特集:ヘルスケアビジネス・テクニカルアドバイス号

「Thrive AI Health」が活用している「Motivational Interview」とは?


こんにちは、ヘルスビズウォッチの里見将史です。

本日お伝えする
ヘルスケアビジネス・テクニカルアドバイスは、
 
 

◆◇◆---------

AIコーチサービス「Thrive AI Health」が活用している

「Motivational Interview(動機付け面接)」とは?

◆◇◆---------




米国で2025年の行動変容サービスで注目されるのは、
「Thrive AI Health」だと私はみています。


なぜ注目しているのかというと、
企業向けに行動変容を基盤としたソリューション、
特にコーチングサービスを提供するThrive Globalと
Chat GPTを提供するOpen AIが資金提供して、
「Thrive AI Health」を提供しているからです。


 この「Thrive AI Health」がついに2025年7月にβ版を公開しました。


パーソナルコーチングプログラムとしての
強みを持っているThrive Globalのノウハウに
OpenAIの生成AIが組みこまれるので、
やはりこのAIコーチサービス「Thrive AI Health」は、
生成AIの活用の視点からも見逃せない存在なのです。


「Thrive AI Health」のβ版のサイトをみてみると
いくつか興味深いキーワードが確認できます。


その気になるキーワードの中から、
今回は、Motivational Interview(動機付け面接)について
私の専門領域であるヘルスコーチングの視点で
関連性や相違点、役割などについて、お話ししてみたいと思います。


ぜひチェックしてください!

今週の注目記事クリップ

[1]Google、Fitbit向けにAI搭載の新たなパーソナルヘルス&フィットネスコーチを発表

同社によるとこの新機能は、フィットネストレーナー、睡眠コーチ、そしてウェルネスアドバイザーの3つの機能を1つにまとめたものだという。(2025/09/03)

[2]少額の賞金は人々の健康増進に効果があるか?

デジタル健康エンゲージメントアプリ『Wellth』は、少額の金銭的インセンティブとドーパミンによるナッジを利用して患者の健康的な行動への関与を維持する「日常ケアモチベーションプラットフォーム」を拡大するために、シリーズCの資金調達で3,600万ドルを調達した。(2025/09/03)

[3]日本介護システムとKINDLER、高齢者に似合う髪型をAIが提案

日本介護システム株式会社は、KINDLER株式会社のAIフェイススキャン診断(R)システムを活用し、高齢者向け訪問美容にAIを導入。2025年9月15日より全国加盟店で本格運用を開始します。(2025/09/03)

[4]ウィーメックス、保健指導代行サービス「Wemex 保健指導業務支援」を提供開始

本サービスの提供を通じて、健康保険組合が抱える特定保健指導に関する煩雑な事務作業の負担を軽減し、特定保健指導の実施率向上と対象者の生活習慣改善を支援します。(2025/09/03)

[5]SOXAI、SOXAI RING(ソクサイリング)のユーザー調査結果を公開|30代ユーザーの約2割が「睡眠時呼吸に大きな乱れ」

今回の取り組みにより、SOXAI RINGを用いることで睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングに活用できる可能性が示されました。(2025/09/03)

[6]IGSA、脳の健康管理アプリ「はなしてね」正式版の提供を開始

ご自宅でスマホを使って2分間話すだけで、脳の健康状態を可視化することができます。「はなしてね」では、6万時間を超える音声データから、人間の発話の構造や特徴を学んだAIが、認知機能が落ちてきた場合に発話にどういった変化が現れるかを分析しています。(2025/09/03)

[7]塩野義製薬とFRONTEO、AI解析による会話型の「あたまの健康度」判定 Webアプリケーション「トークラボKIBIT」を提供開始

「トークラボKIBIT」は、生活者が日常会話を通じて簡単に利用できるあたまの健康度セルフチェックツールとして、生活者が自身の状態を日常的に把握することで健康に関する意識向上を促し生活習慣改善や健康寿命の延伸に貢献することを目的としています。(2025/09/03)

[8]Amazon、「離れて暮らす高齢者の見守り・介護における音声AIアシスタント活用」調査を発表|80%が「見守りや介護に役立つ」と回答(PR TIMESより)

