活性化キーワードVol.27:「クラス・コミュニケーション」
■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.27
HBW編集委員の里見です。
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(里見 将史)
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健康ビジネス活性化キーワード
「クラス・コミュニケーション」 : 大川 耕平
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日米の健康サービスビジネスで成功している(拡大している)モデルが採用
しているのが「クラス・コミュニケーション」メソッドです。
ひとつのクラス(複数人)に対して先生やコーチなどがあるテーマ設定や
目標追求をサポートするリアルコミュニケーションです。学校の授業などは
この原型と言えます。
このメソッドには多くのメリットと魅力があります。
最近どうすれば健康サービスモデルの多拠点化が可能かという質問をとても
多く受けるようになっており、ほぼ同様のコメントをしています。
24回目のメルマガでも解説した「場のデザイン」力ということになるのです
が、以前とは少し違う角度の解説もしていきます。
●ピア・プレッシャー
クラス参加者同士がお互いを励ます存在として機能する。
これを機能させるようにコミュニケーションのデザインに成功すれば継続率の
向上にダイレクトに作用し始めます。参加者同士がお互いに気を配ることに
なるので環境提供とその場の時間品質管理に注力できるようになります。
●トゥギャザー
クラス参加者同士が同じテーマに取り組む同志となり、つながることでモチ
ベーションを維持しやすくなる。これも参加者同士を互いに認め合う文脈を
提示し、その物語の中に導いてあげるナビゲーション技術を学ぶことにより
広範囲多彩な個性同士でもトゥギャザー意識醸成ができるようになります。
(簡単に言うといくつかの有効な台詞があります)
この2つは、サービスプロセスをいかに好ましく成長構造を持ったデザインに
するのか?という視点で今後ヘルスケアビジネス現場では欠かすことができ
ないメソッドです。
もうひとつの魅力はこの2つが顧客接点現場における参加者作用によって創造
される価値と対になるものです。
それはクラス・コミュニケーション活動によってサービス提供側のスキルが
レベルアップして成長していくという価値です。成長しやすい現場づくりの
要素をクラス・コミュニケーションは持っているのだと思うのです。
相互学習関係をデザインすることで価値創造・増幅のキャッチボールが成立
していくことがサービスサイエンスの究極の目標だと思うのですが、
健康サービスにもそれは当てはまるのだと思います。
このクラス・コミュニケーション形式の現場構造は、全ての生活者が就学期に
経験済みです。再現しやすいというメリットもあります。
健康サービスモデルでこのクラス・コミュニケーションスタイルというシン
プルな構造で運営することで成長構造を描けるという認識をぜひとも共有
させてください!!
あなたの健康サービスモデルにクラス・コミュニケーション構造がありますか?
無いのであればどうすればつくることが可能かぜひとも考えてみてくださいね!!
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