個人が健康になる→組織・コミュニティの健康度がアップ!を目指す新コラム開始!

株式会社インサイツの石川と申します。 このコーナーでは、ヘルスケアビジネス、特に個人が健康になることによって、所属する組織・コミュニティが健康になる方法についての話題のテーマや事例等に関する情報を発信していきます。 例えば企業活動にフォーカスした場合、経営資源は「ヒト・モノ・カネ」と言われたり(最近は「情報」が 4番目に入ることも多いですね)、「企業は人なり」という名言があったりするように、昔も今も「ヒト」というのは企業経営において重要な経営資源と位置付けられています。 もし、その大事な「ヒト」が十分なパフォーマンスを発揮できないとしたら、それは非常に深刻な問題なのではないでしょうか? 昨今の話題であるメンタルヘルスや、プレゼンティーイズム、長期休業といったワードからも分かるように、「ヒト」という経営資源は、状態によってそのアウトプットの品質が大きく変わってしまうものです。であるにも関わらず、十分なパフォーマンスを発揮できるように心身の状態を保つのが本人任せだとしたら、それはあまりにも非効率(もしくはギャンブル?)なのではないか、と考えます。 例えば、温度や湿度の影響を受けやすい原料などを扱うメーカーの方などは、専用の施設で適正な温度管理等を行うことで、最も良い状態を引き出し、また維持していると思います。これを「ヒト」に置き換えると、「ヒト」が最も良いパフォーマンスを出せる環境をどのように提供するかが、企業・組織としてのパフォーマンスに繋がり、ひいては事業効率を決定するものになると言えるのではないでしょうか。 つまり、個人が健康になるための取り組み、というものは、福利厚生でもCSRでもなく、純粋な事業活動の一環として行われる必要があるのです。 冒頭にも触れましたが、このコーナーでは、個人と集団の健康、それを向上させるための健康増進活動、またその状況を「見える化」する指標、データ、随時モニタリングをしながら適正化していくための管理プロセスなどについて取り上げ、考える場にしていきたいと思っています。 次回は、集団の健康を語るにあたって外せない健保組合による特定健診・特定保健指導(通称:メタボ健診)について考えていきたいと思います。 ご意見、ご指摘等は大歓迎ですので、遠慮なくいただければ有難く存じます。