特集:ヘルスケアビジネス・テクニカルアドバイス号

米国で今後10年で600万人も労働人口が不足する
人材課題を解決する福利厚生とは?


こんにちは、ヘルスビズウォッチの渡辺武友です。

本日お伝えする
ヘルスケアビジネス・テクニカルアドバイスは、

◆◇◆---------

多くの先進国が課題となる
労働人口不足に対する打ち手


◆◇◆---------

 
タイトルで書きましたが、
米国では今後10年で600万人も労働人口が不足するようです。


日本の方が高齢社会は進んでいますが、
米国をはじめ、多くの先進国で同じことが課題となっています。


動画解説で、
米国のチェース銀行が行った調査を紹介しました。


中小企業経営者536名に行ったもので、
現在の不確実な経済環境においても
80%が福利厚生に力を入れる、
または現状維持とのことです。



ちなみに米国の場合、
福利厚生と言っても
医療保険の役割が大きいです。


日本と保険制度が違うため、
働き手にとって企業を選ぶ際
給料に次ぐ重要なものが、


「どのような医療保険を受けられるか?」
になります。



日本だと皆保険制度のため、
どの企業に就職しても
医療保険は一緒になりますので
あまりイメージできないかもしれません。


しかし、医療費が高い米国では
かなりのインパクトがあります。


米国で福利厚生と言った場合、
医療保険やカフェテリアプラン、
健康支援、各種人事施策が含まれる。

とイメージするとよいでしょう。



米国の中小企業の多くは、
決して潤沢な予算があるわけではないです。
(このあたりは日本と同じです)


しかし人材が不足する中
給料を上げるだけでは、
多様化する現在では
優秀な人材を獲得、維持するのは難しいのです。


そのため、
福利厚生(ウェルビーイングプログラム)の
充実が欠かせないものとなっています。



なぜ、そこまでして、
福利厚生(ウェルビーイングプログラム)に
力を入れられるのでしょうか?


それは企業の利点につながることがわかっているためです。


ですので、
「コスト」ではなく「投資」の意識が強いのです。



保険制度が違うとはいえ、
日本も人材不足は大きな課題です。


今まで福利厚生、また健康経営に対し、
「コスト」意識が強かったのではないでしょうか?


しかし、会社の利点につながることがわかれば、
「投資」に切り替わることができるはずです。



今回の動画解説では、
企業を支えるヘルスケアサービス提供者が
何をすべきかお伝えしますので、


ぜひ参考にしてください!

今週の注目記事クリップ

[1]Hinge Health、2025年第2四半期の収益55%増加を報告

5月にニューヨーク証券取引所に上場したサンフランシスコを拠点とするデジタル筋骨格ケア企業Hinge Healthは、2025年第2四半期の総収益が2024年第2四半期の8,980万ドルから55%増加して1億3,910万ドルになると発表した。(2025/08/21)

[2]Noom、『Microdose GLP-1Rx』減量プログラムを開始

ダイエットプログラムを提供するNoomは、会員にパーソナライズされたMicrodose社のGLP-1薬を提供する新しい減量プログラムを開始すると発表した。このプログラムは行動変容を促すヘルスコーチングと組み合わせたもので、標準的なGLP-1よりも低用量の減量薬を提供するという。(2025/08/22)

[3]テオリア・テクノロジーズ、オクタウェルと脳の健康サポート生活習慣プログラム「Weltive」を共同開発・提供開始

本プログラムは、テオリアが提供する脳の健康管理統合サービス「そなえるパッケージ」の新たなラインナップとして、包括的な健康経営支援を実現させたい利用企業への提供開始を予定しています。(2025/08/20)

[4]Sensor Tower、2025年AIアプリ市場インサイトレポート:各分野のアプリがなぜAIを活用しているのか(PR TIMESより)

「2025年AIアプリ市場インサイトレポート」では、常に変化するAIの競争環境を詳しく分析しています。ChatGPTやDeepSeekなどの生成AIアプリの現状、そのユーザー層の拡大と変化、新規ユーザーを獲得するための最新戦略について解説しています。(2025/08/20)

