肥満予防フィトネスプログラム
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●ビジネス事例NO.92
~ 米国の子供向け「肥満予防フィトネスプログラム」 ~
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2001年米疾病予防センター発表によると、10代の子供の約14%が肥満であ
り、その割合はこの20年間で倍増しているとのこと。HHS(米保健社会省)
は、子供の肥満予防を中心とする、運動キャンペーンに1億9000万ドルもの
予算を割いています。
子供向けの「肥満予防フィトネスプログラム」とは、肥満予防のために積極
的に運動と親しむことを促す、様々な運動メニューを指します。今回は、そ
のプログラムを導入している子供専用フィトネスクラブと、プログラムの企
画販売を行う企業の2つの事例を紹介し、日本の子供向けプログラム開発の
ヒントを探ります。
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【事例1:子供専用フィトネスクラブでの、「遊具」体験プログラム】
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■My Gym Children's Fitness Center
・サイトアドレス: http://www.my-gym.com/
・運営:Gym Consulting社
・設立:1983年
My Gym Children's Fitness Centerは、全米100ヵ所以上で「子供専用フィ
ットネスクラブ」を運営しています。生後3か月から9歳までの子供を対象と
した年齢別の計8クラス(一部は親子向け)を開設。軽快な音楽を利用した
ダンス・ゲーム・体操などを通じて、肥満予防とともにバランス・敏捷性な
どの運動能力向上を目指しています。
プログラムの特長は、子供が遊びながらトレーニングできるオリジナル遊具
の活用といえます。なわとび・吊り輪・ブランコ・斜面上りなどユニークな
遊具を多数使い、飽きずに運動できる環境を提供しています。例えば、幼児
を対象とした機器には、宇宙飛行や魔法のじゅうたんをイメージしたバラン
ス歩行プログラムがあります。
※遊具施設の様子(写真あり)
http://www.my-gym.com/04.asp?page=6
同サイトには、親自身が肥満のため、子供を1歳から通わせているというユ
ーザー体験談も紹介されています。乳幼児期という早い時期から、運動に親
しむ習慣を身につけさせることで、その後の肥満予防につなげることを狙っ
ているともいえます。
日本でもすでに、エアロビクス・空手・スイミングなどの子供向けプログラ
ムがありますが、このように豊富な遊具の活用は少ないのが現状です。「子
供の運動=遊び」という視点で、子供専用の遊具を最大限活用したフィット
ネスプログラムは、ヒントになります。
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【事例2:プログラム企画販売企業】 バラエティに富んだプログラム
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■Youth Fitness Solutions
・サイトアドレス: http://www.youthfitnesssolutions.com/
・運営:Youth Fitness Solutions社
・設立:2001年
Youth Fitness Solutions社は、3歳から16歳までの子供向けプログラムをフ
ィットネスクラブを中心に販売する企業です。導入企業に必要とされるスタ
ッフ教育ツール(ビデオやマニュアル)や、販促ツール(ポスターなど)な
どをパッケージにして提供しています。
主力商品は、ダンス・ゲーム・エアロビクスなどを組み合わせたプログラム
「FitClub USA」で、年齢別に子供の体力・興味にあったさまざまなプログ
ラムを用意しています。
<FitClub USAのプログラム例>
1)Tearless & Fearless(3~5才):遊具を中心としたプログラム
2)Amazing World of FitClub(5~7才・8~11才):ダンスやゲーム中心
3)SAQ Sport(6~11才・12~16才):スポーツ能力向上プログラム
4)WaterWorld (7~10才・11~14才):プールでのプログラム
5)AeroKidz & AeroJam(8~11才・12~16才):エアロビクスやダンス中心
単に肥満予防だけではなく、3)の「SAQ Sport」に見られるよう、テニス・
サッカーなど特定のスポーツに必要な運動能力を伸ばすためのトレーニング
プログラムも提供しています。
※「SAQ Sport」の紹介
http://www.youthfitnesssolutions.com/SAQ%20Sport.htm
物事に飽きやすく、ひとつの事を継続するのが苦手な子供にとって、「豊富
なプログラムの中から興味あるクラスを選べ、常にいろいろな種類の運動を
行えること」は、肥満予防にとって重要な「運動の継続」に繋がります。
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【まとめ】
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■日本の子供の肥満者(学校医が肥満傾向と判定した子供)の割合は、年々
増加しています(平成13年度学校保健統計調査)。また、テレビ・ゲームな
どの利用時間が増加して、屋外での身体活動が減少しているというデータも
あります(厚生労働省・健康日本21より)。
生活習慣病予防の観点からも、幼少期の運動不足解消が、課題のひとつとな
っており、今後は日本でも、今回紹介した「遊び」や「プログラムの豊富さ
」などをポイントとした、本格的な「子供向け肥満予防フィットネスプログ
ラム」開発が求めれます。また、このポイントは大人の肥満予防プラグラム
への展開の可能性もあるといえます。
※参考データ:子供の肥満者の割合変化(あいち健康プラザ)
http://www.ahv.pref.aichi.jp/taikei/chap4_7.html
■米国では今回の事例以外にも、食事面を含めた子供向けの「ダイエットプ
ログラム」を企画販売する企業もあります。
※Committed To Kids(子供向けダイエットプログラム)
http://www.committed-to-kids.com/
子供向け体重管理プログラム「Health for a Lifetime」を販売する企業。
主な商品内容は、食生活・運動など生活習慣の改善のためのマニュアル・ビ
デオのセット。医療機関との連携もあり、家庭と専門家との両方で子供のダ
イエットをサポートする。
