こんにちは、渡辺武友です。
「モノマネ細胞」ご存知ですか?これをうまく使うとみるみる成果が出て面白くなります!
今回は「モノマネ細胞」の活用について紹介します。

特集:健康ビジネス・マーケティング&収益化編

動かなかった人が成果を出す!「モノマネ細胞」を刺激しろ

人は人から影響を受けやすい習性があるのはご存知かと思います。
「ミラーニューロン」、日本語では“共感細胞”や“モノマネ細胞”とも言われます。
1996年にイタリアのパルマ大ジャコーモ・リッツォラッティ教授によって発見されました。
メンタルヘルスでは、ネガティブ感情のコントロールのために意識するよう教えられることがあります。

この「ミラーニューロン」(覚えやすいので「モノマネ細胞」と呼びます)、フィジカルヘルスを含めたヘルスケアサービス全般に活用できるだけでなく、健康ビジネスの構築を加速させるのにも活用できます!
それぞれ見ていきましょう。

ヘルスケアサービスでの「モノマネ細胞」

人が成長する過程で、“憧れる”“尊敬する”ことで、その人のようになりたい。と思い、マネする(やっていることだけでなく、仕草や口癖、髪型や格好なども含め)ことがあります。
子供が親のマネをしたり、社会人になりたてなら、身近な先輩を見習い、マネてみることで経験を積んでいきますね。

ヘルスケア全般においても、この考えが必要なのですが、多くのヘルスケアサービスは“教えたがる”傾向にあります。

「正しい健康生活はこうです。ぜひやってみましょう!」
明るくキレイに語りかけるも、強要してしまっていますね。

健康行動は本人の自発性が重要になります。
健康行動は冷静に考えると、どれも辛かったり、面倒だったりするものです。
それを強要しても長続きはせず、ばれないように逃げ道を探すだけです。

メンタルヘルスだけでなく、フィジカルヘルスにも「モノマネ細胞」を刺激する仕掛けは大いに機能します。

例えば法人向けに減量プログラムを導入するとき、まじめくさった表現で告知してしまうことがあります。
これだと、すでにダイエットをしていて、もっと効果のあるものを探している人にしか響かず、モデルのような体型の人ばかり集まることはよくあります。

以前、ある企業の若手30代の肥満傾向にある人たちを減量させたいと相談がありました。
その企業では、元体育会系の人が多く、学生時代に比べ運動量が減っているのに、食事量は体育会系の食いっぷりの方が多いため、毎年着々と蓄積してしまいやすいようでした。

そこで考えたのは、元々体育会系であれば、体型にはそれなりに意識が高く、昔は人前でカラダを見せることも平気(むしろ自慢したい)だったと思われるので、そこを刺激することにしました。

募集告知では、体脂肪率ごとの体型写真を並べて、
「どの体型が女性に好まれるか知っていますか?」
「女性スタッフに聞いたところ『12%以下でないと、ちょっと』との答えでした!」

このように告知したところ、
「洋服着ていればそんなにわからないでしょ!?」
と考えていた20%以上の方々が、マズイ!と思いぞくぞくと応募してきました。

ここでは“昔の自分に憧れる”との戦略を取ったことが、効果につながったと言えます。
このように「モノマネ細胞」を刺激することで、狙ったターゲットに対して響かせることが可能になります。

健康ビジネス加速のための「モノマネ細胞」

「モノマネ細胞」は他人を動かすことに役立つのはイメージできたと思います。
それだけでなく、「モノマネ細胞」は自分自身の成長や目的達成のためにも活用することをお勧めします。

例えば新規事業を任されたとします。
社内ではここ10年、これといった新規事業は立ち上がっていません。成果を出しているのはすべて既存事業の延長だとします。あなたももちろん既存事業のスペシャリストです。
新規事業成功のノウハウは社内には特にありません。見習うべき先輩もいません。

そんなときどのように新規事業をスタートさせますか?

ネットで話題の新規事業などを調べ、それをお手本に、自身の経験を活かして企画作りをはじめるかもしれませんね。

しかし、このやり方だと95%の確立で失敗します。
ネットや本、無料セミナーなどで得た知識からチョイつまみしても、ほぼ役立ちません。
ネットや本、無料セミナーは、切っ掛けを教えてくれるだけで、あなた自身が具体的にどんな行動をするのかまでは教えていません。

新規事業の立ち上げ方には、明確なやり方があります。
新規事業を次々立ち上げる企業には、そのノウハウがあり、そのやり方に則って順番に行動しているので、若手でも(若手ならではのユニークな)結果を出しやすいのです。

成功のためのやり方を知り、実直にマネしてみると自分のものになります。
ポイントはいきなりアレンジしないことです。
アレンジは自分のものになってからすると効果を発揮します。

「自分の会社には、そんなノウハウがないから困っているんだ!」
とお叱りになるかもしれませんね。

そんな方でもやり方はあるので大丈夫です。
ネットや本、無料セミナーは切っ掛けだと伝えました。
その先に、必ず学ぶ場があります。
いくつかの切っ掛けを知っていくと、このやり方を真剣に身につけよう(マネてみよう)と思えるものに出会います。
出会えたと思ったら、躊躇せず、扉を開いて見ましょう!

