活性化キーワードVol.30:「経験共有型健康サービスの可能性」
■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.30
HBW編集委員の里見です。
Health Biz Watch Academyの新たな企画として、
来週11日に「ブレスト・ランチョン」を開催します。
「ブレスト・ランチョン」は、
ランチタイムの1.5時間を有効に活用し、HBW(ヘルスビズウォッチ)で
これまで紹介した海外ユニーク事例を発想素材に、
いろいろな人達とのオープンなブレストでアイデアを出し合う企画です。
ファシリテーターはスポルツディレクターが担当します。
ランチをしながらブレストという新たな企画に
スタッフは今からワクワクしています。
スポルツHBWアカデミールームで気軽にランチ&ブレスト体験していただく
機会を是非ご利用ください。
↓詳しくはこちら↓
ブレストテーマによってスケジュールが異なります!
(1)7月11日(水)_Everyday Health(全米健康ポータル)
(2)7月18日(水)_FitnessTogether(1to1の基本型)
(里見 将史)
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健康ビジネス活性化キーワード
「経験共有型健康サービスの可能性」 : 大川 耕平
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1998年頃より健康サービスビジネスに関与し始め、1999年よりこのHBWメルマガ
配信をスタートし、日米の健康ビジネス動向をウォッチすると同時に、いくつ
かの事業サポートもしてきたスポルツです。
1999年頃は、Health1.0の世界の幕開けで健康情報ポータルが健康情報提供を
通じて多くの生活者の興味をひき集客した広告モデルというビジネスモデル
でした。
この形が完全に無くなったわけではありませんが、2007年前後より北米を中心
にSNSスタイルで様々な価値を集合知化してシェアしていくHealth2.0の世界観
が浸透し始め、今日本でも急激に広がっています。
<参考情報>
■海外ユニーク事例編:盛り上がりを見せる「Health2.0」とは?
■次世代の健康ネットビジネスを占う「Health2.0カンファレンス」
健康サービスビジネスとICTの相性は良く、ソーシャルヘルスケアは今後多くの
生活者の将来的な健康課題解決の可能性を高めてくれるコンセプトであり、
メソッドとして大注目です。
今後もさらに数多くのユニークなICTを駆使したサービスシステムが構築され
本格化していくと思われます。
今までもICTを活用した健康サービスビジネスモデルは存在していましたが、
その中で上手くいっているモデルと課題を上手く解決できていないモデルとの
違いを継続的にウォッチしてきて明確に分かったその差は、「人材成長構造
への投資」があるか否かです。
これはICTを駆使するとしてもそれを運用マネージするスタッフのスキルアッ
プ、経験の共有無くしては成立しないという、考えてみればとてもシンプルな
発想があるか無いか?というポイントということです。
これはとてもHealth2.0的な重要ポイントとシンクロしている事実なのです。
モバイルヘルス、ネットヘルス、健康サービスコミュニティなどICT投資に
ウェイトが置かれる中でこそ経験の共有が価値を持ちます。
●お客様との相互学習関係があるか?
●お客様から学んだことをお客様にフィードバックできるか?
●お客様と学んだことを社内で共有する場が在るか?
健康科学の世界ではまだまだ明確に根拠が分かっていない処方や経験則的に
生まれた施策などがいっぱいあります。予防領域でのエビデンスづくりが今後
の課題であることも事実です。
やりながら学び、修正して、磨いていくという実に農耕的な営みをベースに
価値創造していくのが最も強力なビジネススタンスです。
「当初計画していたサービスシステムがどうも上手くいっていないな」
ダメ原因を探査して改善方向に進めていくのは誰もが考えることですが、
これをどうアプローチするか?
1、改善を効率的に!
2、問題の本質理解と学びの共有機会に!
少し極端なアプローチとしましたが、貴殿の会社ではどちらでしょうか?
Shared Experience(経験の共有)をぜひともサービスビジネス構築の中心に
置いてください!
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