家庭内の「空気環境改善」サービス
───────────────────────────────────
●海外ヘルスビジネス事例NO.98
～ 家庭内の「空気環境改善」サービス ～
───────────────────────────────────
米国では、アレルギーを持つ人が約5,000～6,000万人いるといわれ、国民
の2割が慢性のアレルギー症と推定されています（2001年・米国ぜんそく＆
アレルギー財団）。代表的なアレルギー源として、食品やペット以外に、
「空気中」に存在するカビ・ダニなどの胞子や、ホルムアルデヒドなど物質
が近年注目されています。
今回は、アレルギー源として「空気環境」に着目。家庭向けの空気診断キ
ット（ホームテストキット）販売企業と、さまざまな空気関連商品を販売す
るサイトを紹介します。
.........................................................................................................
【事例1：Home Health Science社】 空気中のカビ胞子のチェックキット
.........................................................................................................
■運営：Home Health Science社（1999年設立）
■URL: http://www.moldcheck.com
Home Health Science社は、アレルギー性の喘息や頭痛の原因となる空気中
の「カビ胞子（微生物）」をチェックする家庭用キット「Mold Test Kit
System」を販売しています。価格は、24.95ドル/5回分～（原則としてひ
と部屋に1回分を使用）となっており、内容は以下のとおりです。
・「Mold Test Kit System」の使用方法
1）室内を掃除機で清掃した後に、屋外でキットの専用フィルムをはがし、
室内に戻り1分間放置する。
↓
2）専用フィルム上に添付の検査液をふりかけ、フィルムを元に戻す。
↓
3）添付の箱の中に3日間（72時間）保管する。
↓
4）3日後、4日後、5日後に、フィルム上に現れたカビ胞子の数を数え、レベ
ルを判定する。
※「Mold Test Kit System」の写真と使用方法
http://www.moldcheck.com/UsingMoldTestKits.asp
商品には、カビ胞子の発生源を知るためのガイドブック「Building Detect
ive Guide」とカビ胞子除去マニュアル「Mold Clean Up Guide」の2つがセ
ットになっています。ユーザーは、カビ胞子のレベル判定が終わると、自分
で室内のカビ発生源をつきとめ除去したり、室内の湿気を抑えることで、空
気環境を改善するというしくみです。
「Mold Test Kit System」の特徴は、利用者自身が室内環境をチェックでき
、さらに原因を診断し、適切な対策をうつことをサポートしている点といえ
ます。
.........................................................................................................
【事例2：Breathing Company社】 空気アレルギー向けの商品販売サイト
.........................................................................................................
■運営：Breathing Company社（1999年設立）
■URL: http://www.thebreathingcompany.com/
Breathing Company社は、数多くのアレルギー関連サイトの中でも、「空気
環境」に起因するアレルギーの人をターゲットにした商品を販売する企業で
す。
商品は、空気清浄機・イオン発生器・掃除機・フィルター類・マスク類・セ
ルフケア用品など全14カテゴリー、250種類以上。経営者自らが、アレルギ
ーの子供をもつ親としての経験を生かして、家庭内の空気環境の改善に必要
な商品を幅広く提供しています。
また、大気汚染・カビ・ほこり・喫煙など「アレルギー源別」の解説を用意
。ユーザーは、除去や改善の方法を学び商品を購入することもできます。
.........................................................................................................
【家庭内チェックキットは可能性大】
.........................................................................................................
■日本では、空気中のホルムアルデヒドなどの有害化学物質を原因とする
「シックハウス症候群」対策が、本格化しています。厚生労働省は2002年6
月、学校・ホテル・百貨店の新築時や改修時に、ホルムアルデヒドの測定を
義務付ける方針を発表しました。
※シックハウスを考える会
http://www.sickhouse-sa.com/
シックハウスについての最新情報、診断サービス企業の紹介、アドバイザー
養成情報など、豊富なコンテンツを提供
■また、空気中の微生物（カビ・ダニ）対策については、空気清浄機などの
家電製品が販売されていますが、自ら気軽にチェックできる測定機器は少な
いのが現状です。これら2点から考えても今後は、空気環境チェックキット
の市場拡大が予想されます。
■ユーザーが空気環境改善商品を選ぶ場合、本来以下の3ステップが考えら
れます。
1）現状の空気環境を把握し、原因となっているアレルギー源を正しく掴む
2）アレルギー源を除去する
3）良好な空気環境を維持する
今後もアレルギー源の種類が増えると、上記（1）のステップがより重要と
なります。そのためには、今回紹介した家庭向けの診断キットや、専門アド
バイザー派遣、アレルギー源別の充実コンテンツを保有した商品販売サイト
など、さまざまな可能性が広がります。
───────────────────────────────────
●海外ヘルスビジネス事例NO.98
～ 家庭内の「空気環境改善」サービス ～
───────────────────────────────────
米国では、アレルギーを持つ人が約5,000～6,000万人いるといわれ、国民
の2割が慢性のアレルギー症と推定されています（2001年・米国ぜんそく＆
アレルギー財団）。代表的なアレルギー源として、食品やペット以外に、
「空気中」に存在するカビ・ダニなどの胞子や、ホルムアルデヒドなど物質
が近年注目されています。
今回は、アレルギー源として「空気環境」に着目。家庭向けの空気診断キ
ット（ホームテストキット）販売企業と、さまざまな空気関連商品を販売す
るサイトを紹介します。
.........................................................................................................
