こんにちは、渡辺武友です。

自分の商品サービスを売るのに適した市場をご存知ですか?
今回は売れる市場の見分け方をお伝えします! 

特集:健康ビジネス・マーケティング&収益化編

健康ビジネスにおける市場とアプローチ

健康ビジネスを展開するとき、企画の段階でターゲットを絞って、そのターゲットが興味を持つ商品サービスを開発しますが、この段階で市場についても考えていますか?

20代女性にダイエットサービスを提供する場合、どこでターゲットにアプローチするか?法人向けにビジネスをする場合、メインは大手法人企業にしようと話すことはあっても、その決済者にどうアプローチするのか?

このようなことは、プロモーションや営業担当に任せてしまったり、場合によっては広告代理店に決めてもらっていることがあります。そして、思ったように売れず「商品が悪かったのか?」と商品改良に予算と時間を再度使うことになるなど、良からぬ方向に進んでしまうケースをよく見かけます。

この展開にはまらないために、今回は健康ビジネスにおける市場の見方と、その市場に対するアプローチについてご紹介します。 

市場とは何か?

市場とは一言でいうと「あなたの見込み客が集まる場」です。

例えばホームフィットネス商品を販売したいとします。ホームフィットネス商品はスポーツ専門店で売ることもできます。テレビ通販、例えばジャパネットなどでも売れます。

スポーツ専門店とテレビ通販ではユーザー層が違います。 

スポーツ専門店では、いくつかの商品と比べ、実際に触って、店員に直接聞いたりして選びます。そして購入後は自分で持って帰ります。

テレビ通販では、直接触れません。比べることもありません。テレビ通販で勧められたものが今ならお得と感じられたときに購入します。あとは注文して待っていれば家に届けてくれます。

同じ商品を購入するのでも、買い物をする工程がまったく違うことがわかります。お客さんがどのように買い物したいかで市場は変わります。ご自分の購入先を考えても、商品により市場の使い分けはあっても、本を買うならAmazonなど、だいたい決まっているのではないでしょうか!?

まずは、自分の商品サービスをどこで売るのかを絞る必要があります。

アプローチの考え方

「売り先(市場)がたくさんあるなら、なるべく多くの市場で販売した方がよいのではないか?」 

このように考えることがあります。

しかし、市場によってニーズが違うため、ネット通販にはネット通販の、ドラッグストアにはドラッグストアにあった告知方法が必要になります。

もっと言うと、ネット通販も一括にはできません。サイトによって特性が違うため、ユーザー層も変わってきます。

例えばAmazonの場合、ユーザーはサイト内でいくつかの商品を比較して選ぶことが目的になりますので、商品情報(告知)も最低限のものになります。
楽天の場合は、商品情報を事細かに掲載することができます。ユーザーとしては、ネット上でウィンドウショッピングを楽しんでいる状態になります。

このようにお店やメディアが変われば、表現すべきやり方も変わってきます。

仮に複数の市場にアプローチした場合、それぞれの市場に1回告知しただけでは、購入してくれる人も限られます。何度も告知することで、認知され、購入につながることがあります。
しかし、毎回同じ告知だけ出していても、それはそれで興味を失わせることにもなりますので工夫が必要です。

市場が複数あると、複数のアプローチ方法を常に考えなくてはならなくなります。あなたの広告予算やリソースが無限大ならかまいませんが、大抵は限られた予算、リソースの中でやりくりしないとならないでしょう。

まずは市場を1つに絞る必要があります。

特に新規参入の場合、決めた市場に何度もアプローチすることで、
「この人(会社、商品サービス)、面白そう!」と覚えてもらうこと(ブランディング)が必要になるのです。

よい意味で覚えてもらえたということは、ある程度の信用を得た(怪しいものではないと思ってもらえた)ことになります。この状態になって、はじめてあなたの商品サービスを選択肢の1つとして意識するようになります。

市場の選び方

「市場を絞る」と言われたとき、どのように決めていけばよいのか?まず、よくやりがちな失敗例を1つ紹介します。

  • ターゲットユーザー数の多いメディアに告知する

一見、良さそうに感じるのですが、そのメディアにたくさんいるユーザーがあなたの見込み客とは限りません。ターゲットはあくまで“狙いたい層”にしか過ぎず、冷やかし客の可能性も高いのです。

例えばダイエットしたい20代の女性は多くいますが、お金を払ってでもダイエットしたい人でなければあなたの顧客にはなり得ません。ターゲットユーザーの多いメディアに集まるダイエットしたい人が、無料のダイエット方法が知りたくて集まっているなら、それはあなたにとって冷やかし客になってしまいます。
見込み客がいる市場でなければ、告知していく意味がないのです。

見込み客を獲得する市場の選び方をお伝えします。

競合他社がいつも告知している市場を狙う

競合他社がすでにいる市場では、お客さんが競合他社に流れてしまうと思い、まったく競合がいない市場を探すべきでは?と考えやすいです。しかし、お客さんの視点になると見えてくるものが変わってきます。
競合がいないような市場には、見込み客が得たいものがないため集まっていないのです。結果、競合もわざわざ告知していないだけなのです。

競合他社が同じメディアに何度も告知していることを見たことありませんか?それは、そこで出すことが一番集客できることを知っているためです。

ですので、競合の横で告知することが、見込み客を集客できる一番の近道なのです!

