こんにちは、渡辺武友です。
今回は新年度からスタートダッシュ特集第3弾です。
新規ビジネスは立ち上がりで勢いをつけたいものです。
今回はその方法についてご紹介します。

特集:健康ビジネス・マーケティング&収益化編

新規ビジネスをスムーズに立ち上げる方法

新規ビジネスを企画するとき、
「潜在的課題を見つけ、今までにない斬新なモノ・コト」
を考えようとするケースをよく見かけます。
そして、その斬新なモノ・コトをどうやって売っていこうかを悩むことになります。

この発想でビジネスを進めていこうとすると、認知活動だけで、ものすごい労力、時間、コストが必要になってきます。
そして体力が続かず…

そうならないためにも、新規ビジネスでは立ち上げが大切になります。
小さくてよいので軌道に乗せることです。(いきなり大儲けではなくてOK)

軌道に乗せる近道は「ブームに乗る」ことです!

ブームに引っ張られることで軌道に乗せることができれば、あなたが本当に売りたい価値や機能を提供しやすくなっていきます。

ブームを活用したヘルスケアビジネス

今では当たり前のスマートフォンも、ブームとなった時代がありました。今から10年ほど前です。
そして、スマホにスマートに連携するデバイスが注目を集めました。

ヘルスケアにおいては、腕に巻くウェアラブルトラッカーがそれに値します。
代表的なものは「Nike+ FuelBand」「Jawbone UP」「Fitbit」です。
その後ウェアラブルトラッカーの代表的な存在になったのはFitbitですが、この3つの中では実は後発でした。
厳密にはウェアラブルトラッカーとしては先行していたのですが、“スマホにスマートに連携する腕に巻くウェアラブルトラッカー”としては後発だったのです。
ベルトに装着する、昔ながらのスティックタイプの歩数計と同じようなデザインでした。

“スマホにスマートに連携する腕に巻くウェアラブルトラッカー”がブームになる中、もしFitbitがブームを無視してベルト装着型にこだわっていたら、その後の成長はなかったでしょう。
迷いがあっても、勇気を出してブームに仕掛けていったことがその後の勝因になったのです。

なぜブームを活かすべきなのか?

ブームとは、需要の方が供給を上まわっているところに、供給者が複数参入し、その賑わいを見たアーリーアダプター、アーリーマジョリティが増えていく状況です。
ブームとなるモノを求めるユーザー、つまりお金を払ってでも欲しいユーザーが多くいる状態です。

「お金を払ってでも欲しいと思っているのにモノがない!」

そんな状況であれば、売れるものが明確です。作れば売れる状況で出さない手はないですよね⁉

このような米国のウェアラブルのブームを、様子見していたのが日本のデバイスメーカーです。
国内メーカーからの販売は2年くらいタイムラグがありました。
しかも、ブームにとなっている米国で販売せず、一部のイノベーターが輸入品を購入している程度の日本国内で販売をはじめました。
当然、ブームとなっている市場ではないので、収益には結びつかず、ほとんどが撤退することとなりました。

ブームに乗れるかどうかは、その後を左右することにもなる、大きな局面と言えます。

ピンチはチャンス

この様なブームは、そうそう遭遇できるものでもないでしょう。
またブームとは、楽しいものや明るいテーマのものばかりではありません。

視点を変えて、需要が供給を上まっているもので思い出されるものはないですか?
例えば、新型コロナによる“マスク”がそれに当たります。
一時期は品不足でしたので、通常の数倍の価格でも飛ぶように売れました。

提供者としては、困っている人に届けたいとの思いがあるでしょう。でもビジネスの観点ではチャンスになります。
今ですと機器メーカーが、こぞって除菌機能を搭載した空気清浄機を販売しています。これもその一つですね。

ブームと言われると不謹慎に聞こえるかもしれませんが、ブームの様な効果は“ピンチ”です。
ビジネスにおいては、ピンチの見方を変えるとチャンスになるわけです。

新規ビジネスは、まずは軌道に乗せて勢いをつけると、その後、展開しやすくなります。
最初は速やかに軌道に乗せることを意識してください。

まだ間に合う!
健康ビジネス 収益化のための3つの手順

ブームに乗ることで最初のスタートをうまく切れたとしても、それで万事安泰とはいきません。
次に仕掛けるのは「収益化」です。
健康ビジネスで収益化していくためには、準備段階に抑えるべきポイントがあります。
ほとんどがこの抑えるべきポイントとズレたところで計画し、活動してしまうため、
「思ったような収益を上げられない!なぜなんだ?」
と悩む日々を過ごすことになります。

