[ヘルスコーチングの視線編]ヘルスコーチング最前線インタビュー:糖尿病コーチング
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[ヘルスコーチングの視線編]2016年11月22日号
≫≫≫Author:里見将史
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スポルツでは、これまでダイエットや健康増進に向けたサービス企画、プログラム企画としてデジタルヘルスに“ヘルスコーチング”を取り入れて提供してきましたが、このたびNPO法人ヘルスコーチ・ジャパンと連携し、糖尿病患者や予備軍の人の予防や改善に向けて「糖尿病コーチング」を軸に据えたオンラインのプログラム提供、サービスの企画運用をサポートしていくことになりました。
【News Release】
糖尿病療養支援サービス「オンライン糖尿病コーチング」プログラム提供開始
そこで今号のメルマガでは、以前にもこのコーナーでインタビューさせていただいたNPO法人ヘルスコーチ・ジャパンの最上輝未子代表に再度「糖尿病コーチング」についてインタビューしましたのでご紹介します。
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【1】特集:ヘルスコーチングの視線編
---ヘルスコーチング最前線インタビュー:糖尿病コーチング
【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
---「カスタマーペイン」
【3】今週の注目デジクリップ!
---国内 健診専用ギフトカード、海外 スマートジュエリーなど、7本
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【1】特集:ヘルスコーチングの視線編
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テーマ:ヘルスコーチング最前線インタビュー:糖尿病コーチング
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1、糖尿病療養指導のためのコーチングプログラムは、どんな専門家が関わって作り上げたプログラムですか?
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(最上氏)
糖尿病療養指導に特化した“コーチングトレーニングプログラム”では、ご自身のクリニックで「糖尿病コーチング」を実践されている糖尿病専門医、そして国際コーチ資格を持つプロコーチ、またご自身が1型糖尿病患者でもあるコーチが、それぞれの立場、専門性を活かして関わっています。
ヘルスコーチ・ジャパンが提供している糖尿病療養指導に特化した“コーチングトレーニングプログラム”は、糖尿病と日々向き合っている医師と患者、そして、プロコーチとして活動している国際的にも認められたコーチングのプロによって創られています。
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2、糖尿病療養指導のためのコーチングプログラムを受講される方はどんな方々が多いですか?
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(最上氏)
受講者の方々は、糖尿病療養指導士の資格保有者、医師、保健師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技士、言語聴覚士、運動療養士、製薬会社MRなどです。最近では、医師の参加が増えてきました。
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3、「糖尿病コーチング」のプログラムの概要と特徴をお聞かせください。
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(最上氏)
ヘルスコーチ・ジャパンが提供している糖尿病療養指導に特化した“コーチングトレーニングプログラム”で特に意識しているのは、これまでの固定化した「療養指導者と患者の関係」とは全く違う、「対等な関係」を作ることです。
「あなた治す人、わたし治してもらう人」から「糖尿病と共に闘うパートナーシップを築く」具体的な関わり方を学ぶのが、「糖尿病コーチング」です。
そのため、講座の中では糖尿病専門医がコーチ役(医師)、1型糖尿病患者であるコーチがクライアント役(患者)となって、診察室でのコーチングを実際にデモンストレーションしたりします。
実際の診察室で医師がコーチングをどのように使っているのか直に触れることができるのは、実際に専門家が関わっているヘルスコーチ・ジャパンの講座の特徴の一つです。
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4、通常行われている一般的な「コーチング」と糖尿病療養支援の現場で使うための「糖尿病コーチング」で明らかに違う点、抑えなければいけないポイントを教えてください。
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(最上氏)
通常行われている一般的な「コーチング」では、「コーチングは教えない」ということを教え、明確な目標を持たない人は「アンコーチャブル(コーチしづらい人、コーチしてはいけない人)」に分類し対応しません。
しかし、糖尿病療養指導の現場では、「知識がない」「自覚がない」「意識がない(我がことになっていない)」人を対象としているので、糖尿病に関する基礎的なことを教えたり、自分の病気に関する興味関心を高めたりする必要があります。
つまり、糖尿病コーチングでは、コーチングでタブーとされている「ティーチング」と組み合わせて使う「コーチング」を学び、通常のコーチングでは扱うことのない対象者にも使えるところが、一番の特徴です。
ビジネスの現場で人材育成をする場面や、コンサルタントや各種専門家が自分の専門知識を対象者に伝える時も同じ事が起こるので、ヘルスコーチ・ジャパンでは、もっと幅広い方に学んでいただけるように本講座で「ヘルスコーチング講座」として提供しています。
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5、糖尿病患者や予備軍の人の予防や改善に向けて、現場ではどんなことに注意してアプローチすべきでしょうか?
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(最上氏)
正しい食習慣や生活習慣をひとりで改善して身につけるのは困難なことです。
その困難な状況の中で患者さんに寄り添うのがコーチの役割であり仕事なので、対象者は必ずできると信じ、対象者の気持ちに寄り添い励まし共に歩み続けて、できることをひとつずつ積み重ねていくサポーターであり続ける根気が必要です。
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6、デジタルヘルスを活用したコンシューマ向けの“ヘルスコーチング”を組み合わせた「オンライン糖尿病コーチング」では、患者や予備軍の方のどんなことにアプローチすべきでしょうか?
