インセンティブ専門企業「IncentOne」
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【先進事例分析(Case196)】インセンティブ専門企業「IncentOne」
ー 「継続ドライバ特化型ビジネスモデル」 ー
継続支援自体を単独でビジネスモデルにする
───────────────────────────────────
本メルマガでは、健康行動の「継続支援」が今後の健康ビジネスの中心課題
になると予想し、その視点でいくつかの事例を紹介してきました。
また、企業側が提供する継続のための支援技術・手法を「継続ドライバ」
と命名し、「インセンティブ」「ヘルスコミュニケーション」など10種類に
分類し紹介もしました。
・継続ドライバとは
http://www.healthbizwatch.com/keyword/contents/14.html
男性、女性のダイエット経験者に継続ドライバに対する受容度合
を聞いたところ、
女性で1位、男性で2位になっている継続ドライバが
「インセンティブ」です。
そこで今回は、このインセンティブにフォーカスし、
様々な健康企業を対象にASP販売している「IncentOne社」を紹介します。
.........................................................................................................
1)IncentOne社の概要
.........................................................................................................
■企業概要
・運営企業:IncentOne
・サイトURL:http://www.incentone.com/
・設立:1997年
・売上:19.1百万ドル(約23億円、2007年推定)
・事業コンセプト(表記)
Integration incentive solutions(インセンティブソリューションの統合版)
・ミッション(表記)
To increase revenues, decrease costs and create competitive advantages
for clients and partners by delivering innovative and flexible
incentive solutions that use technology to integrate rewards, systems,
guidance and services.
(統合したインセンティブシステムを提供し、健康管理費を削減する)
■サービスの概要:
健康管理コスト削減と生産性改良のための「インセンティブ」ソリューション
の提供。概要は下記の4つ。
・Rewards(幅広い商品提供)
・Systems(企業担当者が予算管理や、インセンティブを使った健康コスト
改善の評価が可能)
・Guidance(インセンティブプログラム全体の目標管理)
・Services(カスタマーサポート全般)
■実績
・主な販売先:
フォーチュン500社に入る大手企業、主要医療保険企業など約70社以上に
システム販売する。(B-B販売)
http://www.incentone.com/Clients.cfm
.........................................................................................................
2)IncentOne社の特徴
.........................................................................................................
IncentOne社の特徴は、以下の3点です。
●幅広いポイント加算対象
ポイント加算対象として、
・歩数記録
・体重記録
・健康診断の受診や結果
などはよくあるのですが、
これらの他に、
・ヘルスコーチの活用
・医師決定サポートの活用
・ライフスタイル管理プログラムへの参加
など、自分が行った健康行動(プロセス)の多くがその加算対象になるよう
工夫しています
http://www.incentone.com/Healthy-Choice-Award.cfm
●圧倒的に幅広いポイント交換対象
こうしたインセンティブプログラムのポイント交換対象は、
旅行や商品券など健康とはあまり関係ない交換対象になる場合が多いですが、
IncentOne社では、
・栄養カウンセリング
・パーソナルトレーニングサービス
・マッサージサービス
など「健康パーソナルサービス」を充実させ、ポイントを使い、さらに健康
になる工夫をしています。また、75以上の慈善団体へのチャリティも可能
に設計されています。
http://www.incentone.com/press-release/Health-Incentive-Solutions-Enhancements.cfm
●ビジネスモデル
インセンティブの導入に関して、現在日本では機器メーカー・食品メーカー、
フィットネスクラブなどが単独で自社の商品・サービスの利用頻度や、
最終成果(体重)によりインセンティブを与えており、B-Cを対象に
あくまで自社の商品・サービス提供の枠内のものが多いです。
IncentOne社のように、「インセンティブシステム」自体をB-Bで販売する
ビジネスモデルである点が大きく違います。
※日本でも歩数のみで「インセンティブシステム自体」をB-Bで販売する
企業も現れ、実証実験もスタートしています。
.........................................................................................................
3)継続ドライバ特化型ビジネスモデルの可能性
.........................................................................................................