今回は健康ビジネスにおける「収益化のための3つの手順」を学び、自分の課題について質問できる場をご用意しました。

<<健康ビジネス 収益化のための3つの手順>>

少人数制 オンライン無料セミナー

日時:3月29日(月)受付17:50/セミナー18:00-19:00
会場:Zoomミーティング(アプリのご用意は各自でお願いします。)
定員:8名(満席になり次第締め切り)

詳細・お申込みはこちら
https://healthbizwatch.com/seminar/hbw-024

お申込み後、担当者よりご連絡いたします。
参加は同一部門(企業)から1名とさせていただきます。
同一部門で別の方が参加の際は、別の日程をご案内させていただきます。

健康ビジネスキーワード

「マズロー第6の欲求とは?」

マズローの欲求5段階は生存欲求→安全欲求→社会的欲求→自我欲求→自己実現欲求(5段階)とされていたけど、第6の欲求として「自己超越」という自分を超えた社会への貢献的な段階が設定されていたという説があります。時代の流れの中では納得感あると思います。読者の皆様はどう感じるでしょうか?

今週の注目記事クリップ

[1]SOMPOひまわり生命保険、健康経営における5年間の禁煙推進の取組み【PDF】
https://www.himawari-life.co.jp/-/media/himawari/files/company/news/2020/a-01-2021-03-03.pdf?la=ja-JP
https://www.himawari-life.co.jp/
SOMPOひまわり生命保険は、自社目標として設定していた「2020年度末までに喫煙率12%以下」に対して、2016年度の取組み当初は20.8%であった喫煙率が2021年1月末時点で11.9%となり、目標を達成したことおよび、この5年間の禁煙推進の取組みについて、お知らせ。(2021/03/03)

[2]グローバルニュートリショングループ、NNBマンスリーレポート2021年2月号
https://global-nutrition.co.jp/nnbm/nnb20212/
内容は、「消費者の興味のトップはウェイト、プロテイン、ストレス」「睡眠とムードも結び付けるウェイトマネジメントアプリ」など。(2021/03/03)

[3]ネットプロテクションズ、【日本初】完全あと値決め制のオンラインフィットネスサービス「Pright」開始(PR TIMESより)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000230.000022451.html
「Pright」とは、サービス登録しているパーソナルトレーナーとお客様が自由にマッチングでき、オンラインフィットネスの依頼・利用ができるプラットフォーム。(2021/03/03)

[4]フォーブス、医療関連事業の開始、ピクルス株式会社設立のお知らせ(PR TIMESより)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000075320.html
ITを活用した医療情報のプラットフォームサービスを提供、地域の医療施設と患者をより密接につなげる社会の実現を目指す。(2021/03/03)

[5]リクルート住まいカンパニー、コロナ禍の引越し調査(PR TIMESより)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000346.000028482.html
調査では、「コロナ禍での引越しでは感染症対策に不安を感じながらも、満足度は高い結果に」「コロナ禍引越しに満足している人が多い理由は、オンラインでの見積もり完結や引越し会社の感染症対策の充実」などがわかった。(2021/03/03)

[6]明治、「TANPACT(タンパクト)」のラインアップ強化
https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2021/0304_01/
明治は、たんぱく質摂取量の低下が一因と考えられる「低栄養」といった社会的な問題の解決に貢献することを目指し、さまざまなシーンで乳由来のたんぱく質を摂取することができる「TANPACT」シリーズを、2020年3月より販売を開始しており、乳由来のたんぱく質を手軽においしく摂取できる新商品5品を発売。(2021/03/04)

[7]オムロン、「健康経営銘柄」に3年連続で選定
https://www.omron.co.jp/press/2021/03/c0304.html
オムロンは、働く社員一人ひとりの健康が経営の基盤であると捉え、2017年度に「健康経営宣言」を制定し、経営トップ自らがリーダーとなって健康経営を推進している。コロナ禍でもオンラインツールを活用することで週2回以上の運動習慣を持つ従業員の割合が前年より約4ポイント増加。(2021/03/04)

[8]シミックホールディングス、「ヘルスケアプロフェッショナル認定制度」を開始
https://www.cmicgroup.com/news/20210304?cl=navi
本認定制度は、研修やワークショップ等でヘルスケアに関する知識を習得した従業員を認定し、ヘルスケア領域にも活躍の場を拡大する制度。(2021/03/04)

[9]パソナグループ、カゴメ、不二製油グループ本社など15社、「Plant Based Lifestyle Lab」3月設立
https://www.pasonagroup.co.jp/news/index112.html?itemid=3781&dispmid=798
「Plant Based Lifestyle Lab」は、植物性食品を取り入れた新しいライフスタイルの普及・啓発と植物性食品の活用を通じた持続可能な社会の実現を目的とした任意団体。植物性食品の普及・啓発を目的に、調査、研究・開発、セミナーなどを実施。(2021/03/04)

