毎週金曜配信のNEWSクリップ号より健康ビジネスキーワードを抜粋してご紹介。
HBW編集主幹の大川耕平が、健康&ウェルビーイングビジネス現場で見聞体験した中で見つけたビジネスヒントや発想刺激につながりそうなトレンドやキーワードをコンパクトに解説します。

健康ビジネスキーワード(1月)

---「ウェルビーイング事始め」

ウェルビーイングは、ウェルビーイングという完成形が正解(答え)としてあるのではない。
自分のウェルビーイングを自分で感じることのできる心(感受性)をつくるために自分にとってのウェルビーイングを知ることがスタート。

---「マスニッチからスモールマスへ」

D2C(ダイレクトtoコンシューマー)スタイルのビジネスが注目されています。
形式面だけ見ると中間流通を一切カットして消費者とダイレクトに創り上げるプロダクト&サービスということになります。

D2Cはどうやって開発するのですか?という問いへの応えが今回のフレーズです。

それは、実際に存在しているマーケットの中にあるニッチ「マスニッチ」にフォーカスし、小さい規模から丁寧に育てて「スモールマス」(そこそこのボリューム)に育てるというイメージになります。
マスの中にいくつものニーズの塊が存在していて個別にアプローチすることから育てるビジネスです。

---「2つの感謝」

感謝には2つあることをアルメンタ博士(米国)に学んだ。
一つ目は、自分にとって都合が良いと感じたときや、好ましい成果を得た時の感謝。
二つ目は、今あることへの感謝。日々の何気ない全てへの感謝。

前者を恩恵的感謝(doing感謝)
後者を普遍的感謝(being感謝)

と呼びたい。

being感謝にはdoing感謝が含まれている。

ここでみなさんは気づくはずである。
doing感謝だけでは独りよがりになってしまう可能性を。
being感謝は結果として幸福感が高まっていくと言われています。
さて、どうする?

---「ヘルスケアサービス価値づくり」

ヘルスケアサービスの価値は、利用者が期待する成果に向けて満足する変化を遂げることができるか否か。
つまり、相手の変化(量)=顧客満足となる。

そこで、ネットでなんでも検索できる環境を超えて、成果へ導くサポートに重要な役割を果たすのが、サービス提供側の編集力だ。
編集力とは新しい関係の発見作業だ。
どれだけ顧客にとって自分のためになり、行動してみたくなる、新しい発見を提案できるかだ。

今後のヘルスケアサービスの企画開発運営は編集力の勝負になっていく。


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