毎週金曜配信のNEWSクリップ号より健康ビジネスキーワードを抜粋してご紹介。
HBW編集主幹の大川耕平が、健康&ウェルビーイングビジネス現場で見聞体験した中で見つけたビジネスヒントや発想刺激につながりそうなトレンドやキーワードをコンパクトに解説します。

健康ビジネスキーワード(11月)

---「商品プロダクトはメディア」

商品のデザインや機能はすぐにキャッチアップ可能な世の中です。
もはや、どんな素晴らしい機能を追加しても完成形の商品だけでは差別化や魅力化が難しい時代です。

顧客が価値を感じるのは商品に込められた思いやこだわり、そして試行錯誤のストーリーです。
その商品の持つストーリーへの共感が、使用価値を味わうきっかけとなります。
顧客が欲しいのは商品そのものではなくて、商品を使うことによって経験できる価値です。

もはや、「商品は価値を体験するためのメディア」なのです。

---「プロジェクトにおける代謝とウェルビーイング」

プロジェクト活動の中に関わるメンバーのウェルビーイングに寄与するアクティビティや仕組みを実装していくべきだということをHealth Biz Watchでは提案しています。

様々な思考・行動によるプロジェクト活動で起こる科学反応からの合成や分解がプロジェクト代謝です。
この代謝によってプロジェクト活動(生命)が維持されています。
そのためにはエネルギーが必須で、何を摂取するかで代謝の品質も決まりますが、ウェルビーイング栄養の摂取をプロジェクト全体で考え実践していく、プロジェクトウェルビーイングというアプローチは今後注目です。

---「新商品開発の意味」

「新商品開発は、既に自社で持つシーズ(技術・材料)で今までにないより高度な機能を発揮できるプロダクトをつくることである」

これは正しいでしょうか、誤りでしょうか?

間違いではありませんが、正解でもありません。
まず、新商品開発は顧客に新たな価値を提供することが目的になります。
その価値は顧客が使用し喜ぶものである必要があります。

極端な言い方をすれば「新商品開発は顧客の新たな喜ばしい習慣づくり」です。
顧客の喜ぶ習慣づくりという視点を持って貴社は商品開発に向かっているでしょうか。


------------------------------------------------

ダイジェスト版アーカイブはこちら