活性化キーワードVol.8:「選択支援のプロセスサービス」
■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.8
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健康ビジネス活性化キーワード:「選択支援のプロセスサービス」
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健康サービスにおいて健康消費生活者にとっての改善行動の選択支援は、
極めて重要な価値創造のプロセスです。
以前より、健康サービスの基本形は「チェック&ソリューション」という
フレームになっていることが望ましいし、そうであるべきだと述べてきて
います。
今回はこのソリューションをどう選べばいいかを支援するプロセスについて
考えてみます。
このプロセスにおける工夫は既存の健康サービス事業であっても極めて有効
だと思われます。
さて、健康改善行動は継続が必要です。
正しく継続するにはその継続行動をきちんと理解していく必要があります。
健康改善にはある意味こういった学習プロセスが必要なんですね。
気づき、学び、自分の考えとして正しい選択ができるようになっていくと
いうことです。
IDEOという米国にあるとてもいけてるプロダクトデザイン会社が始めた
健康サービス事業に『ショップウェル』というモデルがあります。
コンセプトはズバリ!
「Healthy Eating Made Simple」
自分にとってより望ましい食品選択をサポートしてくれるサービスです。
http://www.shopwell.com/
簡単に説明してきます。
・まずサイトにて自分のプロフィールと簡単なアセスメントに答えます。
↓
・次に朝食や昼食などのシチュエーションを選択すると
↓
・あなたにとっての好ましい食品リストが生成され、あなたにとっての
スコアが表示されます。
ちなみに大川が設定した朝食に望ましい食品のリストは約20並び
→バナナ:99
→ブルーベリー:85
→ラズベリー:100
→ヨーグルト:100
→クエーカーインスタントオートミール:76
というスコアが出てきました。
これらは米国旅行へ行ったときの朝食メニューとかなり一致します。
大川にとってはオートミールよりフルーツやヨーグルトの方が望ましいのか!?
という普段の選択肢を中心とした広がりから、より自分にフィットした選択が
できる支援をしてくれているということになります。
このプロセスを「trade up」という言葉で説明していますが、まさにより自分
にあった選択に価値アップしてくれることに他なりません。比較しながら今ま
での選択との違いをスコアで把握しながら学んでいくのです。
考えようには健康消費生活者に学習プロセスを提供しているサービスという
こともできますよね!
あたなの健康サービスでは健康消費生活者がより自分にフィットした選択が
できるように「trade up」プロセスを提供できていますか?
ぜひ、選択支援(trade up)をキーワードとしてビジネスモデルに取り込んで
ください!!