米国の健康志向「テイクアウト惣菜専門企業」
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～ 米国の健康志向「テイクアウト惣菜専門企業」 ～
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米国では近年、スーパーマーケットや専門店における「総菜」市場が順
調に伸びています。要因のひとつには、家庭での調理に時間をかけたくない
人が急増している点が考えられます（2002年・NPD Group社の調査によると
、その数は10年で倍増）。今回は、大手「テイクアウト惣菜専門企業」2社
の健康アプローチを紹介しましょう。
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【事例1:eatZi's（イーチーズ）】「プロのシェフ」による「個別対応」
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■運営：Brinker International社
■URL: http://www.eatzis.com/home.htm
■設立：1996年
■企業概要：
イタリア人シェフのRomano氏が創業。ダラス、アトランタなど4店舗。親会
社のBrinker International社は、米国を中心にメキシコ・イタリア料理な
ど1,260店以上のレストランを運営する企業。
■メニュー概要：
メインディシュの肉・鶏・魚をはじめ、焼きたてパン・サラダ・前菜・パス
タ・寿司、デザートや飲み物など。朝食用から夕食用まで非常に幅広い。
■健康アプローチ：
同社はシェフを惣菜ビジネスの中心に据え、「調理だけでなく食材の品質や
栄養を知り尽くした食のプロ」と位置づけています。イーチーズでは、シェ
フが「個別」に栄養成分や健康に関するさまざまな質問に気軽に応じていま
す。
実際の調理に関して、シェフがどの程度まで個別対応するかは不明ですが、
「your own personal chef」との記載からもわかるよう、個別対応を重視
している姿勢は十分にうかがわれます。
豊富な栄養知識とコミュニケーションスキルを持ったシェフが、顧客の体調
や健康状態に応じたメニュー選びをサポートし、ある程度まで個別調理に対
応してくれるような店が現れてもおもしろいでしょう。
※Chef-Crafted Meal Solutions（シェフについて記載されたページ）
http://www.eatzis.com/chefcraft/chefcraft_01.htm
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【事例2:Boston Market】「あぶり焼き」と「カロリー表示法」に特徴
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■運営：Boston Market社
■URL: http://www.boston-market.com
■設立：1985年
■企業概要：
惣菜は、自宅で作る料理を代行するという意味で、「HMR（ホーム・ミール
・リプレースメント）」と呼ばれることもあります。同社は、HMRのコンセ
プトを広めた企業として有名。店舗数650以上。
■メニュー構成：
チキンやターキーをあぶり焼き（長時間焼くことで脂肪分を抑える調理法）
にしたものと、フレッシュで季節感のある添え野菜、サンドイッチ類が中心
。
■健康アプローチ：
同社は、あぶり焼き商品を豊富に提案するだけでなく、米国農務省の健康的
食生活ガイドラインに基づいた、「総カロリー中の脂肪分」を表示していま
す（ガイドラインでは、その摂取量を30％以下に指導）。
例えば、あぶり焼きチキンのセットの場合、下記のようにメニューの最後に
、総カロリー中の脂肪分の％が表記されています。
・あぶり焼きチキン
マッシュポテト＆温野菜添え（22％）
香味トウモロコシ＆野菜添え（13％）
新ジャガ＆シナモンアップル添え（14％）
※Boston Marketの低脂肪メニュー
http://www.boston-market.com/food/menu/lowfat_meals.html
このように、健康によいとされる数値を積極的に利用して健康アピールを行
う方法は参考になります。（米国には健康的な栄養バランスとして、ダイエ
ットに効果のある「炭水化物：たんばく質：脂肪＝40：30：30」といった比
率数値もあります）
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【「健康惣菜」の可能性】
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■日本で惣菜を販売する企業のうち、「健康」を積極的にアピールする企業
は、デパートの地下の惣菜専門店や一部路面店があるだけで、それほど多く
ないのが現状でしょう。
※デパ地下の健康アピール惣菜専門店
・柿安
http://www.kakiyasuhonten.co.jp/index.html
・アールエフワン
http://www.rf-one.com/index2.html
■今まで惣菜市場は単に、調理時間を短縮できる、「家庭料理の代行」とい
った意味で伸びてきましたが、今後は、「代行+α（アルファ）」の価値が
必要とされます。その有力候補は「健康」と考えらないでしょうか。
今後ヘルスビズでは、日本でも順調に成長を続ける総菜を含めた中食市場全
体と健康アプローチの状況を継続的にウォッチしていきます。
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～ 米国の健康志向「テイクアウト惣菜専門企業」 ～
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米国では近年、スーパーマーケットや専門店における「総菜」市場が順
調に伸びています。要因のひとつには、家庭での調理に時間をかけたくない
人が急増している点が考えられます（2002年・NPD Group社の調査によると
、その数は10年で倍増）。今回は、大手「テイクアウト惣菜専門企業」2社
の健康アプローチを紹介しましょう。
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【事例1:eatZi's（イーチーズ）】「プロのシェフ」による「個別対応」
.........................................................................................................
