■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.37
 
HBW編集委員の里見です。
 
Health Biz Watch Academyでは、9月18日(火)に
「沖縄発“今”必要なヘルスコミュニティづくり」セミナーを開催します。
 
 
●9月18日(火)17時-19時30分
 
ソーシャルヘルスのヒント満載!!
「沖縄発“今”必要なヘルスコミュニティづくり」
ーグクルの森のビジネスモデルー
 
講師:関原 宏昭
   (健康文化創造チームグクル有限責任事業組合 代表理事)
 
 
沖縄県で地域の健康交流文化を生かしたコミュニティの再構築を
目的に展開している「グクルの森」代表の関原氏を迎え、
コミュニティづくりからビジネスモデルまでをご紹介いたします。
 
「ヘルスコミュニティに求める機能」
「ヘルスコミュニティづくりの重要ポイント」
「ヘルスコミュニティの未来」
 
などなど、ソーシャルヘルスのヒントが満載な内容です。
 
「グクルの森」のコミュニティの詳細を東京で聴けるまたとないチャンスです。
 
ご興味ある方、是非ご参加ください!
 
 
                           (里見 将史)
 
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健康ビジネス活性化キーワード
  「健康サービスとゲーミフィケーション考(1)」 : 大川 耕平
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第10回のメルマガでゲーミフィケーションのアプローチ事例として
Keas(キーアス)を紹介したのが今年の2月でした。
 
この「ゲーミフィケーション」というボキャブラリーを健康サービスに
関係する複数の外部ミーティングで耳にするようになってきたので、
より普及していくと推察します。
また、このメルマガの読者からバックナンバーキーワードに関するご質問を
受けたりもするようになりとても嬉しく感謝しています。
 
 
さて、このゲーミフィケーションは今後健康サービス展開に貢献すると期待
されるメソッドのひとつであり、様々なアプローチの仕方が考えられるので、
ここはひとつシリーズとして追跡していくことにします。
今回はその(1)です。
 
 
ゲーミフィケーションとは、ゲームが本来的な目的でない活動やサービスに
ゲーム的要素を取り込んで、より楽しく継続するカタチに導き、参加者(ユー
ザー)のモチベーションやロイヤルティを高めていくメソッドのことです。
 
ゲームは「面白そうだからやってみよう→やってみると本当に面白くなって
きて→ついついハマってしまう→ある目標を達成することに喜びを感じ→ます
ますやりたい!」という流れが体験者状況として起こるのがごく一般例です。
 
 
 ・モチベーションが湧く
 ・より親密性を感じロイヤルティが高まる
 ・継続することによって何かを得る
 
 
この体験者プロセスを健康改善のプロセスに同期させ、意味を持たせるアプ
ローチが健康サービスのゲーミフィケーションです。
 
普通、健康改善としての目標行動は制約的なコトが多く、改善指導を受けた者
にとっては楽しくないものです。でも、これが楽しくなってしまったらどう
なるでしょうか?
 
ゲームを面白くする技法のひとつに見える化があります。
ゲーム進行のプロセスで示される点数(スコア)などがその代表とされます。
あと、、何点で、、◯◯ゲット!!!という世界観はスコア化なしでは実現
できません。
 
 
朝晩体重計測で起こるゲーミフィケーション現象
 
朝晩体重計測ダイエットという手法があります。
朝と晩に体重計測をし、その変化をグラフに継続的に記録していくダイエット
法のことです。
 
まずはこの体重計測だけをやるというのがルールで、毎日の計測を通して様々
なことが体験的に身をもって理解でき、減量も高い確率で成功する方法として
有名です。
 
朝体重計測後、朝食、昼食、夕食、間食、飲酒、運動、休養などの日常活動
を経て、寝る前に夜体重を計測します。朝体重がその人にとっての基準体重
だとするとその日の活動の結果が夜分かり、就寝中の代謝の結果が朝分かる
わけです。その記録が体重グラフ化(見える化)というスコアになっている
状況です。
 
どうすればこのスコアになるのか?が毎日計測をしていると体験的に理解でき
るようになります。
「なるほど、、22時以降の食事は朝体重にダイレクトに影響するし、朝飯を
食べたくなくなるから昼のドカ飯につながっているな?」などとスコアをつな
ぐプロセスでの出来事の内容をあれこれと楽しく吟味し始めます。
 
こうなってくるとどうすれば減量効果があるかを自らの体験を通してプレイ
するゲームになっているのです。そうすると面白いので継続します、当然成果
が出ますから、ますます実践します!という流れです。
 
いかがでしょうか?
健康サービスにおけるゲーミフィケーションアプローチの可能性を少しでも
感じ取っていただけたでしょうか。
 
ぜひ、あなたの健康サービスにゲーミフィケーションを取り入れるには
どうすべきかを研究し始めてください。
 
 
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