毎週金曜配信のNEWSクリップ号より健康ビジネスキーワードを抜粋してご紹介。
HBW編集主幹の大川耕平が、健康&ウェルビーイングビジネス現場で見聞体験した中で見つけたビジネスヒントや発想刺激につながりそうなトレンドやキーワードをコンパクトに解説します。

健康ビジネスキーワード(1月)



---「失敗と成功はセット」

昨年末には「期待値」を一旦下げてみませんかという投げかけをしました。

今年の初めは「失敗しませんか」と提案します。

失敗と成功はセット販売しかできないのだそうです。
単品注文は一切受け付けられておりません。

失敗をとても恐れるヘルスケア・サービス領域だからこそ、
リーダー層が率先して失敗してみるのはいかがでしょうか?


---「顧客は嘘をつく」

サービス提供側として、顧客との関係性で何がわかっていないのか?
を探る姿勢が重要。

  • 顧客の見ている時計と提供側の時計は合っていない
  • 顧客は何が欲しいのか分かっていない場合がある
  • 提供側が顧客ロイヤルティと思っているものは、顧客側からすると提供側からの感謝と奉仕への反応

貴社では顧客の嘘を理解できていますか?


---「新事業の壁」

新事業の壁はカルチャー。
組織の文化・企業風土がカルチャー。

それはその組織に漂う空気感のようなもので
見えないけど極めて強力な圧を持っています。

そこをこじ開ける勇気を持てるか。
変えていく行動を持続できるか。
既存の空気による思考停止をいかに防ぐか。
もしくは、全く別組織で新事業をトライするか。

さて、貴社はどうアプローチしますか?


---「事例活用法」

事例活用にはレベルが5段階あリます。

レベル1:表面的にパクる(真似る)
レベル2:真似て失敗して改善するがまた失敗する
レベル3:本質が何であるかを念頭に真似てみる
レベル4:本質が何であるかを念頭に真似てみて改善する
レベル5:改善プロセスで自分流に磨く

多くのプレイヤーはレベル2で頓挫します。
うまくいくチームはレベル3をアプローチします。
この違いは前者がdoingだけ真似るアプローチで、後者はbeingを模索しながらdoingを試しているという違いです。

魅力的な事例は誰もが注目し真似したくなりますが、ほとんどが表面的なdoingしか見ないで進めてしまいます。
doingを生み出すエンジンとも言えるbeingを学ぶことが事例活用の醍醐味です。

我々ヘルスビズウォッチの事例活用はレベル3からを提案しています。


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