「ジムスティック体験会開催」
iプロジェクト 市川亨
フィンランドで開発された新しいフィットネスツール「ジムスティック」の体験会が8月4日スポルツプロジェクトスタジオにおいて実施されました。主催は輸入販売元の(有)コスミックコーポレーションとジムスティックジャパン、参加者はパーソナルトレーナー6名、フィットネスクラブC社より1名の計7名でした。
「発祥」
「ジムスティック」はフィンランドの首都ヘルシンキから北へ約130KMのラハティ(Lahti)に本社を置くCondicio Sport Viremestarit Ltd.より2003年に販売されるや、フィンランド国内だけでなくESPO,オーストラリアなどで優れたフィットネスツールとして数々の賞を受賞しながら評価を高めるとともに販路を広げ、現在は世界30カ国に販売されています。
Lahti周辺はフィンランドナショナルスポーツセンターのヴィエルマキも近くウィンタースポーツの聖地として数々の国際大会が開催される地域です。後述するノルディックウォーキングのメッカとしても知られています。
「ジムスティックのシリーズ構成」
「ジムスティック」はグラスファイバー製の軽量スティック(130cm)にエラスティックチューブを組合せた(1)「オリジナル」をベースに(2)「アクア」(3)「ジムスティック・ノルディックウォーキング」の3つのシリーズで構成されています。現在国内では「オリジナル」のみが販売されています。
「ジムスティックオリジナルの特徴」
高い安全性と取り扱いし易すさ
・ 軽量のグラスファイバーを使用し、軽く、丈夫。落下しても怪我の可能性が極めて少ない。
・ エラスティックチューブを使用することで負荷、支援の掛かり方も自然で急激な負荷が掛からない。
多面的な運動ができる
・ スティックを使用したストレッチングができる。
・ チューブを利用した抵抗負荷と支持、動作支援ができる。(動作支援に特徴)
・ スティックの両端にチューブを配することで、両端を始点とした3次元方向からの抵抗負荷と支持、動作支援の設定によりファンクショナルな動作トレーニングが簡易に設定できる。
・ スティックにチューブを巻きつけることにより抵抗負荷、支援設定が個人と部位に合わせて調整できる。
プログラム構成が多彩で有酸素系、筋力、筋持久力、バランス調整能力、柔軟性などが強化できる
・ 「グループレッスン」
カーディオ、マッスル、サーキット、ピラティス
・ 「パーソナル」
・ 「アクア グループレッスン」
・ 「ノルディックウォーキング」
ジムスティック・ジャパン事務局から概要の紹介の後、ジムスティックグランドマスターインストラクターの加藤高朗氏より実技の指導が実施されました。
加藤氏からは、ベーシックな種目だけでなくペアでの利用法、アイスホッケーやゴルフ、バレーなどスポーツ種目への応用など多彩なメニューが紹介されました。
現在、バトミントンやサッカーなどの代表選手が遠征時のコンディショニングにも使用しているそうです。
参加者からは、加藤氏より想像以上に多彩なプログラムの紹介を受け、「今後の指導に活用できそうだ。」との感想が出されました。
また、陸上競技やランニングの指導を実施しているトレーナーから「ノルディックウォーキング」について質問が出され。JNFA(日本ノルディックフィットネス協会)のライセンス講習を受講した市川より、全身運動による消費カロリーの向上や下肢への負担の減少、腕の振りと足の蹴りのタイミングの調整、左右のバランス改善、姿勢改善、ストライドの拡大などの効果が説明をさせていただきました。
*ノルディックウォーキングに関して
ベースボールマガジン社、「コーチング・クリニック」7月号から藤田和樹氏(大阪大学准教授・INWA公認マスターインストラクター)がコーチング・テクニカル・セミナーに連載を開始しています。ご興味が有る方はご一読下さい。
今回、パーソナルトレーナーを中心に体験会を実施させて頂きました。
運動に限らず健康系のビジネスや芸術科目は体験・経験の重要性を改めて実感させていただいたと思います。
提供者と利用者メージギャップを埋め、新たな活力と想像力を発揮する機会になりました。
会場を提供していただいた、株式会社スポルツの大川社長に感謝して終わりの挨拶に代えさせていただきます。