[健康サービス・デザイン編]サービス・デザインが健康ビジネス進化を加速する鍵
健康ビジネス問題解決サポートメディアHealthBizWatch
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[健康サービス・デザイン編]2016年1月12日号
≫≫≫Author:大川耕平
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HealthBizWatch Authorの大川耕平です。
2016年 よろしくお願いいたします。
今年から我々スポルツは活性化する健康ビジネス業界の中にあってパフォーマンスコーチという立ち位置でプロジェクトサービスを推進していきます。
拘るテーマは健康サービスの顧客関係性育成です!
・継続ドライバ
・ヘルスケアビジネスメソッド
・ヘルスコーチング
・コミュニティデザイン&ドライブ
・事例比較分析&モデリング
我々の持つプロジェクトドライブ技術を更に磨きつつ、世界に通用する次世代型健康サービス事業をサポートしていきたいと考えています。
それでは今年最初のヘルスビズウォッチを楽しんでください。
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【1】特集:健康サービス・デザイン編
---サービス・デザインが健康ビジネス進化を加速する鍵
【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
---「True But Useless」
【3】今週の注目デジクリップ!
---国内 新サービス・セミナー、海外 ヘルスケア分野トレンドトップ10など11本
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【1】特集:健康サービス・デザイン編
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【テーマ:サービス・デザインが健康ビジネス進化を加速する鍵】
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1.なぜ健康ビジネスにサービス・デザインなのか
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このテーマは現在でも健康ビジネスプレイヤーの方と議論するときの初期段階で明確にその意図と背景を共有する必要のあるテーマです。
健康ビジネスがサービスであるということの理解共有は5年前に比べる確然と進歩していますが、デザインアプローチの必要性となるとまだ課題はありそうです。
そこを今回は考えていきます。
◆健康ビジネスは顧客の変化プロセスが対象
健康ビジネスの成果は顧客が志向する健康状態へ変化していくことであり、そのためのソリューション活動の全てが価値創造の範囲になります。
顧客自身の行動変容であり、顧客の生活時間軸の中でいかに作用していくかというインタラクティブな関係性を描けなくてはなりません。
◆そして、個別ニーズへの対応が必要です
サービス提供側にとっては1:N(複数の顧客が対象の前提)
受け手にとっては1:1(自分にとって対応している提供側はひとつ)
実はサービス事業の多くの課題はこの構造(1:N&1:1)に起因します。
モノ(プロダクト)であれば一定品質の機能は場所を移動してもほぼ発揮しますが、サービスとなると顧客との消費と生産の同時性が前提となり、また品質も異なる可能性があります。つまり、1:1品質をどう創出していくかです。
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2.ソリューションの引き出しを増やし続けるシステムが必要
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顧客課題に対してのソリューションを相手の気持ちを理解しながら提案していく継続・連続的な活動が健康サービス・デザインのスタンスになります。ここに恐らく完成は無く、進化のみがあるのだと思います。
◆ICTの活用の重要性
顧客の健康行動変容プロセスへの作用で満足対価を得るのが健康サービス事業の基本ですが、今やスマートフォンやデバイスの存在は顧客との関係性の連続性・継続性への確実なる補助線となっています。
サービスコミュニケーションをインタラクティブにデザイン可能なチャンスがどんどん広がっています。ここに健康成果を得るのに継続が必須である健康サービスにとってICTとの親和性があります。
◆チェンジエージェントとしてのサービスデザイン
サービスによる顧客価値共創するwithC志向の行動カルチャーにシフトチェンジするためのデザイン思考アプローチがどのような健康サービス事業にも必須だと考えます。
※前回のサービスプロセスデザインの課題から再チェック
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3.いいサービスをつくってもそれだけではNG
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いいサービスができたとしてもそれでOKではありません。リピートしていただかなくてはなりません。何度でもそのサービスを受けたい、継続利用したいと思ってそう行動していただく必要があるわけです。
◆継続ドライバ
自社サービスへの事前期待に応えるコミュニケーションが継続ドライバですが、ここにパワーを注がないのが日本の健康ビジネスの最も大きな課題です。
また、逆説的に申し上げればこの継続ドライバを強化すれば大化けするビジネスモデルがかなりあるはずです!
※継続ドライバ解説セミナー
◆磨いていくしかない!
昨年7月リニューアルよりスタートした「健康サービス・デザイン」は
健康サービスにおける
・ミッションの重要性(7月)
・初期プロセスの重要性(8月)
・LTV(顧客生涯価値)へのフォーカス(9月)
・アライアンスの可能性(10月)
・コミュニティの可能性(11月)
・改善の落とし穴(12月)
と展開してきましたが、次回から国内外の事例をベースにどんな学びから何を発想できるか?チョイスできるか?などケーススタディ展開を開始していきますのでご期待ください!
