Interview
2016.10.21
ビジネスウォッチャー須田泰司さんの視点
2016.12.22
須田 泰司 氏(フリーランス ビジネスウォッチャー)
現在はフリーランスでビジネスウォッチャーをされている須田さん。
非常にユニークな切り口のレポートを小生も何度も拝見してきました。
その須田さんがプライベートにスライドシェアで独自レポートを発表
しているのですが、その活動に関して伺ってみました。
プロフィール
須田 泰司[すだ やすじ]
大学卒業後小売業に就職。その後、市場調査会社に転職。1996年より高齢者向け食品のコンセプト開発、公的介護市場開始後の市場規模推計、社会保障制度における医療サービスの制度設計等を通じてヘルスケア分野の調査・研究に携わる。1999年よりICT×ヘルスケアを切り口として、トレンド、市場性、新サービス開発等を中心とした調査・分析業務を続けている。2016年2月よりフリー。1964年生まれ。
●須田NOTE(スライドシェアのライブラリーのこと)で扱っているテーマはどのように設定しているのですか?
(1)「デジタル」「サービス」で切り出せることがないか
(2)海外と国内でギャップがありそうなところで何か提案できないか
(3)自分の経験を通じて問題提起などができないか
で考えています。
閲覧数とダウンロード数を通じてくらいしかわからないです。
英語版を作成しているものでは海外の方から何度かメールで問合せをいただきました。
古いのですが、行政の政策動向をまとめた「医療分野の情報化とビジネスチャンス」は閲覧数が多いです。
英語版はダウンロード数も多いので、ヘルスケア分野は総じて情報発信力が弱いのでは?と思います。
それと社会人大学院の修士論文資料「ICT活用型ダイエットサービスにおける、価値共創に関する研究」も閲覧数が多いです。
正直驚いています。
社会保険と非営利ではないヘルスケアに何となく拒否感がある中で、何となく営利ビジネスとしてのヘルスケアが進んで来てしまい、制度、意識、行動すべてが混沌としてしまっています。
従来の仕組みの延長でサービス(ビジネス)をデザインするのは限界ではないでしょうか。
マネタイズができているということでは、医療費の支払い関係のビジネスは日本でも有効だと思います。
それと、社会性が高いということでは、ソーシャルネットワークとソーシャルインクルージョンを組み合わせたケアシステムです。
ふたつあります。
ひとつはプロダクトサービスシステムという切り口でまとめたいと思っています。
2年前から手をつけてはいるのですが、時間がかかっています。
もうひとつは健康決定因子としての外部環境デザイン。
「自治体で取り組む健康づくりの可能性」を展開させたものをつくりたいと考えています。
●閲覧者からの反応はいかがですか?
閲覧数とダウンロード数を通じてくらいしかわからないです。
英語版を作成しているものでは海外の方から何度かメールで問合せをいただきました。
古いのですが、行政の政策動向をまとめた「医療分野の情報化とビジネスチャンス」は閲覧数が多いです。
英語版はダウンロード数も多いので、ヘルスケア分野は総じて情報発信力が弱いのでは?と思います。
それと社会人大学院の修士論文資料「ICT活用型ダイエットサービスにおける、価値共創に関する研究」も閲覧数が多いです。
正直驚いています。
●日本のヘルスケアの課題をどうお考えですか?
社会保険と非営利ではないヘルスケアに何となく拒否感がある中で、何となく営利ビジネスとしてのヘルスケアが進んで来てしまい、制度、意識、行動すべてが混沌としてしまっています。
従来の仕組みの延長でサービス(ビジネス)をデザインするのは限界ではないでしょうか。
●注目しているビジネスモデルはありますか?
マネタイズができているということでは、医療費の支払い関係のビジネスは日本でも有効だと思います。
それと、社会性が高いということでは、ソーシャルネットワークとソーシャルインクルージョンを組み合わせたケアシステムです。
●今後取り組みたいテーマはありますか?
ふたつあります。
ひとつはプロダクトサービスシステムという切り口でまとめたいと思っています。
2年前から手をつけてはいるのですが、時間がかかっています。
もうひとつは健康決定因子としての外部環境デザイン。
「自治体で取り組む健康づくりの可能性」を展開させたものをつくりたいと考えています。
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須田NOTE
・ヘルスケアスタートアップとアクセラレータ
・ヘルスケアサービス再発明の流れ
・日本のヘルスケアICT戦略に関するテキスト分析の試み
・里山自転車主義
・自治体で取り組む健康づくりの可能性
・健診ゲーミフィケーション
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インタビュアー:大川耕平
[取材日:2016年12月19日]