■運営：Brinker International社
■URL: http://www.eatzis.com/home.htm
■設立：1996年
■企業概要：
イタリア人シェフのRomano氏が創業。ダラス、アトランタなど4店舗。親会
社のBrinker International社は、米国を中心にメキシコ・イタリア料理な
ど1,260店以上のレストランを運営する企業。
■メニュー概要：
メインディシュの肉・鶏・魚をはじめ、焼きたてパン・サラダ・前菜・パス
タ・寿司、デザートや飲み物など。朝食用から夕食用まで非常に幅広い。
■健康アプローチ：
同社はシェフを惣菜ビジネスの中心に据え、「調理だけでなく食材の品質や
栄養を知り尽くした食のプロ」と位置づけています。イーチーズでは、シェ
フが「個別」に栄養成分や健康に関するさまざまな質問に気軽に応じていま
す。
実際の調理に関して、シェフがどの程度まで個別対応するかは不明ですが、
「your own personal chef」との記載からもわかるよう、個別対応を重視
している姿勢は十分にうかがわれます。
豊富な栄養知識とコミュニケーションスキルを持ったシェフが、顧客の体調
や健康状態に応じたメニュー選びをサポートし、ある程度まで個別調理に対
応してくれるような店が現れてもおもしろいでしょう。
※Chef-Crafted Meal Solutions（シェフについて記載されたページ）
http://www.eatzis.com/chefcraft/chefcraft_01.htm
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【事例2:Boston Market】「あぶり焼き」と「カロリー表示法」に特徴
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■運営：Boston Market社
■URL: http://www.boston-market.com
■設立：1985年
■企業概要：
惣菜は、自宅で作る料理を代行するという意味で、「HMR（ホーム・ミール
・リプレースメント）」と呼ばれることもあります。同社は、HMRのコンセ
プトを広めた企業として有名。店舗数650以上。
■メニュー構成：
チキンやターキーをあぶり焼き（長時間焼くことで脂肪分を抑える調理法）
にしたものと、フレッシュで季節感のある添え野菜、サンドイッチ類が中心
。
■健康アプローチ：
同社は、あぶり焼き商品を豊富に提案するだけでなく、米国農務省の健康的
食生活ガイドラインに基づいた、「総カロリー中の脂肪分」を表示していま
す（ガイドラインでは、その摂取量を30％以下に指導）。
例えば、あぶり焼きチキンのセットの場合、下記のようにメニューの最後に
、総カロリー中の脂肪分の％が表記されています。
・あぶり焼きチキン
マッシュポテト＆温野菜添え（22％）
香味トウモロコシ＆野菜添え（13％）
新ジャガ＆シナモンアップル添え（14％）
※Boston Marketの低脂肪メニュー
http://www.boston-market.com/food/menu/lowfat_meals.html
このように、健康によいとされる数値を積極的に利用して健康アピールを行
う方法は参考になります。（米国には健康的な栄養バランスとして、ダイエ
ットに効果のある「炭水化物：たんばく質：脂肪＝40：30：30」といった比
率数値もあります）
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【「健康惣菜」の可能性】
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■日本で惣菜を販売する企業のうち、「健康」を積極的にアピールする企業
は、デパートの地下の惣菜専門店や一部路面店があるだけで、それほど多く
ないのが現状でしょう。
※デパ地下の健康アピール惣菜専門店
・柿安
http://www.kakiyasuhonten.co.jp/index.html
・アールエフワン
http://www.rf-one.com/index2.html
■今まで惣菜市場は単に、調理時間を短縮できる、「家庭料理の代行」とい
った意味で伸びてきましたが、今後は、「代行+α（アルファ）」の価値が
必要とされます。その有力候補は「健康」と考えらないでしょうか。
今後ヘルスビズでは、日本でも順調に成長を続ける総菜を含めた中食市場全
体と健康アプローチの状況を継続的にウォッチしていきます。
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