こんにちは、渡辺武友です。
「商品は完成したが、売るのが大変!」
独自性がある商品ほど、このように感じているのではないでしょうか!?
今回は“営業の前にするべきこと”についてお伝えしていきます。

特集:健康ビジネス・マーケティング&収益化編

売上に直結!人を引き寄せる集客方法

ヘルスケアビジネスは、作ることよりもはるかに大変なのが売ることです。
「ヘルスケアビジネスの専門性や商品には自信があるけど、売るのは苦手。なので販売は誰かに任せよう」
このような話しをよく聞きます。

でも、考えてください。その商品を扱うことで、売ってくれる誰かの利点はなんでしょう?
売ることが専門の人からすると、売れるかどうかわからないものではなく、売れる商品を扱いたいものです。

誰かに託すとしても、まずは売れる商品であることは証明しなければなりません。
そうです。ご自身で売ってみせることです。
販売の苦手なあなたが売れるくらいの商品であれば、販売が専門の人からすると「ぜひ扱いたい!」となります。

今回は、販売のために必要となる集客についてご紹介します。

頑張って営業!の前にすること

いざ販売しようとなったとき、
「まずはどれくらい売れるかわからないから、ターゲットと定めた人に営業しよう」
こんな話しになったとしましょう。
このやり方でいくと、営業マンが疲弊する可能性が高まります。
それは「ターゲット=見込み客」とは限らないためです。
ターゲット(買ってくれるんじゃないか!?と思った人や企業)は、売り手が勝手に決めた人であって、お金を払ってでも欲しいと思ってくれるかは別問題です。

ターゲットと仮説したリストに、電話したりメールしたりします。
しかし、このターゲットが外れていたら、断られたり、無視されたりするわけです。
仮に営業マンがアポ電をしたとしましょう。
100件電話して全部断られたとしましょう。こんなことが連日続いたとしましょう。
そんな状況で、営業マンはやる気を出して、やり続けてくれるでしょうか?
普通に考えれば、心が折れますよね!?

興味のない人に売り込めば、当然断られることになります。
まずは、興味のある人を集めるのが先なのです。
興味のある人を営業マンに引き渡した方が、営業マンも販売まで持っていきやすくなり、俄然、やる気も出てくるのです。

「興味のある人を集める」つまり「広告を活用する」と言うことです。

広告と言われると、「まだ広告を出す規模ではない」「広告の予算がない」と考えてしまう人がいます。
でも考えてみてください。営業マンがアポ電するのもコストはかかります。
200件電話して1件のアポしか取れないなら、広告との費用対効果からみたら人件費の方がはるかに高くつきます。

広告はあなたの商品サービスを効率的に伝える「拡張装置」です。
広告を味方にすれば、10倍、20倍のリターンを得ることができるようになります。

広告は博打ではありませんので、まずは小さくてよいので広告と仲良くなることからはじめてみましょう。

告知は見込み客のたまり場を狙う

広告をやってみようと思ったとき、やってはいけないことをお伝えします。
それは「はやりの広告を選ばない」です。
例えばInstagramが話題だから、そこで広告するとたくさんの人に届くはず。と考えるのは危険なのです。

広告は見込み客を集めるためのものなので、見込み客がどこにいるかが大切です。
例えば高齢者向けの商材だとしたなら、Instagramはおろか、そもそもインターネットを使ったアプローチでは届かないかもしれません。
見込み客がどこにいて、どこでお金を使っているかが、広告選びでは必要になります。

広告を出すべき「市場」があります。
以前「市場選び」について特集しましたので、そちらもチェックしてください。

健康ビジネスにおける市場とアプローチ
https://healthbizwatch.com/column/hbw-898

広告では売り込んではいけない!

せっかく広告を出すからには、
「売るべき商品やサービスを、どれだけ魅力的に伝えられるか?」
このように考えてしまったら、その広告は失敗です!

ヘルスケアビジネスにおいて提供すべきは“健康課題の解決”です。
お客さんは解決できるなら、できればお金はかけたくないですし、お金を払うなら“効果的で自分に合ったもの”を選びたいと思っています。
また売り込まれるのは嫌いです。

いきなり商品の機能を伝えることより、お客さんが無理なく購入につながる心理を突いてあげましょう。

<購入につながる心理>

興味を持つ:
「このようなやり方なら合っているかも!?」
「気になるので、もっと詳しく知りたい」
このように、まずは「これなら、解決できるかもしれない」と感じさせてあげ、次のアクションができるように導いてあげます。

試してみたい:
試すとは、必ずしも商品そのものである必要はありません。
興味の度合いによっては、試したことで自分には合わないと判断させてしまう可能性もあります。
もう1段階興味の度合いを深めてから商品に触れさせた方が、効果的な場合もあります。
ですので、興味の度合いを深める情報や自己診断などのチェックなどでもよいのです。

