継続ドライバ「ヘルスナレッジ」の活用方法
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継続ドライバ「ヘルスナレッジ」の活用方法
ー 国内外事例、利用価値の整理、今後の方向性 ー
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健康行動の継続に貢献する情報コンテンツのことを「ヘルスナレッジ」と
我々は言っています。継続ドライバ(健康行動の継続に作用する支援技術
のこと)の中でも重要な役割をもっています。
ヘルスナレッジは、健康行動の実践・継続に至るプロセスにおける情報
コンテンツであり、
・気づきを得る
・(一般的)知識を学ぶ
・実践ノウハウを知る
・継続ノウハウを知る
という4つに分類しています。
本メルマガでは、国内外の注目ヘルスナレッジ事例と、今後の利用価値の
方向性を考えました。
※継続ドライバ概要は下記ページの一番下の
「継続ドライバプロジェクト最新資料」をご覧ください。
http://www.sportz.co.jp/service/
まず、国内と海外のヘルスナレッジの事例紹介です。
───────────────────────────────────
【1】国内外事例にみる「ヘルスナレッジ」
───────────────────────────────────
<国内事例>
■オールアバウト健康・医療
http://allabout.co.jp/r_health/
・サービス概要
食と健康、睡眠、ストレス、運動、禁煙などのライブラリサイト。
生活習慣病、メンタルヘルス、肩こり、かぜ、歯周病など30種類以上の
疾患の基礎知識を、各分野の専門家が提供。各疾患ごとに病気の症状、
原因、対策がわかる。最近リニューアルを行っている。
「健康行動の実践・継続に至るプロセス」でいうと主に「(一般的)知識
を学ぶ」に対応している。
・健康消費者にとっての利用価値
専門家からの信頼できる情報が得られる
病気(健康課題)の全体感がつかめる
※日本では、病気(健康課題)の全体感がつかめるサイトは充実している。
一般的知識として全体感をつかむことは最初のステップとして重要となる。
healthクリック http://www.health.ne.jp/
gooヘルスケア http://health.goo.ne.jp/
など
■サントリーウエルネス社(サプリメント通販企業)
ークイズでわかる!時間で選ぶ食事力ー
http://www.suntory-kenko.com/quiz_shokuji/
・サービス概要
時間栄養学という新しい視点で気づきを高めるチェックサイト
・健康消費者にとっての利用価値
時間栄養学という観点から自分のライフスタイルを大きく変えないで
タイミングを調整することで簡単にできる食事改善のコツがわかる。
「健康行動の実践・継続に至るプロセス」でいうと「気づきを得る」、
「実践ノウハウを知る」、「継続ノウハウを知る」に対応している。
※時間栄養学の考え方
食事管理として、まず第一にタイミングを調整する。その次に量と質の調整
を行うという考え方。量と質よりも生活習慣は変えやすく、また効果も
大きいことから注目されている。このような新しい気づきは、
実践をより促す。
<海外事例>
■Keas
ーイーラニング式の学びー
https://www.keas.com/
・サービス概要
自分の健康状態やライフスタイルに合った「学びプログラム」を提供する。
複数のプログラムがあり、1プログラムあたり6週間にわたって知識が
提供され、それを記録として残せる
・健康消費者にとっての利用価値
期間を区切ってスピーディに学べる
学習記録が残り達成感を感じる
ひとつの学習が終わると次にステップアップできる
・「健康行動の実践・継続に至るプロセス」でいうと
「(一般的)知識を学ぶ」、「実践ノウハウを知る」、「継続ノウハウを
知る」に対応している。
※元グーグルヘルスの開発責任者アダム・ボズワース氏が開始したサービス。
自分にあった形で学ぶことでより実践しやすくなる。
※参考バックナンバー
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/251.html
■patientslikeme
ー体験者情報からの学びー
http://www.patientslikeme.com/
・サービス概要
難病患者向け体験情報共有サイト。自分と同じ症状の人がどのような対策を
行っているかがわかる。
・健康消費者にとっての利用価値
自分にとってよりよい対策を発見できる
自分の将来を予想し、先手をうてる
・「健康行動の実践・継続に至るプロセス」でいうと「気づきを得る」、
「実践ノウハウを知る」、「継続ノウハウを知る」に対応している。
※同じ健康課題の人からの学びとなる。ばらばらとした体験談でなく定量的
に分析された状態で体験情報が現れる。自分と近い状態の人がどのような
対策をとっているかわかり、実践及び継続しやすい方法がわかる。
※参考バックナンバー
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/230.html
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【2】ヘルスナレッジの活用方法のポイント
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上記含め本メルマガ編集にあたり確認した26の国内外事例より、
ヘルスナレッジ4つのプロセスにおける活用方法のポイントをあげてみます。
1.気づきを得る
・他人との比較により気づきが得られる
・健康指標を使ってリスクがわかる
