活性化キーワードVol.11:「情報消費キャパシティー」
■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.11
HBW編集委員の里見です。
現在弊社では、「Health Biz Watch Academy」の開講準備中です。
「Health Biz Watch Academy」とは、これまでHBWで培った海外事例情報活用
技術とスポルツの本来的な強みであるプロジェクトドライブ技術を複合し、
健康ビジネスに関与するプロジェクトとチームメンバーを対象に、徹底的に
サポートする研修スタイルを中心とした事業です。
「Health Biz Watch Academy」の具体的な内容は今後詳しくお伝えしていき
ますので、ご期待ください!
さて、今週ご紹介するキーワードは、
情報過多の時代にふさわしいキーワード「情報消費キャパシティー」です。
是非、参考にしてください。
(里見 将史)
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健康ビジネス活性化キーワード:「情報消費キャパシティー」 大川 耕平
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健康に対する生活者ニーズが広がり、競合も当然増加している中でどのよう
にして多くの支持者、リピーターをつくっていくか?
健康ビジネス販促の技術や考え方は、今後増々注目されていくようになるで
しょう。
※「健康サービス販促会議」という研究会も4月以降に開始予定ですので
これはまた改めてご案内します!
健康サービスビジネスの販売プロモーションにおいて、とても注意しなけれ
ばいけない最初のファクターは「相手の情報消費キャパシティー」をどう
みるかです。
自社商品サービスターゲットを定めるときにその属性をより明確にし、彼
(彼女)らが理解でき、共感できるボキャブラリーはどんなものかを数人の
潜在対象者などにヒアリングして確かめるべきです。ここでもうひとつ自社
が提供している商品サービスへの現状理解度や興味度なども探っておくと
いいです。
つまり、対象者の目線で理解できる範囲と共感できるトーンなどを明確にする
という事が重要です。
本来ありえない情報量をオーバーして提供している場合があるかもしれない
のです。
健康商品サービスのベネフィットをより正しく伝えようと、真面目に努力して
パンフレットのアプローチ文章を作成するとなると、ほとんどの場合とても
大量なる文章とデータを使うことになります。
論理的には正しいのだけれど、相手の立場で理解できる流れや、言葉遣いに
なっているかのチェックをしてみるとあきらかに対象者の情報消費キャパシ
ティーを超えているパンフレットになってしまう。
このように健康商品サービスのプロモーションコンテンツを制作する際の最初
のハードルは、論理的に正しくてもコミュニケーションの実際性に欠けるとい
う現象です。
情報消費キャパシティーを中心とした課題に対する解決の切り口は
1)人によって情報消費量が異なる
この現実を無視して提供側の論理性を固めた情報量オーバーになりコミュニ
ケーションがスムーズに展開できていない。でも正しいアプローチをしている
と思っている。
●ニーズは確かに存在していて、提供される商品サービス品質も問題ない場合
は、顧客目線に立ち返った理解のステップ(段階)を再設計して情報の塊を
解して小さくしてストーリー立てをすることによってコミュニケーション
効率が確実にアップして行きます。
2)健康知識スコア1レベルの人にレベル10の情報を与えても消化できない
売れないセールスマンがセールストークを一生懸命に話す事に集中してしまう
のと同じ現象です。
●処方としては1)と同じなのですが、特にコミュニケーション頻度を高めて
結果的スコア1のコミュニケーションを5回継続する事でスコア5にすると
いう考え方も必要になります。この際に「効率」が悪い!という評価が多く
の場合に出ますが、これがくせ者です!
この「効率が悪い」は伝家の宝刀のごとく多くのビジネスパーソンを思考停止
状態にする力があるようです。言った本人が思考停止状態にあるのが実情なの
ですが、なぜか未だに通用している不思議なビジネス用語です。
この様なケースで私が言うことは「最初から効率を重視してあたらしいモノが
売れたという事実は世の中に存在しない」ということです。新たなノウハウを
身につけるために効率は無視してもいいという立場です。
情報消費キャパシティーに対する企業のスタンスによって様々な課題が見えて
きます。
さて、みなさんの健康商品サービスのコミュニケーションは
顧客の情報消費キャパシティーにチューニングされていますか?
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ヘルスビスウォッチFacebookページ
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読者のみなさんこんにちは、編集部の渡辺です。
本日、Facebookページに動画をUPしました。
先月HBW塾で開催しました
「メタボ、メンタル、新たな健診制度について
厚労省検討会や統計データから将来を読む!」
の一部をまとめたものです。
前回セミナーにこれなかった方、今月開催のセミナーに行こうか
迷っている方、ぜひ覗いてみてください!
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