調査の結果、AIアシスタントが見守り・介護において幅広い用途で活用され、コミュニケーションの改善や精神的負担の軽減などにおいて効果があると認識されていることが明らかになりました。(2025/09/04)

[9]サンスターグループ、2型糖尿病の方の口腔ケアと24時間の血糖管理に関する研究論文が米国糖尿病学会機関誌『Diabetes Spectrum』に掲載

週3回以上の歯間清掃を行っている方は、血糖値が一日を通じて低く、目標範囲にある時間が長いことが示されました。また歯が20本以上ある方のGMI(血糖管理指標)が低いことが明らかになりました。(2025/09/05)

[10]早稲田大学、表情でうつリスクを早期発見~うつ病予備群の表情に特徴的な変化を発見、AIによる客観評価が可能に~

研究グループは、うつ病の前駆状態とされる「サブスレッショルドうつ(うつ病予備群)」における表情の変化について、64名の日本人大学生の自己紹介動画を用いて検証。抑うつ傾向を持つ若年層は、顔の表情が「豊か」「自然」「親しみやすい」と感じられにくい傾向がありました。(2025/09/08)

[11]LEAGUE、クラウドファンディング最新動向2025年8月:ガジェット系が最多、睡眠グッズが高額支援を集める(PR TIMESより)

支援金額は、ガジェット系が首位で合計1億8,627万円超を記録し、圧倒的な存在感を示しました。続く睡眠・リラックス系は、支援総額8,368万円超で2位にランクイン。1件あたりの支援単価が高く、少数精鋭で大きな資金を集めた点が特徴。(2025/09/08)

[12]キリンホールディングス、電気の力で減塩食品の塩味やうま味を増強する減塩サポート食器「エレキソルト」より 新商品の「カップ」とリニューアルした「スプーン」を販売開始

「エレキソルト」は、“おいしい食事のある人生を、すべての人に。”を基本の考え方として、塩分の取り過ぎという社会課題とお客様の減塩食の味に対するニーズに向き合うために開発された減塩サポート食器です。(2025/09/09)

[13]奈良県立医科大学、朝食抜き・遅い夕食の習慣は骨折リスクを高める可能性がある

今回の研究では、健診データと連結された日本の大規模レセプトデータベース(DeSCデータベース)に含まれる1,100万人分のデータを用いて、朝食抜きと遅い夕食の食習慣を含むさまざまな生活習慣と、骨粗鬆症性骨折の関連を解析しました。(2025/09/09)

[14]『HealthTechWatch』注目ニュース:日立システムズ・神奈川県・メドミライ・東京大学、生成AIを活用したヘルスケア分析基盤を構築

今回のニュースでは、人への負荷を軽減するための生成AIの活用ということで、提供企業にとってのリターンとして、コストダウンにつながることが明確になってきています。(2025/09/16)

[15]ノースカロライナ州健康保険プランとHello Heartが提携し、地方の会員拡大へ

ノースカロライナ州健康保険プランは、心臓を専門に健康管理を行うHello Heart社と提携し、地方に住む対象となる保険加入者に意識を高め、心臓の健康を改善できるよう取り組む。(2025/09/11)

[16]『HealthTechWatch』注目ニュース:投資家による、ヘルスケアAIスタートアップの成功要因とは?

日本でもAIを活用したスタートアップが増加していますが、先行する米国市場は、多くの大手企業もAIを活用した製品化が進んでいるため、かなり激しい戦いになっています。このような状況でスタートアップはどのようにビジネスを拡大していけばよいのか?今回の記事にはそのヒントが紹介されています。(2025/09/22)

[17]電通総研、国内電通グループ3社と京都大学、ヘルスケア領域の産学連携プロジェクト「evidact(エビダクト)」を始動-科学的エビデンスを基に企業のヘルスケアサービスの開発・普及を目指す-

10月10日に本プロジェクトへの参画企業を募る説明会を開催し、京都大学などの研究者らによる講演や新規事業の創発に必要なプロセスを学ぶワークショップなどを行う予定です。(2025/09/10)

[18]フィリップス・ジャパン、フィリップス ソニッケアーから5つのモデルが新登場(PR TIMESより)

「ソニッケアー 7100」「ソニッケアー 6500」「ソニッケアー 6100」「ソニッケアー 5500」「ソニッケアー 5300」の5モデルを順次販売開始。新搭載された自動パワー調整機能により、奥歯まで安定した磨きあがりへ。(2025/09/10)

