■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.32
 
HBW編集委員の里見です。
 
Health Biz Watch Academyでは、
スマートフォン健康アプリ事例と実践をテーマとした
「セミナー&ワークショップ」を7月26日(木)に開催します。
 
スマートフォンやタブレットの普及に伴い、今後の健康ビジネスにおいても
アプリの役割はますます注目されてきます。
 
健康アプリの市場動向、健康アプリの企画・制作のポイントの解説、
またすぐに役立つアプリ企画を短時間で実践する「ワークショップ」も
織り交ぜたスタイルのセミナーです。
 
 
<<こんな方にオススメです>>
 
健康商品やサービスに新たにアプリを検討したい企業の方
健康アプリを使ってプロモーションに活用したい企業の方
クライアントに健康アプリをご提案したい企画会社、制作会社の方
 
 
健康アプリの企画制作のポイント
7月26日(木)18:00~20:30(受付:17:30~)
 
 
 
まだ空きがありますので、是非この機会にご参加ください。
 
                          (里見 将史)
 
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健康ビジネス活性化キーワード
   「健康サービスの事業ボリュームという問題」 : 大川 耕平
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健康サービスやスポーツサービス領域の事業実践者、そして新規参入を検討
している事業企画ご担当とのセッションを数年間に何度も行ってきているの
ですが、毎回ギャップのあるテーマとして議論になるのが事業ボリュームの
想定の違いです。
 
新規参入事業者は構想時では健康サービス事業ドメインの今後の可能性に
ついてかなりポジティブに捉えているのでそれだけ期待も大きいことが多く、
それがダイレクトに要求する想定事業ボリュームの大きさにつながってしま
います。
 
ビジネスの売上げは顧客数×顧客単価×購入頻度によって決まります。
この式はどんな場合も適応されます。当然、全ての値をMAXにしていくこと
によって効率・生産性を上げていきたいところです。
 
この式は万能ですが、健康サービス事業は体験を売るビジネスなので顧客が
サービスの品質に直接関与する変数となり、モノ販売ビジネスと比べてひとつ
の現場でこなせる顧客数が極めて小さい値になるという一般的な傾向があり
ます。
 
この事業企画セクションの想定する健康サービス事業ボリュームと現場実践者
と想定違いの裏側にかなり深い溝が潜んでいる場合があります。
 
事業者は、顧客数×顧客単価×利用頻度=売上げをダイレクトに評価し、
各数値をどう変化させるか論、つまりマネジメント思考で展開していきます。
 
現場実践者は顧客単価と顧客満足のバランスと適正サービス品質維持の為の
適正顧客数のあり方に心を砕きます。これはサービス品質マネジメントです。
 
「売上げ」対「顧客満足」の構図ですね。
事業者としては顧客満足を無視していないのですが、売上げインパクトが
短期間で上がる施策をお金使ってでも選択してしまう傾向があります。
(この場合他社もやっているからme tooというのも多いですが、、)
 
「売上げ」対「顧客満足」を対立的構造で考えるのではなく売り上げレベル別
顧客満足に区切り、それに対して現リソースで対応の現実性と、投資によって
品質と量を担保できる方法は何かというかなりタフな議論とプロセスモデリン
グによるシミュレーションをしていくと対立構造が溶け出し、リアリティある
サービス現場発想を共有できるようになります。
 
この時にもっとも大切なことは「顧客は体験に対してお金を支払います」
という事実です。
 
このサービス現場のプロセス議論を密度濃く、辛抱強く継続していくことに
よって提供する顧客満足が定義され、その価値生産現場の効率アップによる
事業ボリューム拡大の追求という構造が明確になります。
 
健康サービスの事業ボリュームは現場で考え磨かれたものであるべきです!!
 
 
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