くしか無いのでは?と思うの
です。
この健康感度をチェック&ソリューションのフレームワークに組み立てること
で新たな予防予見アプローチとして成立させたいと考えています。
 
 
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