毎週金曜配信のNEWSクリップ号より健康ビジネスキーワードを抜粋してご紹介。
HBW編集主幹の大川耕平が、健康&ウェルビーイングビジネス現場で見聞体験した中で見つけたビジネスヒントや発想刺激につながりそうなトレンドやキーワードをコンパクトに解説します。

健康ビジネスキーワード(7月)


---「呼吸」

我々は、一日に約2万回呼吸をしています。
呼吸は、自律神経を変えられる唯一のアクションです。

呼吸の主な役割は、酸素と栄養を肺や血管を通して体の隅々まで行き渡らせることです。
口や鼻から吸い込んだ空気は、気管を通って肺に入ります。
空気に含まれている酸素は、そこから血液に取り込まれ全身の細胞へと運ばれます。

実は、自分の意思でコントロールできない自律神経の機能を高められる唯一のアクションなのですが、呼吸には意思によってコントロールできる領域があるということがポイントです。
呼吸をコントロールすることによって、間接的に自律神経を良い方向へとコントロールできるようになります。

良い呼吸の正解は一択「ゆったりとした深い呼吸」です。

さて、このメルマガを読んだ後、ゆったりとした深い呼吸を試みましょう!


※評価が良かった内容の再掲になります。
引用:気がついたら自律神経が整う「期待しない」健康法
順天堂大学医学部教授 小林弘幸著 祥伝社新書より

---「不特定から特定へ」

ヘルスケアのマーケティングは、全てではないが概ねマスマーケティングが機能しにくい。

マーケティングというと不特定多数の中からより多くの見込客を洗い出し、アプローチする術であるという考え方をしているのであれば、きっとその事業プレイヤーは多くの授業料を支払うことになるはずです。
ヘルスケア・マーケティングのど真ん中は「特定多頻度」だということが我々の結論です。

貴社のヘルスケアマーケティングは「特定」されていますか?

---「新しい消費者像」

ネット社会にあってヘルスケア消費者をどう捉えていくか?
これは事業をスケールさせていく上で重要な枠組みの一つです。

どう捉えるべきか?
我々が提案するのは、セルフ・エデュケーション・バイヤー(自ら学ぶ消費者)です。

顧客が賢くなっていくプロセスに寄り添うコミュニケーションデザインが必要です。
提供しているヘルスケアサービスにこの考え方が用意されているか否か、貴社ではいかがでしょうか?

---「自社が選ばれる理由」

貴社が提供している自慢のプロダクト・サービスがあります。
そのプロダクト・サービスはどのような顧客が興味を持つのでしょうか?

貴社のプロダクト・サービスが顧客に選ばれる理由な何なのでしょうか?
複数人で再確認してみませんか。

---「師匠は年長者とは限らない」

かつて、ビジネス現場には見本を示し、貴重なアドバイスをくれる師匠のような存在がいた。
そして、多くの場合その人は豊富な経験を持った年長者や年上だった。

ビジネス現場で現在進行中のテクノロジー進化の中で注目すべきはコミュニケーション技術。
例えば、その中の一つである集合知は問題解決の方向性を示してくれます。
情報の非対称性と意味を同じく、年齢の非対称性はデジタル世界の中では徐々に意味が薄くなっていきます。

なぜなら、誰も経験したことのない世界が進行中の現在では、過去の経験が通用しません。

デジタル時代の新たな局面における師匠は年長者とは限りません。
要注意です、間違うと損をします。
新たな経験から積極的に学ぶことが重要です。
今や年齢は単なるナンバーかもしれません。


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