[19]日本イーライリリー、早期認知症当事者における意識調査結果を発表【PDF】

早期の段階であるMCIまたは軽度認知症当事者の92%が支援により自立した生活を維持していることが分かりました。また、早期に診断を受けた当事者と比べ、一般生活者の「もの忘れ」に対する受診意向は低いことから、一般生活者への早期対応の啓発が重要であることが示唆されました。(2025/09/10)

[20]カーブスジャパン、[日本初]医療と地域フィットネスの連携による新たな支援モデル がん患者様向け運動継続スキームを開始【PDF】

本スキームは、埼玉県立がんセンター整形外科によるがんエクササイズ外来にて発行される運動処方に基づき、治療中または治療後の患者様が生活圏内のカーブス店舗で安全かつ継続的に運動を実施できる体制を整備するもの。医師の処方に基づく運動支援を地域のフィットネス施設で提供する体制は日本初の試み。(2025/09/11)

[21]Godot、行動科学AIと国内最大級データで生活者理解を深化|ヘルスケアから政策立案まで、多様な応用を見据える研究開発

国内最大級の生活者データを有するインテージと、生活者の隠れた行動要因の解明をめざすAIエージェントの共同開発を2025年9月1日から開始しました。生活者の多様な行動・心理データを基に、一人ひとりの行動原理を科学的に紐解き、AIエージェントを構築します。(2025/09/11)

[22]HRテクノロジーコンソーシアム、企業価値向上につながる、国内最大規模の調査「人的資本調査2025」を今年も開始(PR TIMESより)

人的資本調査は、「企業価値向上につながる、より質の高い人的資本取組の普及啓発」を目的とし、2022年より過去3回実施してまいりました。企業にアンケートをご回答いただくことで、無償で人的資本取組を個別に評価してフィードバックし、また、特に優れた取組みを行う企業を表彰しております。(2025/09/11)

[23]サンスターグループ、歯科専門職だけでなく推奨可・高齢者が誰でも日常的に実践できる オーラルフレイルと関連する良い口腔ケア習慣が明らかに

地域在住高齢者におけるオーラルフレイルの該当レベルとお口のケア習慣との関連性を解析した結果、1日2回以上の歯みがき、週1回以上の歯間ブラシの使用による歯間清掃、年1回以上の歯科受診がオーラルフレイルの該当率と関連していることが判明しました。(2025/09/12)

[24]MTG、血行促進繊維VITALTECH(R) 睡眠への効果検証を日本睡眠環境学会にて発表

独自開発した血行促進繊維VITALTECH(R)(バイタルテック)を用いたスリープウェアを着用することで睡眠時間の増加傾向および熟睡感の向上が示唆されました。(2025/09/12)

[25]アテックス、頭を刺激し、うっとりまどろむ「ドライヘッドスパ マドロムーン」が健康増進機器に認定

「ドライヘッドスパ マドロムーン」は、6ヵ所のエアバッグが頭を刺激し、やさしくケアするヘッドスパアイテム。頭を包み込んで、うっとり心地よいまどろみの時間を過ごせるというものです。また、エアバッグの膨張・収縮は医学博士監修の「呼吸リズム」も搭載し、夜のセルフケアにもおすすめです。(2025/09/12)

[26]バリューHR、AIが3年後の生活習慣病リスクを予測ー健診結果管理システムに新機能「健康予測」を実装【PDF】

本機能は、弘前大学大学院医学研究科附属 健康・医療データサイエンス研究センター センター長の玉田嘉紀教授の監修・指導のもとで開発した独自の予測アルゴリズムを搭載。個人の健康診断結果に基づいた高精度な予測と、具体的な生活習慣の改善アクションを支援します。(2025/09/12)

[27]エス・エム・エス、「仕事と介護の両立支援」をテーマとした無料オンラインセミナーを10月に開催(PR TIMESより)

開催日は10月3日(金)10月6日(月)。健康経営推進担当者に対し令和7年度版健康経営度調査票の変更点等を申請区分別に解説。健康経営度調査票の締切直前でもすぐに実践できるeラーニングの紹介などを含むオンラインセミナー。(2025/09/16)