ここまでが広告でのアプローチです。
その後は直接やり取りすることになるので、営業活動になります。

広告では、商品よりもお客さんの課題解決だけにアプローチすると、問い合わせのハードルが下がります。
興味を持った状態の人が来てくれれば、興味があるかどうかわからない人に商品説明するより、はるかに営業フェーズがスムーズになってきます。

ヘルスケアビジネスで
新たなフィールドを切り開く

先程も触れましたが、ヘルスケアビジネスで提供する上で、絶対に外せないのが“健康課題の解決”です。
今、このノウハウが求められている市場があります。

それは医療領域です。

もっと言ってしまうと、今まで医療と健康は別の市場でしたが、医療と健康がボーダーレスになる世界観が作られつつあります。

すでに海外ではそのような市場が大きな収益を上げるまでになりました。
そして、ついに日本もそのような市場が形成されようとしています!

今回は、医療領域に健康での成功ノウハウを活かし、市場が形成されてきているお話しをオンラインセミナーとしてお届けします。
ただ市場がどうなっているか?よりも、そこでどんなアプローチが必要になるのか?をお伝えしていきます。

健康領域でのノウハウを医療でも活かしたいと考える方は、ぜひご参加ください。

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少人数制無料セミナー

日時:4月26日(月)受付17:45/セミナー18:00-19:30
会場:Zoomミーティング(アプリのご用意は各自でお願いします。)
定員:10名

詳細・お申込みはこちら
https://healthbizwatch.com/seminar/hbw-025

お申込み後、担当者よりご連絡いたします。
参加は同一部門(企業)から1名とさせていただきます。
同一部門で別の方が参加の際は、別の日程をご案内させていただきます。

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今週の注目記事クリップ

[1]武田薬品工業、「大人の発達障害NAVI」ウェブサイト公開
https://www.takeda.com/ja-jp/announcements/2021/otona-hattatsu-navi/
「大人の発達障害NAVI」は、成人の発達障害に関する疾患啓発サイト。発達障害の方々が多様性に富んだ能力を発揮できる社会の実現を目指す「ニューロダイバーシティ推進プロジェクト」の取り組みの第一弾。(2021/03/31)

[2]アシックス、学校法人立命館と「ファストウォーキング」の効果に関する研究を実施
https://corp.asics.com/jp/press/article/2021-03-31
「ファストウォーキング」とは、時速5-7kmを目安にした、普段より速く歩くことを意識したウォーキングを指す。研究では、エネルギー消費量や身体にかかる衝撃などを計測。(2021/03/31)

[3]ニッセイ基礎研究所、PHR(Personal Health Record)サービスに求められる要件
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=67364?site=nli
本稿では、PHRサービスではないものの、国が推奨するオンラインサービスの1つとして、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の利用意向やセキュリティ不安を紹介しながら、健康に関連するオンラインサービス・アプリ等がどのようにすれば受け入れられるのかについて考える。(2021/03/31)

[4]SOMPO未来研究所、SOMPO未来研レポート Vol.78【PDF】
http://www.sompo-ri.co.jp/issue/quarterly/data/news20210401.pdf
http://www.sompo-ri.co.jp/
テーマは「代替タンパク質の拡大と代替タンパク質をめぐる議論」「オランダにおける健康保険・介護保険制度の改革動向と特徴」など。(2021/04/01)

[5]グローバルニュートリショングループ、GNGニューズレター4月1日号
https://global-nutrition.co.jp/gngnl/gng-newsletter-20210401/
コカ・コーラ社初の植物性ミルク商品「GO:GOOD おいしいオーツ麦ミルク」を新発売、ほか。小林製薬、機能性表示食品「イージーファイバー 乳酸菌プレミアム」新発売、機能性表示食品で初の試み、アサヒ飲料がラベルレスボトル商品の販売、など。

[6]ヘルスケアアプリの”アン”インストール率、全ジャンルで第4位(ウーマンズラボより)
https://womanslabo.com/category-marketing-research-210401-1
世界でインストールされているアプリの約半分は、ダウンロードされてから30日以内にアンインストールされているという。ヘルス&フィットネスのアンインストール率は4位と高い結果に。(2021/04/01)

[7]味の素、新型コロナウィルスによる生活習慣変化と認知機能低下リスクに関する調査【PDF】
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/top/pdf/2021_04_02.pdf
https://www.ajinomoto.co.jp/
調査では、「コロナ禍で生活習慣が変わった人のうち、約3人に1人に認知機能低下リスクが上昇した可能性あり」「生活習慣の乱れは、認知機能低下リスクを高めるが、そのことを半数近くが知らない」などがわかった。(2021/04/02)