・行動との関係でリスクをイメージできる
2.(一般的)知識を学ぶ
・常識を覆す健康知識が得られる
・クイズ(検定)形式で楽しく学べる
・マンガにより入門的内容がわかりやすく理解できる
3.実践ノウハウを知る
・自分と似た人の実行内容がわかる
・自分のライフスタイル(状況)内でできることがわかる(自分化しやすい)
・選択方法(評価内容)がわかる
4.継続ノウハウを知る
・ある程度成功した人が初心者に教えることで継続がしやすくなる
また、日本と海外の事例の活用方法を比較してみた結果、
日本のヘルスナレッジは2の(一般的)知識を学ぶことにフォーカスが
あたり、他のプロセス(気づきを得る、実践ノウハウを知る、継続ノウハウ
を知る)が手薄であることもわかりました。
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【3】スポルツの視点:今後のヘルスナレッジ利用価値の方向性
───────────────────────────────────
■今回のメルマガでは、ヘルスナレッジを提供している代表的な国内外事例
の中から、一部の事例を紹介し、その後ヘルスナレッジにおける利用価値を
整理しました。
■これらの利用価値以外に、スポルツでは以下の利用価値を考えています。
キーワードは「より自分化したヘルスナレッジ」です。
・自分にあった目的設定ができる
・経験のふりかえりにより自分流を発見できる
・気づきにくい自分の効果が見える
■ヘルスナレッジの前半プロセス「気づき・知識を得る」まではスピーディ
に支援し、後半の「自分にあった実践・継続ノウハウを支援する」プロセス
を重点的に行うことが求められていると考えます。
───────────────────────────────────
参考:過去の継続ドライバに関するバックナンバー
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・健康行動の継続率を向上させる「パーソナライズ」のチェックポイント
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/263.html
・継続ドライバ「ビジュアルモニタリング」事例
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/242.html
・インセンティブ専門企業「IncentOne」
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/216.html
・米国での健康コミュニケーション事例
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/238.html
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継続ドライバ「ヘルスナレッジ」の活用方法
ー 国内外事例、利用価値の整理、今後の方向性 ー
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健康行動の継続に貢献する情報コンテンツのことを「ヘルスナレッジ」と
我々は言っています。継続ドライバ(健康行動の継続に作用する支援技術
のこと)の中でも重要な役割をもっています。
ヘルスナレッジは、健康行動の実践・継続に至るプロセスにおける情報
コンテンツであり、
・気づきを得る
・(一般的)知識を学ぶ
・実践ノウハウを知る
・継続ノウハウを知る
という4つに分類しています。
本メルマガでは、国内外の注目ヘルスナレッジ事例と、今後の利用価値の
方向性を考えました。
※継続ドライバ概要は下記ページの一番下の
「継続ドライバプロジェクト最新資料」をご覧ください。
http://www.sportz.co.jp/service/
まず、国内と海外のヘルスナレッジの事例紹介です。
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【1】国内外事例にみる「ヘルスナレッジ」
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<国内事例>
■オールアバウト健康・医療
http://allabout.co.jp/r_health/
・サービス概要
食と健康、睡眠、ストレス、運動、禁煙などのライブラリサイト。
生活習慣病、メンタルヘルス、肩こり、かぜ、歯周病など30種類以上の
疾患の基礎知識を、各分野の専門家が提供。各疾患ごとに病気の症状、
原因、対策がわかる。最近リニューアルを行っている。
「健康行動の実践・継続に至るプロセス」でいうと主に「(一般的)知識
を学ぶ」に対応している。
・健康消費者にとっての利用価値
専門家からの信頼できる情報が得られる
病気(健康課題)の全体感がつかめる
※日本では、病気(健康課題)の全体感がつかめるサイトは充実している。
一般的知識として全体感をつかむことは最初のステップとして重要となる。
healthクリック http://www.health.ne.jp/
gooヘルスケア http://health.goo.ne.jp/
など
■サントリーウエルネス社(サプリメント通販企業)
ークイズでわかる!時間で選ぶ食事力ー
http://www.suntory-kenko.com/quiz_shokuji/
・サービス概要
時間栄養学という新しい視点で気づきを高めるチェックサイト
・健康消費者にとっての利用価値
時間栄養学という観点から自分のライフスタイルを大きく変えないで
タイミングを調整することで簡単にできる食事改善のコツがわかる。
「健康行動の実践・継続に至るプロセス」でいうと「気づきを得る」、
