活性化キーワードVol.39:「小さい改革」
■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.39
HBW編集委員の里見です。
来週開催予定のHealth Biz Watch Academy
「沖縄発“今”必要なヘルスコミュニティづくり」セミナーですが、
まだ若干席に余裕があります。
満席になり次第受付終了とさせていただきますので、
お早目にお申込みください!!
●9月18日(火)17時-19時30分
ソーシャルヘルスのヒント満載!!
「沖縄発“今”必要なヘルスコミュニティづくり」
ーグクルの森のビジネスモデルー
講師:関原 宏昭
(健康文化創造チームグクル有限責任事業組合 代表理事)
沖縄県で地域の健康交流文化を生かしたコミュニティの再構築を
目的に展開している「グクルの森」代表の関原氏を迎え、
コミュニティづくりからビジネスモデルまでをご紹介いたします。
「ヘルスコミュニティに求める機能」
「ヘルスコミュニティづくりの重要ポイント」
「ヘルスコミュニティの未来」
などなど、ソーシャルヘルスのヒントが満載な内容です。
「グクルの森」のコミュニティの詳細を東京で聴けるまたとないチャンスです。
ご興味ある方、お早めに!!!
(里見 将史)
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健康ビジネス活性化キーワード
「小さい改革」 : 大川 耕平
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読者の皆様と直接ディスカッションできる機会を増やすために月に2回ずつ
モーニング・セミナーとランチ・ブレストの開催を始めました。
特にランチ・ブレストではこの活性化キーワードで過去扱ったワードをテーマ
に文字では伝えきれていなかった部分も丁寧に解説すると同時に参加者のみな
さまのアイデアも出し合い、より使えるキーワードとなるように磨きをかける
作業を共有してもらっています。
さて、これまでHBW(ヘルスビズウォッチ)で紹介してきた北米圏の健康サー
ビスビジネスモデルは、実は全部継続的に定点観測をしています。
14年前に紹介したモデルが今どうなっているか?をチェックしています。
そこで観察していくと、1年間に実行された小さい改善策が5年という単位で見
ると積み重ね効果で大きな発展のカタチになっているケースが多々あります。
実は、エクセレントな業績を持続的に実現しているビジネスモデルは、この
小さい改善を継続的に積み上げている企業がほとんどです。
「何をやるか?より、どうやるか!?」を重視しているモデルが成功している
と言っても過言ではなさそうです。
RealAgeは1999年にスタートしたカレンダー年齢とリアルエイジ(健康年齢)
とのギャップを発見し、その差分を解決する情報を提供してくれる
チェック&ソリューションの原型と言えるモデルですが、小さい改善の連続
でもあります。
世界最大のダイエットセンターWeight Watchersも同様です。
昨日のモーニング・セミナーで解説したPumpOne(パンプワン)はモバイル端末
向けのフィットネス動画マーケットプレイスですが、ここの進化改善も素晴ら
しいものがあります。
動画コンテンツ流通の場(マーケットプレイス)としてスタート
↓
使い手のニーズ、送り手のニーズをマッチング
(一般ユーザー向け、パーソナルトレーナー向けからトレーナーの自主企画
トレーニング動画の販売チャネルとしての機能を拡大)
↓
カテゴリーをより専門領域に深めていき
(理学療法士コーナー追加)
↓
より深い交流を可能にする機能拡大
(管理機能を拡大)
↓
成立しているコミュニケーションの品質精度が更にアップ
↓
この成功フレームワークを少しずつ周辺にストレッチ!!という流れです。
HBW(ヘルスビズウォッチ)を継続してきて5年、10年スパンで振り返った時に
はじめて分かってきたことが北米圏健康サービスビジネスモデルの改善進化の
させ方です。画期的なイノベーションよりも小さい改革を積み上げて価値創造
の深みと奥行きを持たせていくイメージです。
日本においても健康サービス事業は小さい改革を継続していくことを構想段階
から前提にすべきなのですね!!
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