今回紹介したIncentOne社は、「継続ドライバ」のひとつであり、有効性の
特に高い「インセンティブ」にフォーカスし、その機能だけを充実させ
ビジネスモデル化し、B-BでASP的に販売していくというものであり、
「継続ドライバ特化型ビジネスモデル」と呼ぶことができます。
●継続ドライバ特化型ビジネスモデル
・インセンティブ、ヘルスコミュニケション、パーソイナライズ、ビジュアル
モニタリングなどの継続ドライバの機能を単独で(組み合わせて)、ASP
的に企業に提供し収益をあげる
・最終生活者からは直接収益をあげないパターンが多い
・売上規模感を考慮し、どちらかといえば、ITを使ったシステム提案の形に
なる場合が多い
・単にシステム提案になった結果、まじめで楽しさに欠け、複雑になりすぎる
場合が多いといった課題もある
・4月以降、メタボ健診が開始され、継続支援が注目をあびた際、ビジネス
チャンスが広がる、一歩先のビジネスモデルといえる。
日本でもこうした「継続ドライバ特化型ビジネスモデル」に挑戦する企業が
いくつか現れてきており、今後注目したいところです。
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【先進事例分析(Case196)】インセンティブ専門企業「IncentOne」
ー 「継続ドライバ特化型ビジネスモデル」 ー
継続支援自体を単独でビジネスモデルにする
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本メルマガでは、健康行動の「継続支援」が今後の健康ビジネスの中心課題
になると予想し、その視点でいくつかの事例を紹介してきました。
また、企業側が提供する継続のための支援技術・手法を「継続ドライバ」
と命名し、「インセンティブ」「ヘルスコミュニケーション」など10種類に
分類し紹介もしました。
・継続ドライバとは
http://www.healthbizwatch.com/keyword/contents/14.html
男性、女性のダイエット経験者に継続ドライバに対する受容度合
を聞いたところ、
女性で1位、男性で2位になっている継続ドライバが
「インセンティブ」です。
そこで今回は、このインセンティブにフォーカスし、
様々な健康企業を対象にASP販売している「IncentOne社」を紹介します。
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1)IncentOne社の概要
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■企業概要
・運営企業:IncentOne
・サイトURL:http://www.incentone.com/
・設立:1997年
・売上:19.1百万ドル(約23億円、2007年推定)
・事業コンセプト(表記)
Integration incentive solutions(インセンティブソリューションの統合版)
・ミッション(表記)
To increase revenues, decrease costs and create competitive advantages
for clients and partners by delivering innovative and flexible
incentive solutions that use technology to integrate rewards, systems,
guidance and services.
(統合したインセンティブシステムを提供し、健康管理費を削減する)
■サービスの概要:
健康管理コスト削減と生産性改良のための「インセンティブ」ソリューション
の提供。概要は下記の4つ。
・Rewards(幅広い商品提供)
・Systems(企業担当者が予算管理や、インセンティブを使った健康コスト
改善の評価が可能)
・Guidance(インセンティブプログラム全体の目標管理)
・Services(カスタマーサポート全般)
■実績
・主な販売先:
フォーチュン500社に入る大手企業、主要医療保険企業など約70社以上に
システム販売する。(B-B販売)
http://www.incentone.com/Clients.cfm
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2)IncentOne社の特徴
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IncentOne社の特徴は、以下の3点です。
●幅広いポイント加算対象
ポイント加算対象として、
・歩数記録
・体重記録
・健康診断の受診や結果
などはよくあるのですが、
これらの他に、
・ヘルスコーチの活用
・医師決定サポートの活用
・ライフスタイル管理プログラムへの参加
など、自分が行った健康行動(プロセス)の多くがその加算対象になるよう
工夫しています
http://www.incentone.com/Healthy-Choice-Award.cfm
●圧倒的に幅広いポイント交換対象
こうしたインセンティブプログラムのポイント交換対象は、
旅行や商品券など健康とはあまり関係ない交換対象になる場合が多いですが、
IncentOne社では、
・栄養カウンセリング
・パーソナルトレーニングサービス
・マッサージサービス
など「健康パーソナルサービス」を充実させ、ポイントを使い、さらに健康
になる工夫をしています。また、75以上の慈善団体へのチャリティも可能
に設計されています。
http://www.incentone.com/press-release/Health-Incentive-Solutions-Enhancements.cfm
●ビジネスモデル
インセンティブの導入に関して、現在日本では機器メーカー・食品メーカー、
フィットネスクラブなどが単独で自社の商品・サービスの利用頻度や、
最終成果(体重)によりインセンティブを与えており、B-Cを対象に
あくまで自社の商品・サービス提供の枠内のものが多いです。
IncentOne社のように、「インセンティブシステム」自体をB-Bで販売する
ビジネスモデルである点が大きく違います。
※日本でも歩数のみで「インセンティブシステム自体」をB-Bで販売する
企業も現れ、実証実験もスタートしています。
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3)継続ドライバ特化型ビジネスモデルの可能性
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今回紹介したIncentOne社は、「継続ドライバ」のひとつであり、有効性の
特に高い「インセンティブ」にフォーカスし、その機能だけを充実させ
ビジネスモデル化し、B-BでASP的に販売していくというものであり、
「継続ドライバ特化型ビジネスモデル」と呼ぶことができます。
●継続ドライバ特化型ビジネスモデル
・インセンティブ、ヘルスコミュニケション、パーソイナライズ、ビジュアル
モニタリングなどの継続ドライバの機能を単独で(組み合わせて)、ASP
的に企業に提供し収益をあげる
・最終生活者からは直接収益をあげないパターンが多い
・売上規模感を考慮し、どちらかといえば、ITを使ったシステム提案の形に
なる場合が多い
・単にシステム提案になった結果、まじめで楽しさに欠け、複雑になりすぎる
場合が多いといった課題もある
・4月以降、メタボ健診が開始され、継続支援が注目をあびた際、ビジネス
チャンスが広がる、一歩先のビジネスモデルといえる。
日本でもこうした「継続ドライバ特化型ビジネスモデル」に挑戦する企業が
いくつか現れてきており、今後注目したいところです。
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