ネットや本、セミナーは入口です。
新規事業を本気で成功させたいなら、次の段階に進んでください。

健康ビジネスを加速させる具体策を知る

新規事業を推進するためには、情報収集で終わらず、次の段階に進む必要があります。
まずは自分にあったやり方を見つけるために、多くの書籍を読んだり、セミナーに参加してみてください。
これと思うものに出会ったら、勇気を出して進んでください。

このメルマガも切っ掛けです。
さらに、もう一歩踏み込んだ話しが聞ける場を用意しました。

<<健康ビジネス 収益化のための3つの手順>>

 少人数制 オンライン無料セミナー

 日時:7月21日(火)受付18:50/セミナー19:00-20:00
 会場:Zoomミーティング
 定員:7名(満席になり次第締め切り)

健康ビジネスで収益化していくためには、最初に抑えるべきポイントがあります。
ほとんどがこの抑えるべきポイントとズレたところで活動してしまうため、
「思ったような収益を上げられない!なぜなんだ?」
と悩む日々を過ごすことになります。

今回は健康ビジネスにおける「収益化のための3つの手順」を学び、自分の課題について質問できる場をご用意しました。

より参加しやすいよう19:00スタートとしました。
仕事を終了させて、集中できる状態でご参加ください!

お申込みはこちら
https://healthbizwatch.com/seminar/966

お申込み後、担当者よりご連絡いたします。
ご返信いただいた方にZoomのURLをご案内します。

参加は同一部門(企業)から1名とさせていただきます。
同一部門で別の方が参加の際は、別の日程をご案内させていただきます。

健康ビジネスキーワード

「デジタルマーケティング原則の一つ」

認知はお金で買えるが、興味や購入意欲はお金では買えない。

今週の注目記事クリップ

[1]オムロン ヘルスケア、オムロン婦人体温計「ラルーン」「ルナルナ 体温ノート」との連携をスタート
https://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/2020/0701.html
健康管理アプリ「OMRON connect」に新機能「基礎体温」を追加。これにより、オムロンの通信機能付き婦人用電子体温計の利用者は、基礎体温管理アプリに測定結果を手入力することなく簡単に記録ができる。(2020/07/01)

[2]リンクアンドコミュニケーション、2021年の認定要件に対応した「健康経営2021 短期サポートプラン」の販売を開始
https://www.linkncom.co.jp/news/press/360/
「健康経営優良法人2021」の重要ポイントである目標設定に向けて、AI健康アプリ「カロママ プラス」を活用したサポートを3か月間行う。サポートプロセスは、1.現状課題のヒアリング、2.「カロママ プラス」による生活習慣の把握、3.健康経営度調査の目標設定サポート。(2020/07/01)

[3]Schoo、オーダーメイド型オンライントレーニング「Schoo伴走サービス」開始
http://corp.schoo.jp/2020/07/01_press/
「Schoo伴走サービス」とは、Schoo専門コーチが1on1(1対1の面談)で社員に3カ月間、現場や研修・自己啓発などでの自主的学習方法を身に付け、モチベーションを維持しながら実務に反映し成果に繋げるまで伴走するサポートサービス。(2020/07/01)

[4]女性のスポーツ市場形成は始まったばかり 注目商品・サービス続々登場(ウーマンズラボより)
https://womanslabo.com/case-200701-1
“スポーツは男性のもの、男性が主役”といった雰囲気はすっかりなくなり、今や多くの女性が自らスポーツに参加し楽しめる環境になった。急速に需要が拡大するスポーツ女性の取り込みに、各社が工夫を凝らしている。(2020/07/01)

[5]「Apple Watch」心電図機能の日本解禁は近い?、「外国製造業者登録」の次の壁(日経デジタルヘルスより)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00546/00014/?ST=ch_digitalhealth
久保田博南の「医療機器トレンド・ウオッチ」より。米アップルの日本における医療機器外国製造業者認定の登録(認定番号登録 BG30403315)が完了した。登録によって注目されるのが、ウエアラブル端末「Apple Watch」の心電図機能の日本での解禁の行方である。(2020/07/02)

[6]マイボイスコム、健康家電に関するアンケート調査(PR TIMESより)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000917.000007815.html
調査の結果、所有している健康家電は「体重計、体脂肪計」「電子体温計」が各7割強、「電子体温計」は2017年調査より増加、などが分かった。(2020/07/03)

[7]キューピー、健康的な食生活のために推奨「朝食に卵メニューでたんぱく質摂取」「昼食に多様性のあるメニューで野菜摂取」
https://www.kewpie.com/newsrelease/2020/1811/
キユーピーは、松本大学との共同研究により、野菜摂取量を増加させるには「各食事で副菜を増やすこと」と「主食・主菜・副菜・汁物などがそろった昼食」が重要であることを明らかにした。また、たんぱく質摂取量を増加させるには「朝食の卵料理」がポイントになることも分かった。(2020/07/06)

[8]汗から読み取るスウェットパッチ『Epicore』
http://mhealthwatch.jp/global/news20200701
「Epicore」は汗からカラダの健康状態が読み取れる新しいアイテム。運動前に肌に貼るだけで準備OK。運動中にかいた汗からカラダの健康状態を読み取ってくれ、読み取った情報はスマホアプリから確認可能。(2020/07/01)

[9]『mHealth Watch』注目ニュース:エーテンラボ、チーム制アプリが行動変容に寄与することを証明
http://mhealthwatch.jp/japan/news20200713
今回注目するのは、チーム制アプリが行動変容に寄与することを証明し、チーム制によって2型糖尿病・予備軍同士で目標歩数の達成率が高まったというニュースです。ヘルスケア領域の改善に向けたアプローチでは、「行動」がつきものです。(2020/07/13)