企業運動会3.0時代へ

2013年に「運動会で会社を元気にする」というテーマでインタビューに応えてくれたのが丸山さんでした。
https://healthbizwatch.com/archive/interview/boundscreative
あれから既に7年経ち、かつコロナ禍の中にあってきっと大きなシフトが起きているのではないかと思い再度お声かけをしました。

Q1.企業運動会のあり方は僕の推測ですけど、昭和が1.0だとすると電子機器普及によるコミュニケーション機会の変化を受けながらの平成が2.0で、もっと大きく変わりだす令和が3.0になるのではという仮説を持っています。2.0時代に前回インタビューさせていただいたわけですが、その後かなり会社規模も拡大してこられてすごいな～と思っていました。この3.0の仮説は丸山さんとしてはどう感じますか？

大川さんのおっしゃる“企業運動会1.0時代”は大企業がレクレーションの一環としての行事だったものが、ITなどの普及により、2.0時代に突入したと思います。
2.0時代というのは大企業のものだった企業運動会が、中小企業も実施する時代になりました。

ITの普及で希薄になった人間関係を運動会で社内コミュニケーションを活性化させることを目的とした会社が増えてきました。
チームワークを必要とするコミュニケーション重視で更に、ゲーム性の強い（参加しても、応援してても楽しい）競技、まるでバラエティー番組に出演している気分になれる運動会が、好評を得て大小関わらず、沢山の企業様からお声がけをいただける様になりました。

そこから、令和に入り、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけとして“働き方”が大きく変わろうとするのと同時にそれに沿った企業運動会の時代、つまり3.0時代に突入しようとしています。

Q2.丸山さんの感じている成功ポイントはどんなことですか？

一言で言うと、人に恵まれている、ということです。

ITの進化と共に、これまで人間にしかできないと思われていた仕事が、機械やAIに変わられようとしている中、この運動会の仕事は人間にしかできない。
その“人間”である弊社スタッフは常に「どうしたらお客様に喜んでもらえるか」を考え、企画、運営しています。

更にスタッフ同士の信頼関係も強く一緒に現場を運営する事を楽しんでいるメンバーばかりです。
生き生きと運動会を運営している姿が、お客様にも高く評価されて、紹介や評判につながっているのが成功のポイントだと思います。

皆さん、承知の通り、今回の新型ウィルスの影響を受けて世界の生活環境自体がガラリと変わってきています。
リモートワークが当たり前になってコミュニケーションに悩まれて、なんとかコミュニケーションの取れる施策はないか、と相談を多くいただきます。

そこで、オンラインで集まらなくてもコミュニケーションが取れる“オンライン社内イベント”の制作を行っています。
オンラインセミナーの様な一方通行のイベントではなく、相互でコミュニケーションが取れる様に工夫を凝らしたイベントです。

オンラインでイベントをするということは、コロナがなければ考えなかったことでした。
企業運動会1.0時代は、レクリエーションとして家族も含め、“社員を楽しませること”“リフレッシュ”が目的でした。
2.0時代に入り、目的が明確に“社内コミュニケーション”“一体感”に変わってきました。
つまりそこで得たチームワークがそのまま仕事、業績に結びつくイベントを求められる様になってきたと思います。

Q3.ズバリ、今後の戦略ビジョンを教えてください。

3.0時代に突入してしまった今、まだまだ、どうなって行くか先が見えない状態ではありますが、様々なことを想定しながら進んで行かなくてはいけないと思っています。
今は、お客様も望まれている“オンラインイベント（オンライン運動会）”に注力していきます。

近い将来、コロナが落ち着き、皆さんが集まれる様になった後も、オンラインコンテンツは無駄にせず、リアルとオンラインの融合された新しいコミュニティーコンテンツにする事も視野に入れ、研究していきます。
社内コミュニケーションイベントといえば、バウンスクリエイティブと言ってもらえる様に頑張ります。

ありがとうございました！

インタビュアー：大川耕平

［取材日：2020年7月28日］