「継続ドライバ」という考え方

大川 耕平

健康ビジネス成功の鍵!

健康ビジネスは「サービス要素」を欠くことの出来ない領域であることは多くの方に同意していただけることと思います。

「モノ」の販売と「サービス」を組み合わせて顧客との関係性を継続していくというビジネスモデルがそれらの中心となっていきます。

顧客との関係性を継続していくために「継続」に有効に作用する機能、それを「継続ドライバ」と我々は名付けました。

<我々の初期問題意識として>

・継続性と満足度の高いサービスプロセスにある「継続ドライバ」はどんなものがあるか?

・どんな「継続ドライバ」を組み合わせるとどんな満足提案が可能か?

・商品によって必須な「継続ドライバ」は何か?

各サービスビジネスモデルのプロセスを可視化しながら分析していくといくつかの発見がありました。

そして、現状で8カテゴリの「継続ドライバ」が見つかっています。

■インセンティブ
刺激・報償策として「ポイント制」「プレゼント・キャンペーン」など

■交流
同士との価値観共有が可能なコミュニティなど

■コンペティション
競い合うラインキングやコンテストなど

■コーチング
参加者の疑問・心配に積極的に答え、示唆を与えてくれる

■パーソナライズ
自分向けのアドバイスやカスタマイズが可能であること

■ビジュアルモニタリング
自分の活動プロセスが可視化され整理できる機能

■エンカレッジメント
励まし・激励メッセージ

■ITベネフィット
継続を助けるIT便利機能

「おそらく健康サービスモデル毎に継続ドライバのデザインが必要!」

弊社自主調査として300名の女性(20~40代)のダイエット成功者・失敗者比較調査を行ないました。

その結果ダイエットの成功に作用した(希望する)継続ドライバは
・パーソナライズ
・ITベネフィット
・コンペティション

が重要な役割を果たしそうであることが分かってきました。

今後、顧客との関係性を継続していくためのサービスビジネスモデルを構築していく際に重要な機能を発揮するであろう「継続ドライバ」に関してさらに研究をしていくつもりです。

このテーマにご興味をお持ちの方はお声掛けください。