※「サービス・デザイン編_01-06 PDFダウンロードはこちら
パスワード:hbw2015sd
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【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
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≫≫≫「True But Useless」
サービス現場では、真実で、正しいのだけれどそのままでは役に立たないことに拘ってると顧客から支持されない。
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【3】今週の注目デジクリップ! <11クリップ>
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[1]シグナルトーク、世界初 健康への効果をスコア化するアプリ「+Try」を発表
アンケートで集められた健康習慣と体調の42,639通りの組合せの中から、専門家の監修のもと、統計学的に処理、精査され、絞り込まれた正しい172通りの健康習慣の実践をお勧めするアプリ。(2015/12/17)
[2]ウィット、あすけん「2015年ランキング!ダイエッターが積極的に食べていた市販食品ベスト10」
ダイエットサイトあすけんにおいて、2015年1月-11月にユーザーが入力した約1億件の食事記録から市販食品のみの記録回数を集計した調査結果。1位は、カルビーの「フルーツグラノーラ フルグラ」。(2015/12/21)
[3]バリューHR、生活習慣改善サポートプログラム分野でクックパッド ダイエットラボと提携、「症状別レシピ」配信サービス提供開始
食生活改善サポート「症状別レシピ」配信サービスは、バリューHRのサービスを利用している方を対象に一人ひとりの健康診断の結果に連動したサポートレシピを6ヵ月間メールで配信するサービス。(2015/12/24)
[4]カシオ計算機、介護情報シェアツール「DaisyCircle」来年5月より有料サービスを開始
介護サービス事業者が介護を受ける方ごとのサークル(グループ)を主導して運営する、安全性に優れたシステム。無料トライアルサービスと同じく、サークル員全てを対象とした画像対応掲示板「フィード」、特定のサークル員に向けた「メッセージ」の2サービスを提供。1サークルあたり月額500円+税。(2015/12/24)
[5]ケイ・オプティコム、まちぐるみで取り組むICTを活用した「生活支援サービス」のトライアル実施
兵庫県養父市と共同で2016年4月から「健康」「介護・見守り」「情報配信」サービスのトライアルを開始。「健康」では、仕事や子育てで忙しい働き盛り世代をターゲットに、「健康管理アプリ」を提供し、歩数や健康状態を記録する、など。(2016/01/05)
[6]オムロン ヘルスケア、「脳・心血管疾患の発症ゼロ」を目指して血圧変動から、疾病リスクを把握し予防する新たな取り組みを開始
1月6日から9日まで米国ラスベガスで開催される「2016 International CES」に出展。ブースでは、血圧計などの循環器事業分野で掲げる新コンセプト「脳・心血管疾病の発症ゼロ」が目指す姿と、その実現のために開発中の血圧計を参考展示。(2016/01/05)
[7]ネオス、ラーニングコミュニティーを活用した「食コンディショニング実践プログラム」を開始
クオリティライフサービスと共同でラーニングコミュニティーサービス第2弾をリリース。ヘルスコーチが学びや気づきを与え、参加者は仲間と励まし合いながら行動することで自分ゴト化、実践が続くから効果が出る、というラーニングコミュニティーのメソッドを採用した健康促進プログラム。(2016/01/07)
[8]『mHealth Watch』注目ニュース:2016年、ヘルス関連一番のトレンドは?
PwCヘルスリサーチ研究所の年次報告によれば、2016年のヘルスケア分野のトレンドトップ10は「スマートフォン向けヘルスコネクテッドデバイスの利用」「ビヘイビアルヘルス(行動健康科学)」への重点的な取組み、医療情報分析向け高性能データベースなど。(2015/12/21)
[9]調査:成人の74%が来年、健康やフィットネスに関する機器を購入予定
来年中にヘルス&フィットネスデバイスを購入予定だと回答した約74%のうち35%がスマートウォッチを購入予定と回答。次にもっとも人気が高かったカテゴリーは、フィットネス関連のアプリでユーザーの30%がダウンロードに興味を示した。(2015/12/22)
[10]ベッドを自動的に温めてユーザーの適温学習やスケジュール設定も可能なスマートマットレスカバー『Eight』
「Eight」は、マットレス自体ではなくマットレスを覆うカバーが本体で、使用者の睡眠パターンと寝室環境を15の要因を使って記録・分析する。その結果、使えば使うほどに使用者が最高の眠りを迎えられる温度を学習する。(2015/12/25)
[11]Kaiser Permanente、2019年に医療分野の国立学校開校を発表
2019年に「Kaiser Permanente School of Medicine」を開校する計画を発表。同社が「21世紀のアメリカの医療ニーズへの対応をリードする」継続的な取り組みの一環だという。(2016/01/05)
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