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●ビジネス事例NO.92
~ 米国の子供向け「肥満予防フィトネスプログラム」 ~
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2001年米疾病予防センター発表によると、10代の子供の約14%が肥満であ
り、その割合はこの20年間で倍増しているとのこと。HHS(米保健社会省)
は、子供の肥満予防を中心とする、運動キャンペーンに1億9000万ドルもの
予算を割いています。
子供向けの「肥満予防フィトネスプログラム」とは、肥満予防のために積極
的に運動と親しむことを促す、様々な運動メニューを指します。今回は、そ
のプログラムを導入している子供専用フィトネスクラブと、プログラムの企
画販売を行う企業の2つの事例を紹介し、日本の子供向けプログラム開発の
ヒントを探ります。
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【事例1:子供専用フィトネスクラブでの、「遊具」体験プログラム】
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■My Gym Children's Fitness Center
・サイトアドレス: http://www.my-gym.com/
・運営:Gym Consulting社
・設立:1983年
My Gym Children's Fitness Centerは、全米100ヵ所以上で「子供専用フィ
ットネスクラブ」を運営しています。生後3か月から9歳までの子供を対象と
した年齢別の計8クラス(一部は親子向け)を開設。軽快な音楽を利用した
ダンス・ゲーム・体操などを通じて、肥満予防とともにバランス・敏捷性な
どの運動能力向上を目指しています。
プログラムの特長は、子供が遊びながらトレーニングできるオリジナル遊具
の活用といえます。なわとび・吊り輪・ブランコ・斜面上りなどユニークな
遊具を多数使い、飽きずに運動できる環境を提供しています。例えば、幼児
を対象とした機器には、宇宙飛行や魔法のじゅうたんをイメージしたバラン
ス歩行プログラムがあります。
※遊具施設の様子(写真あり)
http://www.my-gym.com/04.asp?page=6
同サイトには、親自身が肥満のため、子供を1歳から通わせているというユ
ーザー体験談も紹介されています。乳幼児期という早い時期から、運動に親
しむ習慣を身につけさせることで、その後の肥満予防につなげることを狙っ
ているともいえます。
日本でもすでに、エアロビクス・空手・スイミングなどの子供向けプログラ
ムがありますが、このように豊富な遊具の活用は少ないのが現状です。「子
供の運動=遊び」という視点で、子供専用の遊具を最大限活用したフィット
ネスプログラムは、ヒントになります。
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【事例2:プログラム企画販売企業】 バラエティに富んだプログラム
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■Youth Fitness Solutions
・サイトアドレス: http://www.youthfitnesssolutions.com/
・運営:Youth Fitness Solutions社
・設立:2001年
Youth Fitness Solutions社は、3歳から16歳までの子供向けプログラムをフ
ィットネスクラブを中心に販売する企業です。導入企業に必要とされるスタ
ッフ教育ツール(ビデオやマニュアル)や、販促ツール(ポスターなど)な
どをパッケージにして提供しています。
主力商品は、ダンス・ゲーム・エアロビクスなどを組み合わせたプログラム
「FitClub USA」で、年齢別に子供の体力・興味にあったさまざまなプログ
ラムを用意しています。
<FitClub USAのプログラム例>
1)Tearless & Fearless(3~5才):遊具を中心としたプログラム
2)Amazing World of FitClub(5~7才・8~11才):ダンスやゲーム中心
3)SAQ Sport(6~11才・12~16才):スポーツ能力向上プログラム
4)WaterWorld (7~10才・11~14才):プールでのプログラム
5)AeroKidz & AeroJam(8~11才・12~16才):エアロビクスやダンス中心
単に肥満予防だけではなく、3)の「SAQ Sport」に見られるよう、テニス・
サッカーなど特定のスポーツに必要な運動能力を伸ばすためのトレーニング
プログラムも提供しています。
※「SAQ Sport」の紹介
http://www.youthfitnesssolutions.com/SAQ%20Sport.htm
物事に飽きやすく、ひとつの事を継続するのが苦手な子供にとって、「豊富
なプログラムの中から興味あるクラスを選べ、常にいろいろな種類の運動を
行えること」は、肥満予防にとって重要な「運動の継続」に繋がります。
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【まとめ】
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■日本の子供の肥満者(学校医が肥満傾向と判定した子供)の割合は、年々
増加しています(平成13年度学校保健統計調査)。また、テレビ・ゲームな
どの利用時間が増加して、屋外での身体活動が減少しているというデータも
あります(厚生労働省・健康日本21より)。
生活習慣病予防の観点からも、幼少期の運動不足解消が、課題のひとつとな
っており、今後は日本でも、今回紹介した「遊び」や「プログラムの豊富さ
」などをポイントとした、本格的な「子供向け肥満予防フィットネスプログ
ラム」開発が求めれます。また、このポイントは大人の肥満予防プラグラム
への展開の可能性もあるといえます。
※参考データ:子供の肥満者の割合変化(あいち健康プラザ)
http://www.ahv.pref.aichi.jp/taikei/chap4_7.html
■米国では今回の事例以外にも、食事面を含めた子供向けの「ダイエットプ
ログラム」を企画販売する企業もあります。
※Committed To Kids(子供向けダイエットプログラム)
http://www.committed-to-kids.com/
子供向け体重管理プログラム「Health for a Lifetime」を販売する企業。
主な商品内容は、食生活・運動など生活習慣の改善のためのマニュアル・ビ
デオのセット。医療機関との連携もあり、家庭と専門家との両方で子供のダ
イエットをサポートする。
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