ウソか本当か?すぐに答えがでますので、ぜひ試してみてください。

健康ビジネス 収益化のための3つの手順

健康ビジネスで収益化していくためには、先に抑えるべきポイントがあります。

ほとんどがこの抑えるべきポイントとズレたところで活動してしまうため、
「思ったような収益を上げられない!なぜなんだ?」と悩む日々を過ごすことになります。

今回は健康ビジネスにおける「収益化のための3つの手順」を学び、自分の課題について質問できる場をご用意しました。

健康ビジネス 収益化のための3つの手順

少人数制 オンライン無料セミナー

日 時:2020年7月7日(火)受付15:50/セミナー16:00-17:00
募 集:5名(満席になり次第締め切り)
参加費:無料
※Zoomによるオンラインセミナーとなります。アプリのご用意は各自でお願いします。

お申込みはこちら
https://healthbizwatch.com/info/post_526.html

お申込み後、担当者よりご連絡いたします。
参加は同一部門(企業)から1名とさせていただきます。
同一部門で別の方が参加の際は、別の日程をご案内させていただきます。

※上記セミナーへのお申込みはGoogleフォームを使っています。
Googleフォームを利用できない方は、お手数ですが下記お問い合わせページよりご連絡をお願い致します。「お問合せ内容」に“セミナーについて”とお書きいただけば、こちらからご連絡させていただきます。
https://healthbizwatch.com/contact

健康ビジネスの現場で使えるキーワード

「フリクションレス・エクスペリエンス」

デジタル技術に支えられた摩擦・接触なき経験をどう品質化していくかが求められる時代に突入しました。

今週の注目デジクリップ!

[1]エーザイ、ブレインパフォーマンス(脳の健康度)のセルフチェックツール「のうKNOW(TM)」を美容室に展開
https://www.eisai.co.jp/news/2020/news202026.html
エーザイは、顧客との信頼関係に基づくチェック後のフォローが可能で定期的な来店が見込める美容室を「のうKNOW」による定期的なブレインパフォーマンスチェックの有効な場(健康拠点)の一つとして考えている。(2020/06/04)

[2]森トラスト、観光業の復興に向け、日本固有のウェルネス体験プランを体験できる「Wellness Go キャンペーン」を森トラストグループの10施設で展開【PDF】
https://www.mori-trust.co.jp/pressrelease/2020/20200605.pdf
https://www.mori-trust.co.jp/
キャンペーンでは、375室の温泉付き客室や、16ヘクタール以上にもおよぶ広大で自然豊かな敷地を活かした様々なプランを用意。「自然体験」「食体験」「マインドフルネス」のウェルネス・エクスペリエンスの3つの柱を提案。(2020/06/05) 

[3]asken、あなたの運動不足はご飯何杯分?「テレワーク太り」に負けないためのウェブサイト開設
https://www.asken.inc/news/2020/6/8
askenは、コロナ禍でテレワーク導入等により運動不足や体重増加が懸念されることを受けて、ウェブサイト「#コロナ太りに負けるな 自宅でできる運動・栄養プログラム」を開設。RIZAPの協力により、「自宅でできるRIZAPトレーニング動画」を提供。(2020/06/08)

[4]BEACHTOWN、新宿中央公園内に会員制アウトドアフィットネス「PARKERS TOKYO」をプロデュース&運営
http://beachtown.co.jp/news/2020/1060/
施設の1階2階には、風通しの良い100m²のヨガスタジオ、ボルダリングジム、ランナーズロッカー&シャワー、屋外テラスを設置し、7月16日(木)に開業。また公園を活用した放課後「アウトドアフィットネスKIDSスクール(小学生対象)」も開校予定。(2020/06/08)

[5]アシックス、心身における影響や今後のランニング習慣などランニングに関する意識調査を世界規模で実施
https://corp.asics.com/jp/press/article/2020-06-09
定期的にエクササイズを行っている世界12カ国の一般の方を対象に実施。「新型コロナウイルス感染症拡大前から定期的にエクササイズを実施していると回答した人の36%が、外出自粛前よりも活発にエクササイズをしている」などの結果となった。(2020/06/09)

[6]エムティーアイ、従業員のパフォーマンスを向上させる健康経営の鍵とは?
https://www.mti.co.jp/?p=25862
エムティーアイが運営するヘルスケアサービスブランド「CARADA」を通じて企業、健診機関、健康保険組合、自治体までもつなぎ人々の健康を多方面からサポートする未来像について聞いた。(2020/06/09)

[7]ソーシャルディスタンスがはかどるウェアラブルセンサー『Safe Spacer』
http://mhealthwatch.jp/global/news20200605
人との距離が近づくとアラーム&振動で伝えてくれる。アラートを発する距離、しきい値をセットしたり、接触履歴を確認するのはスマホアプリの役目。Safe SpacerのIDをスタッフごとに割り振れるので、誰と誰が密になっているのかの可視化もできる。(2020/06/05)

[8]『mHealth Watch』注目ニュース:電通、野球における姿勢推定AIアプリケーション『Deep Nine』を開発
http://mhealthwatch.jp/japan/news20200615
スポーツのフォーム、姿勢の見える化は、レベルにもよりますが以前よりも簡単にできる環境が提供されつつあります。しかし、スポーツのフォーム、姿勢の見える化の次に求められるのは、そのフォーム、姿勢をどのように改善すべきなのかというソリューションであり、指導者側のスキルになってきます。(2020/06/15)