「実践ノウハウを知る」、「継続ノウハウを知る」に対応している。
※時間栄養学の考え方
食事管理として、まず第一にタイミングを調整する。その次に量と質の調整
を行うという考え方。量と質よりも生活習慣は変えやすく、また効果も
大きいことから注目されている。このような新しい気づきは、
実践をより促す。
<海外事例>
■Keas
ーイーラニング式の学びー
https://www.keas.com/
・サービス概要
自分の健康状態やライフスタイルに合った「学びプログラム」を提供する。
複数のプログラムがあり、1プログラムあたり6週間にわたって知識が
提供され、それを記録として残せる
・健康消費者にとっての利用価値
期間を区切ってスピーディに学べる
学習記録が残り達成感を感じる
ひとつの学習が終わると次にステップアップできる
・「健康行動の実践・継続に至るプロセス」でいうと
「(一般的)知識を学ぶ」、「実践ノウハウを知る」、「継続ノウハウを
知る」に対応している。
※元グーグルヘルスの開発責任者アダム・ボズワース氏が開始したサービス。
自分にあった形で学ぶことでより実践しやすくなる。
※参考バックナンバー
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/251.html
■patientslikeme
ー体験者情報からの学びー
http://www.patientslikeme.com/
・サービス概要
難病患者向け体験情報共有サイト。自分と同じ症状の人がどのような対策を
行っているかがわかる。
・健康消費者にとっての利用価値
自分にとってよりよい対策を発見できる
自分の将来を予想し、先手をうてる
・「健康行動の実践・継続に至るプロセス」でいうと「気づきを得る」、
「実践ノウハウを知る」、「継続ノウハウを知る」に対応している。
※同じ健康課題の人からの学びとなる。ばらばらとした体験談でなく定量的
に分析された状態で体験情報が現れる。自分と近い状態の人がどのような
対策をとっているかわかり、実践及び継続しやすい方法がわかる。
※参考バックナンバー
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/230.html
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【2】ヘルスナレッジの活用方法のポイント
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上記含め本メルマガ編集にあたり確認した26の国内外事例より、
ヘルスナレッジ4つのプロセスにおける活用方法のポイントをあげてみます。
1.気づきを得る
・他人との比較により気づきが得られる
・健康指標を使ってリスクがわかる
・行動との関係でリスクをイメージできる
2.(一般的)知識を学ぶ
・常識を覆す健康知識が得られる
・クイズ(検定)形式で楽しく学べる
・マンガにより入門的内容がわかりやすく理解できる
3.実践ノウハウを知る
・自分と似た人の実行内容がわかる
・自分のライフスタイル(状況)内でできることがわかる(自分化しやすい)
・選択方法(評価内容)がわかる
4.継続ノウハウを知る
・ある程度成功した人が初心者に教えることで継続がしやすくなる
また、日本と海外の事例の活用方法を比較してみた結果、
日本のヘルスナレッジは2の(一般的)知識を学ぶことにフォーカスが
あたり、他のプロセス(気づきを得る、実践ノウハウを知る、継続ノウハウ
を知る)が手薄であることもわかりました。
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【3】スポルツの視点:今後のヘルスナレッジ利用価値の方向性
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■今回のメルマガでは、ヘルスナレッジを提供している代表的な国内外事例
の中から、一部の事例を紹介し、その後ヘルスナレッジにおける利用価値を
整理しました。
■これらの利用価値以外に、スポルツでは以下の利用価値を考えています。
キーワードは「より自分化したヘルスナレッジ」です。
・自分にあった目的設定ができる
・経験のふりかえりにより自分流を発見できる
・気づきにくい自分の効果が見える
■ヘルスナレッジの前半プロセス「気づき・知識を得る」まではスピーディ
に支援し、後半の「自分にあった実践・継続ノウハウを支援する」プロセス
を重点的に行うことが求められていると考えます。
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参考:過去の継続ドライバに関するバックナンバー
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・健康行動の継続率を向上させる「パーソナライズ」のチェックポイント
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/263.html
・継続ドライバ「ビジュアルモニタリング」事例
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/242.html
・インセンティブ専門企業「IncentOne」
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/216.html
・米国での健康コミュニケーション事例
http://www.healthbizwatch.com/hbw/global/contents/238.html
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