【事例1：Home Health Science社】 空気中のカビ胞子のチェックキット
.........................................................................................................
■運営：Home Health Science社（1999年設立）
■URL: http://www.moldcheck.com
Home Health Science社は、アレルギー性の喘息や頭痛の原因となる空気中
の「カビ胞子（微生物）」をチェックする家庭用キット「Mold Test Kit
System」を販売しています。価格は、24.95ドル/5回分～（原則としてひ
と部屋に1回分を使用）となっており、内容は以下のとおりです。
・「Mold Test Kit System」の使用方法
1）室内を掃除機で清掃した後に、屋外でキットの専用フィルムをはがし、
室内に戻り1分間放置する。
↓
2）専用フィルム上に添付の検査液をふりかけ、フィルムを元に戻す。
↓
3）添付の箱の中に3日間（72時間）保管する。
↓
4）3日後、4日後、5日後に、フィルム上に現れたカビ胞子の数を数え、レベ
ルを判定する。
※「Mold Test Kit System」の写真と使用方法
http://www.moldcheck.com/UsingMoldTestKits.asp
商品には、カビ胞子の発生源を知るためのガイドブック「Building Detect
ive Guide」とカビ胞子除去マニュアル「Mold Clean Up Guide」の2つがセ
ットになっています。ユーザーは、カビ胞子のレベル判定が終わると、自分
で室内のカビ発生源をつきとめ除去したり、室内の湿気を抑えることで、空
気環境を改善するというしくみです。
「Mold Test Kit System」の特徴は、利用者自身が室内環境をチェックでき
、さらに原因を診断し、適切な対策をうつことをサポートしている点といえ
ます。
.........................................................................................................
【事例2：Breathing Company社】 空気アレルギー向けの商品販売サイト
.........................................................................................................
■運営：Breathing Company社（1999年設立）
■URL: http://www.thebreathingcompany.com/
Breathing Company社は、数多くのアレルギー関連サイトの中でも、「空気
環境」に起因するアレルギーの人をターゲットにした商品を販売する企業で
す。
商品は、空気清浄機・イオン発生器・掃除機・フィルター類・マスク類・セ
ルフケア用品など全14カテゴリー、250種類以上。経営者自らが、アレルギ
ーの子供をもつ親としての経験を生かして、家庭内の空気環境の改善に必要
な商品を幅広く提供しています。
また、大気汚染・カビ・ほこり・喫煙など「アレルギー源別」の解説を用意
。ユーザーは、除去や改善の方法を学び商品を購入することもできます。
.........................................................................................................
【家庭内チェックキットは可能性大】
.........................................................................................................
■日本では、空気中のホルムアルデヒドなどの有害化学物質を原因とする
「シックハウス症候群」対策が、本格化しています。厚生労働省は2002年6
月、学校・ホテル・百貨店の新築時や改修時に、ホルムアルデヒドの測定を
義務付ける方針を発表しました。
※シックハウスを考える会
http://www.sickhouse-sa.com/
シックハウスについての最新情報、診断サービス企業の紹介、アドバイザー
養成情報など、豊富なコンテンツを提供
■また、空気中の微生物（カビ・ダニ）対策については、空気清浄機などの
家電製品が販売されていますが、自ら気軽にチェックできる測定機器は少な
いのが現状です。これら2点から考えても今後は、空気環境チェックキット
の市場拡大が予想されます。
■ユーザーが空気環境改善商品を選ぶ場合、本来以下の3ステップが考えら
れます。
1）現状の空気環境を把握し、原因となっているアレルギー源を正しく掴む
2）アレルギー源を除去する
3）良好な空気環境を維持する
今後もアレルギー源の種類が増えると、上記（1）のステップがより重要と
なります。そのためには、今回紹介した家庭向けの診断キットや、専門アド
バイザー派遣、アレルギー源別の充実コンテンツを保有した商品販売サイト
など、さまざまな可能性が広がります。
───────────────────────────────────