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●ビジネスモデル事例【Diabetes Interview】
 
 ~「オフライン」と「オンライン」の融合例(2)糖尿病患者向け月刊誌~
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米国の「糖尿病」をテーマにしたサイトは、ADA(米国糖尿病協会)の
Diabetes.orgをはじめ多数存在します。医師・患者向けの最新ニュース、
製品情報、各種ツールや情報源などさまざまなコンテンツが紹介されてい
ます。

今回紹介する「Diabetes Interview」は、サンフランシスコを拠点とした
糖尿病患者向け月刊誌です。編集長のScott M. King氏は25年間、糖尿病と
戦っている患者のひとりでもあり、毎月100本以上リリースされると言われ
る糖尿病の最新ニュースの中から「患者が本当に知りたい情報」を取捨選択
して紹介しています。

「自らが患者である編集長が薦める厳選情報」がビジネスコンセプトに
なっています。


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【Diabetes Interviewの概要】 
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Diabetes Interviewの概要は以下のとおりです。
■サイト名:Diabetes Interview
■サイトアドレス:http://www.diabetesworld.com/
■サイトのタイプ:B-C
■収益源:月刊情報誌の販売(年間$19.95)および広告収入
■発行部数:45,000部

■主なコンテンツ
・Month's Contents(今月の特集記事)
・Archives(バックナンバー紹介)
・Video Clips(ビデオクリップ)
・Discussion Forum(コミュニティ)
・Comics(漫画)
・Free Sample Issue(購買申込み)
・Links(リンク集)


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【Diabetes Interviewの特徴】~豊富なアーカイブとリアルタイム投票機能~
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Diabetes Interviewの特徴は、毎月提供される「最新ビデオ・クリップ」
と過去の豊富なバックナンバーが読める「アーカイブ」、そして読者ニーズ
の吸い上げを狙った記事に対する「リアルタイム投票機能」といえます。

主な内容は以下のとおりです。

■Video Clips(ビデオクリップ)
編集長自らが、最新の話題について医療専門家に取材しています。
毎月5本ほどの対談ビデオを提供しています。
http://www.diabetesworld.com/video/video.html

■Archives(バックナンバー)
1998年11月からのバックナンバーのアーカイブを提供しています。継続的に
情報をストックすることで、専門特化した内容の価値ある情報アーカイブが
できています。
http://www.diabetesworld.com/archive3.html

■投票機能(例)
以下のページ画面の右側に投票機能あり。
http://www.diabetesinterview.com/archive/may01/may2-01.shtml


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【Diabetes Interviewからのヒント】 
        ~ユーザーとのコミュニケーションツール~
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■Diabetes Interviewは、豊富なバックナンバーを公開することで、まず
ユーザーを集め、投票機能で読者の記事に対する反応を得ています。これは
オフラインの媒体では簡単に得られない情報であり、記事の企画編集に大い
に役立っているものと考えられます。

■日本の代表的な糖尿病患者向け月刊誌には、(社)日本糖尿病協会発行の
「さかえ」(発行部数9万部)があります。患者が医療機関を通じて購入し、
指導を受ける際などに役立っているようですが、オンライン版はありません。

また、多くの患者向け健康雑誌サイトのコンテンツは、本誌のPRや定期購読
・申込み、バックナンバーの目次紹介などが中心で、ユーザーとのコミュニ
ケーションツールとして、サイトを位置づけている企業はまだ少ないのが
現状です。

※糖尿病の健康情報誌「さかえ」の内容
http://www.jadce.or.jp/top/info/info2.html

■投票機能は記事に対する読者の反応を得るだけではなく、投票内容を変化
させ回数を増やすことで立派な「アンケート調査」となり、その結果を雑誌
で紹介するといったことも可能です。つまり、オンラインからオフラインへ
という新しい情報流通も可能になるわけです。また、こうした投票機能は自社
コンテンツの「ユニークさ」、「ユーザビリティ」をチェックする方法として
も使えます。

【参考サイト】
●投票機能参考例:ざつがく・どっと・こむ
http://www.zatsugaku.com/

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