[8]ヤクルト、ストレス・睡眠と腸の健康意識調査を実施
https://www.yakult.co.jp/news/article.php?num=1418
全国47都道府県別の20代~60代の働く男女9,400人を対象に実施。調査では、「腸年齢が『実年齢より若い人』はストレスや睡眠悩みが少ない」などがわかった。(2021/04/05)

[9]TPCマーケティングリサーチ、糖質に関する意識・実態について調査結果を発表
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/626/
性別、年齢層別に加えて、「生活習慣病改善タイプ」、「美ボディタイプ」、「食の安全重視タイプ」、「ヘルス&ビューティタイプ」、「ライスオフタイプ」、「コロナきっかけタイプ」の6つのクラスターでも分析。(2021/04/05)

[10]BeatFit、もっと楽しく運動が継続できるアプリへリブランドを実施(PR TIMESより)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000032515.html
音声フィットネスアプリ「BeatFit」を運営するBeatFitは、サービスローンチ3周年でクラスの累計受講回数が100万回を突破したことを記念し、リブランドを実施。「悩みを相談できるコミュニティ機能」「楽しく継続できるシーズン制」「親しみやすい新デザイン」の3つの点でサービスが生まれ変わる。(2021/04/05)

[11]バイエル薬品、「妊活コンシェルジュサービスfamione(ファミワン)」を取り扱い開始
https://www.pharma.bayer.jp/ja/news2021-04-06a?token=K1FkdkpBSHVgVE90Sm8nUg==
妊活の専門家にLINEや電話で何度でも相談ができる、サブスクリプション型の妊活コンシェルジュサービス。ファミワンの専門家チームには不妊症看護認定看護師をはじめ、臨床心理士、助産師、培養士など多くの専門家が所属。(2021/04/06)

[12]ポーラ、「ポーラ幸せ研究所」を創設し“永続的幸福”を追求
https://www.pola.co.jp/company/news/po20210406/index.html
「ポーラ幸せ研究所」では、従業員やビジネスパートナーの幸福度の意識調査や、ポーラオリジナルの「幸せ」を構成する因子の特定、幸せ研究に基づくソリューション開発などを通して、ポーラが企業理念に掲げている“美と健康を願う人々および社会の永続的幸福”を追求。(2021/04/06)

[13]ルネサンス、「40代からの認知症リスク低減機構」に参画
https://www.s-renaissance.co.jp/news/detail/?did=1637&&t=1
ルネサンスは、4月6日に設立された、認知症研究の有識者らを世話人とし、認知症の早期発見や予防とその対策を啓発する「40代からの認知症リスク低減機構」に、賛同企業として参画。特に「運動」の分野において、ルネサンスが開発した脳活性化メソッド「シナプソロジー(R)」の実践による認知機能の改善を目指す。(2021/04/06)

[14]新社会システム総合研究所、アメリカのフードテック市場との比較から見た日本のフードテック市場の課題と戦略
https://www.ssk21.co.jp/S0000103.php?gpage=21161
開催日は5月12日(水)。日本でも盛り上がりを見せてきているフードテックについて、アメリカのフードテック市場との比較から見た日本のフードテック市場の課題点を、アメリカにおけるフードテックスタートアップエコシステムと比較しながら説明。注目の分野ごとのスタートアップ事業紹介も。

[15]Amazonがオンデマンドの医療サービス『Amazon Care』を米国の他の企業にも提供すると発表
https://mhealthwatch.jp/column/news20210402
『Amazon Care』は、オンデマンドと対面式のケアを組み合わせた医療サービスで、雇用者負担のヘルスケアに不足している要素を補うためのソリューションとしてAmazonが提供するものだ。(2021/04/02)

[16]Xiaomi、SpO2測定に対応したスマートバンド『Mi Smart Band 6』
https://mhealthwatch.jp/global/news20210405
従来モデルと同じく健康をサポートする機能も備え、24時間の心拍数モニタリング、昼寝検知、睡眠サイクルのチェックや睡眠時の呼吸のモニタリングなどが可能。血中酸素飽和度(SpO2)を測定する機能も加わった。(2021/04/05)

[17]『mHealth Watch』注目ニュース:CAN EAT、食の好みをマッチングする『味覚AI』開発に向けた取り組みを実施
https://mhealthwatch.jp/japan/news20210412
今回の『味覚AI』の取り組みでは、婚活イベントで参加者それぞれの食の好みを分析して可視化し、マッチングにつなげるというもので、この取り組みを通じて、CAN EATで現在開発中のアルゴリズムをアップデートし、より精度が高く実用的な味覚マッチングAIを開発につなげていく模様です。(2021/04/12)