[5]ネミエル、睡眠専門医と共同でAIアドバイスを大幅アップデート(PR TIMESより)

今回のアップデートでは、日中の眠気と睡眠習慣データの結びつきをより精緻にし、ユーザー一人ひとりの傾向に合わせた行動提案を生成できるようになりました。複数の新しいパラメータを追加することで、睡眠習慣の傾向やパーソナリティを反映した、よりパーソナライズされた評価が可能に。(2025/08/20)

[6]ウェルヴィル、AIアバターが24時間365日暮らしを見守る高齢者支援サービスを正式に提供開始(PR TIMESより)

本サービスは、日々の対話を通じて高齢者の心身の変化に寄り添い、認知機能の変動や心の状態を早期に検知します。必要に応じてご家族や地域の関係者と情報連携することで、高齢者の安心・安全な在宅生活をサポートします。(2025/08/20)

[7]アトピヨ、日本最大級のアトピー患者向けアプリ「アトピヨ」がアトピーの悩みを文字で投稿できる新機能を追加!~見えるだけじゃない、つぶやけるアトピヨへ~

アトピー患者向け匿名画像SNS「アトピヨ」において、画像なしで文字投稿できる新機能「つぶやきピヨ」を追加したことをお知らせします。また、画像投稿においては、画像をぼかして表示するモザイク機能も追加したことをお知らせします。(2025/08/21)

[8]Awarefy、AI時代の“新ストレスケア”が誕生!「ストレス反応分析」をリリース ユーザーに現れやすい無意識の反応を可視化し、立体的な自己理解をサポート

「食べ過ぎる」「夜ふかしする」「ケアレスミスが増える」--それ、ストレスの影響かもしれません。AIメンタルパートナー「アウェアファイ」アプリにおいて、「AIじぶん分析」シリーズの第三弾となる新機能「ストレス反応分析」をリリースいたしました。(2025/08/21)

[9]ティップネス、「若さ・美しさの定量評価」で、人生100年時代のウェルエイジングをサポート|総合フィットネスクラブ初「糖化度測定サービス」スタート【PDF】

ティップネス全店で8月より順次「糖化度測定サービス」をスタートします。美しく健康に年齢を重ね、ポジティブで豊かに生きる「ウェルエイジング」の実践をサポートするため、糖化度の測定で若さ・美しさを定量評価し、老化をコントロールするという新たな付加価値を提供します。(2025/08/21)

[10]パナソニック、体調ナビゲーションサービス「RizMo」活用による女性の健康行動支援と組織パフォーマンスへの効果を検証

令和7年度フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金に採択。今年6月に発表した体調ナビゲーションサービス「RizMo(リズモ)」を活用し、女性社員120名を対象にフェムテック領域のサービスをトライアル導入。(2025/08/22)

[11]山口大学、AIで喘息における症状サブタイプを発見ーデジタルヘルス技術に基づき格差のない個別化医療を推進ー

AIの一種である教師なし機械学習を用いて、これまで人の目では特定が難しかった喘息患者の多様な症状から5種類の症状サブタイプを発見しました。(2025/08/22)

[12]ダスキン、ヘルスレント「介護白書 2025」 介護未経験者の約73%が「介護の備えまだ」、約86%が「仕事と介護両立が不安」と答える現実【PDF】

20代-50代の有職者1,000人を対象に介護と仕事の両立に関する実態調査を行いました。本調査は、当社が2022年から継続実施し、今年で4回目となる生活者調査の一環です。今回は、ヘルスレント事業が行う「あしたのケア」プロジェクトの一環として、仕事と介護の両立に焦点を当てました。(2025/08/25)

[13]『HealthTechWatch』注目ニュース:CALENDAR、“自分だけ”の運動プログラムが届く『CALENDAR Personal』を開始

今回取り上げたのは、毎朝ちがう“自分だけ”の運動プログラムが届くパーソナルオンラインフィットネスサービスに関するニュースです。最近のヘルスケアサービスでは、個別化、パーソナライズ化されたサービスの提供が多くなってきています。(2025/09/01)