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(最上氏)
基本的なアプローチや姿勢は上記5と同じで、患者や予備軍の方々の食習慣や生活習慣の改善や定着化に目を向けて寄り添うことです。
まずは基本のコーチングスキル傾聴・承認・ペーシングを確実に身につけ、次に、適切なタイミングで相手が欲しがる情報を、相手が好むやり方で伝えることが重要になってきます。
提供する側としては、コーチングスキルにプラスして、オンライン独特のコミュニケーションの方法を身につけ、オンラインならではの寄り添い、アプローチが必要になります。
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7、今後「オンライン糖尿病コーチング」のサービスをどのように拡大させていきたいですか?
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(最上氏)
糖尿病は生活習慣病の代表的な病気で、糖尿病療養指導に特化した“コーチングトレーニングプログラム”で提供している糖尿病患者との関わり方は、すべての生活習慣病にも応用できると考えています。
また、運動・睡眠・食事など生活習慣が基本になるすべてのヘルスケアサービスにも有効に使うことができると確信しています。
そのため、「オンライン糖尿病コーチング」を皮切りに、さらに発展させて多くの方々の生活習慣の改善に関わっていければと考えています。
これまで「コーチング」は対面が基本的なスタイルでしたが、オンラインを活用することで場所や人などの制約条件が一気に外れて、より多くの人への提供が可能になります。
対面でのコーチングと同一の品質、結果を保ちつつ、オンラインならでは特徴と組み合わせて提供していければと考えています。
以上が、NPO法人ヘルスコーチ・ジャパンの最上輝未子代表へのインタビューでした。
「オンライン糖尿病コーチング」のプログラム提供、サービス企画運用のサポートでは、NPO法人ヘルスコーチ・ジャパンの糖尿病療養指導に特化した“コーチングトレーニングプログラム”をベースに、スポルツが展開しているデジタルヘルスを活用したコンシューマ向けの“ヘルスコーチング”を組み合わせたサポートを行います。
糖尿病患者や予備軍の人を個別にしっかりと理解した上で、その人に合わせて生活習慣を健康なものに変えていけるヘルスコーチングを行うためのコンテンツと、運用を行うためのノウハウを提供いたします。
ご興味ある方は、お問い合わせください。
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【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
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≫≫≫「カスタマーペイン」
顧客が解決したい課題=カスタマーペインを知るための努力をしていますか?困っている事柄の共有姿勢がそこには必要で、カスタマーペインの解決提案こそサービスドライブの醍醐味です。
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【3】今週の注目デジクリップ! <7クリップ>
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[1]FiNC、ウェルネス経営の情報発信をするブログ「FiNCウェルネス経営ラボ」をオープン
健康経営やウェルネス経営に取り組む方、もしくは検討している方に対し、国内外の調査研究や事例の紹介、最新ニュース等ヒントになるような情報を配信するブログ。(2016/11/08)
[2]凸版印刷、日本初の健康診断の支払い専用のプリペイドカード「からだ健診ギフトカード」の提供を開始
「からだ健診ギフトカード」は、契約施設で受診したがん検診や人間ドック健診の支払いができる健診専用ギフトカード。カードが利用できる医療機関は、関東、関西の1都2府8県の日本人間ドック健診協会の会員施設及び協力会員施設。(2016/11/09)
[3]三菱地所ホーム、ウェルネスライフを満喫する新空間「ホームアクティビティ」登場【PDF】
エグゼクティブクラスの方々がより充実したウェルネスライフを創造する新空間を提案。壁一面の大型スクリーンを採用した臨場感を味わえる空間で、本格的なゴルフシミュレーターやヨガ、体感ゲームなど室内でも体を動かして健康的な生活を送ることができる。(2016/11/10)
[4]鎌倉市観光協会とヘルスデータ・プラットフォーム、観光&健康アプリ「いざマイル鎌倉」をリリース【PDF】
マイレージアプリ「いざマイル鎌倉」は、平成28年度神奈川県の三浦半島魅力最大化プロジェクトの一環として、鎌倉市内における観光客の利便性向上、地域経済の活性化、徒歩観光客への健康サポートといった個人向けサービスと、観光客の回遊情報を取得・分析することで観光地の混雑緩和等観光施策の企画・立案に資する情報を提供する。(2016/11/16)
[5]体の調子を簡単にチェックできちゃうカスタム自在なスマートジュエリー『LEAF』
「LEAF」は、葉の形をしたカスタム自在なスマートジュエリー。ストレス、活動、栄養、睡眠についてデータを計測。健康を維持するために必要な活動を表示、アドバイスしてくれる。(2016/11/11)
[6]Walgreens、血液検査スタートアップのTheranosに1.4億ドルの損害賠償訴訟
アメリカ第2の規模の薬局チェーンWalgreensは、血液検査スタートアップのTheranosに対し、1億4000万ドルの訴訟を起こした。(2016/11/15)
[7]mHealth Watch注目ニュース:サボると料金が上がる!?『RIZAP ONLINE』
今回の「RIZAP ONLINE」では、行動の結果が利用料金、それも5,000円という現金の支払いに関係してくる。インセンティブの活用は、興味関心のためのインセンティブから、今後はより結果を出すためのインセンティブへと使われ方も変化していくことが予想される。(2016/11/21)
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