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海外ユニーク事例編:既存コンテンツを生かしたソーシャルメディア活用法

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先日、ニールセン・ネットレイティングス社が、
日本での2011年8月のFacebook利用者数が1000万人を超えたと発表しました。
前年同月の193万人と比較すると5.6倍に増えているとのこと。


一方、ソーシャルメディア大国の米国では、
今や1.5億人がFacebookを使っているともされ、
それに応じて、多くの企業がソーシャルメディアを活用しています。


そこで今回は、ソーシャルメディアの活用法について、
医療分野でのマーケティング発行誌「Medical Marketing&Media社」の
「Best Use of Social Media」という賞をうけた、


「クリーブランドクリニック」でのソーシャルメディア

・Facebook
・ツイッター
・ユーチューブ

の活用例(利用者、企業側のベネフィット)を紹介します。


同病院では、ソーシャルメディアの導入において、

「既存コンテンツを生かした」運営からスタート
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している点が特長です。


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事例概要
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■病院名:Cleveland Clinic

■既存サイト(コンテンツ)のURL
http://my.clevelandclinic.org/default.aspx


■病院概要

・1921年設立。1800名の医師・研究者を抱える。
・USニュース社の全米6000の病院ランキングで4位。
・数多くの医療分野での先進性とホスピタリティが評価される。


■ウェブ運営
既存サイト以外に、Facebook、ツイッター、ユーチューブという3つの
ソーシャルメディアを使っている。


※参考:スライドシェア(Social Media in Health Care, Toronto 2010)
 同病院がケーススタディとして紹介されている。
http://www.slideshare.net/JohnSharp/social-media-in-health-care-toronto-2010


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クリーブランドクリニックのソーシャルメディア活用(1)Facebook
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■概要

病院の基礎データ、ウォールでの情報発信、ディスカッションなど。
病院スタッフが直接質問に受け答えしたり、ウォールでは教育クイズや
画像でニュース発信をしている。

http://www.facebook.com/ClevelandClinic


■「いいね」と評価している人数:40,837人


■運営の注目点

ウォールでは、「教育クイズ」を定期的に掲載し、
その結果、「既存サイト」のおすすめのコンテンツへ誘導している。


例)特定疾患についての既存サイトのウェブチャット参加を呼び掛けるクイズ

教育クイズを投稿「全米でおよそ30万人の子供たちがかかっている、
自己免疫系の炎症性疾患は何ですか?」 (2011/10/20投稿)

クイズから1時間後に次のような回答を投稿 「答え=若年性突発性関節炎」

回答と共に、若年性突発性関節炎をテーマにした既存サイトのチャット
(翌日開催)へのリンクが貼り付けてあり、参加を促す。
http://www.clevelandclinic.org/health/chatreg/ChatPage.aspx?ChatId=1231


■ユーザーのベネフィット
・Facebookを使っていれば、最新動向を自動的につかめる
・他の人のコメントを読むことで、トピックへの関心が高まる


■企業のベネフィット
・「既存コンテンツの活用」による、アクセス数の向上
・既存サイトの中で埋もれてしまった過去コンテンツを活用
・病院スタッフがコメントすることで、病院を身近に感じてもらえる
・記事を読んだ人が「いいね」を押すこと(伝播)による新規顧客の開拓


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クリーブランドクリニックのソーシャルメディア活用(2)ツイッター
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■概要

ツイッターでは「即時性」を生かし、イベント情報(セミナーなど)
だけでなく、最新医療ニュースなどを発信している。

http://twitter.com/#!/ClevelandClinic


■フォロワーの数:27,634人


■運営の注目点

自社主催の医療サミット情報という最新性のある情報を掲載し、
その結果、「既存サイト」の中のおすすめのコンテンツへ誘導している。


例)自社セミナー情報

2011年10月3日から5日に開催された医療イノベーション・サミットの
様子を翌日に写真付きで公開 (2011/10/6のツイッター)

医療イノベーション・サミットについての専門家やメディアのツイッター上
のコメントを読める。

既存サイトの医療サミットの詳しい報告、翌年の企画などを調べられる。


■ユーザーのベネフィット
・ツイッターを使っていれば、最新動向を自動的につかめる
・第3者の意見、社会的反響の大きさを参考にできる。


■企業のベネフィット
・既存サイトの「最新コンテンツ」へのアクセス向上
・「フォロワー」の人数を増やすことで、ソーシャルを使った伝播による、
 新規顧客の開拓


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クリーブランドクリニックのソーシャルメディアの活用(3)ユーチューブ
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■概要

・動画による病院、医師の紹介。
・特定の医療、健康をテーマにしたトピックの動画紹介。

http://www.youtube.com/user/ClevelandClinic


■動画再生回数:80万回以上

■チャンネル登録者:868人
(チャンネル登録者は、同病院の動画の定期購読者のような人達)


■運営の注目点

同病院の歴史や医療現場の紹介といった、既存サイトにある動画を、
ユーチューブでみてもらうことをしている。


■ユーザーのベネフィット
・ユーチューブ会員になっていれば、最新動画を自動的につかめる
・動画にはコメントが付いているので、公平視点での評価を得ることができる
・自分の住む地域での病院や医療方法を探す時、複数の動画を一度に見ること
 ができる


■企業側のベネフィット
・既存サイトの「動画コンテンツ」の閲覧回数の向上
・ユーチューブページが検索エンジン(グーグルなど)にかかることにより、
 動画の閲覧回数が向上
・「チャンネル登録者」の人数を増やすことで、ソーシャルを使った伝播に
 よる、新規顧客の開拓
・すべての動画が再生リストにまとまっているので、他の動画も視聴して
 もらえる機会が増える


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スポルツの視点
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■今回は、ソーシャルメディア導入の第一歩として、

「既存サイトのコンテンツを生かす」
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ところからはじめている事例を紹介しました。


■ソーシャルメディアのユーザーベネフィットをまとめると、
 「最新情報が楽に得られるだけでなく、他の人のコメントを瞬時で見える点」
 と言えます。

■また、企業ベネフィットをまとめると、
 「即時性と伝播性により閲覧回数を増やすことができる点」と言えます。

■今後、同病院はソーシャルメディア対策として

・価値ある情報を定期的に参加者とともに作り出す
・期間限定イベントの開催
・PHR(家庭での健康データの活用)
・モバイル対応

などを考えているとのこと。

■日本での「ソーシャルメディアの健康ビジネスへの活用」においては、
 同病院のように、ソーシャルメディア運営のフェイズをいくつかに分け、
 既存コンテンツを生かした導入の壁の低いところからはじめ、
 リスク、効果測定といった基本的な対応をしながら、
 備えるといったことが今、必要ではないでしょうか。



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【サービス紹介】健康ソーシャルメディア・ビジネス・サポート

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健康ビジネス視点(スポルツ)×ソーシャルメディア構築(アルファサラボ)

でお届けするサービスです。


スポルツでは、ソーシャルメディアの構築・運営において経験豊富な
有限会社アルファサラボと共同で、健康ビジネスにおけるソーシャル
メディア活用のための、サポートプランを用意しています。

・既存サイトとの関係(位置付け)をどのようにするか?
・どのようなベンチマーク事例があるか?

・どんな導入のステップがあるか?
・どんなリスクがあるか?

・効果測定はどのように行うか?
・運営体制はどうするのか?


このような悩みを解決していきます。

まずはご案内ページをご覧ください。
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