毎週金曜配信のNEWSクリップ号より健康ビジネスキーワードを抜粋してご紹介。
HBW編集主幹の大川耕平が、健康&ウェルビーイングビジネス現場で見聞体験した中で見つけたビジネスヒントや発想刺激につながりそうなトレンドやキーワードをコンパクトに解説します。

健康ビジネスキーワード(2月)



---「ヘルスケアの80%はダイエットであるの意味」

かつて我々HBWでは、ヘルスケアの80%はダイエットであると言い切っていたことを何度か紹介してきており、ご記憶の方も多いのではと思います。

それは、今以上の健康を目指す最初のアドバイスの中に適正体重への修正が入ることからの強調した押し出し訴求でした。
(健康のための適正体重維持は効果があります)

しかし、実際にはダイエットは手段にすぎず、各自に本来的な目的があります。
その目的にフォーカスできた時、ダイエットは高い確率で達成されることを我々はみてきました。

昨今、ヘルスケア界隈で流通している「合言葉」や「キャッチフレーズ」は、そのままでは実現しないことに注意しましょう!


---「サポートからエージェントへ」

カスタマーサポートをほとんどのヘルスケア&ウェルビーイング事業プレイヤーは置いているが、より進化させた役割としてカスタマーエージェントを導入してはいかがでしょうか?

企業と顧客の間に立ち、製品・サービスの価値を最大化するための支援を行う役割です。

単なるカスタマーサポートではなく、顧客課題の発見・行動変容サポート、企業側への顧客実感のフィードバック、そして継続的な関係構築に必要なサポートです。


---「曲線で考えるヘルスケアサービス」

ヘルスケアサービスの継続には「成果曲線」「学習曲線」「感情曲線」の理解が不可欠です。

成果はすぐに現れず、停滞期を経て伸びる(成果曲線)。
正しい知識や習慣を身につけるにはある程度の時間がかかる(学習曲線)。
そしてモチベーションは波がある(感情曲線)。

この3つを前提に停滞期支援、学習促進、感情ケアを支えるデザインができるか否かが成功の鍵となります。
あなたのサービスはどの曲線に対応できているでしょうか?


---「踏み出せば、景色が変わる」

情報を集め、分析すればするほど、不安ばかり膨らんでいく。
リスクを避けようとするあまり一歩を踏み出せない。

そんな新規事業をよく見かけます。
でも、机上に答えはありません。

「行動の先にしか解は存在しない」
一歩踏み出した瞬間、風の匂いが変わり、景色が動き出す。
行動したものだけが出会える「解」がそこに待っています。


------------------------------------------------

ダイジェスト版アーカイブはこちら