[10]イオン、「トップバリュ 骨盤・骨盤底筋サポートショーツ」発売
https://www.aeon.info/news/release_27646/
「トップバリュ 骨盤・骨盤底筋サポートショーツ」は、外出自粛などによる運動不足や出産・加齢でゆるんだ「骨盤底筋」をサポート。トップバリュとして初の“フェムテック”発想のインナーウエア。(2021/03/04)

[11]霧島酒造、血栓症と飲酒習慣に関するインターネット調査(PR TIMESより)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000053434.html
調査では、「コロナ発生前後で、約8割近くの一般消費者の飲酒習慣は『変わっていない』ということが明らかに」「医師が選ぶ健康維持に勧めたいお酒、第1位は本格焼酎」などがわかった。(2021/03/04)

[12]西川、「健康経営優良法人 2021(大規模法人部門)」に認定されました【PDF】
https://www.nishikawa1566.com/news/news_file/file/20210304172121.pdf
https://www.nishikawa1566.com/
西川では、社員の「疲労回復と予防」「作業効率アップ(集中力・認知力)」「ストレス軽減」「夜間の主睡眠の質の向上」を目的に、当社の研究機関 日本睡眠科学研究所が推奨するパワーナップスペース「ちょっと寝ルーム」を開発し、2019年から社内施設として開設している。(2021/03/05)

[13]厚生労働省、第2回「上手な医療のかかり方アワード」受賞団体を決定しました
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17186.html
「上手な医療のかかり方アワード」は、厚生労働省が、上手な医療のかかり方への貢献につながる優れた啓発活動・取り組みを表彰するアワード。このたび13団体の受賞を決定。(2021/03/08)

[14]エムティーアイ、『ルナルナ』女性のカラダとココロの理解浸透プロジェクト「FEMCATION」本格始動!
https://www.mti.co.jp/?p=28681
年齢や性別を問わず、誰もが女性のカラダやココロについて正しく学べる機会を創出。第一弾として、「正しい生理の知識を広めよう!あなたの生理にまつわる理解度チェック #FEMCATION」と題して、ルナルナのTwitter公式アカウントにて理解度テストを開始。(2021/03/08)

[15]ジーユー、初のメッセージ型新テレビCMおよび「GU BODY LAB」始動【PDF】
https://www.gu-global.com/jp/ja/corp/company/pressrelease/pdf/210308_gubodylab.pdf
https://www.gu-global.com/jp/ja/
「GU BODY LAB」は、女性特有の健康課題に着目し、「女性の健康をサポートする」ことを目的に立ち上げる新プロジェクト。あらゆる女性が、より自分らしく健康的な毎日を楽しめるような商品の販売・開発を行う。(2021/03/08)

[16]ネスレ日本、「ネスカフェ 睡眠カフェ in 原宿」オープン
https://www.nestle.co.jp/media/pressreleases/20210308_nescafe
良質な睡眠のために必要な情報を総合的に学び・体験できる新情報拠点「ネスカフェ 睡眠カフェ in 原宿」を「ネスカフェ 原宿」内に新設。コーヒーの“飲み分け”から、フード、最新スリープテックまで総合的に体験可能。(2021/03/08)

[17]カリフォルニア・アーモンド協会、アーモンドの摂取と心臓の健康に関する新たな2つの研究結果を発表
https://www.almonds.jp/about-us/press-room/press20210309
「アーモンドと血管健康に関する研究」と「アーモンドと心血管系ストレス反応に関する研究」の研究結果を発表。アーモンドの摂取が心臓の健康に新たな効果をもたらすことが明らかに。(2021/03/09)

[18]ティップネス、オンラインフィットネス「トルチャ」専用スタジオを渋谷に開設!!【PDF】
http://www.tipness.co.jp/co/news/archive/?f=pr20210309_torcia_shibuya_studio_w.pdf
http://www.tipness.co.jp/co/
スタジオは2面で、館内外から生配信のレッスン風景を見ることができるオープンスタジオ、比較的動きの少ないレッスンに対応するコンパクトなスペースと、イベント開催も可能な広いスペースをもつ多目的スタジオで構成される。(2021/03/09)

[19]日本計画研究所、MEDISO事業を中心とした厚生労働省におけるベンチャー支援施策と今後の展開
https://www.jpi.co.jp/seminar/15410
開催日は4月22日(木)。MEDISOは平成29年度に開始された、医療系ベンチャー企業やアカデミア等を対象とした相談対応を主とした事業。本セミナーではMEDISOの全体像の紹介と、これまでの実績、今後の展開について紹介する。

[20]ユーザーを維持するのは人とのつながり、瞑想にソーシャル要素を加える『Chorus』
https://mhealthwatch.jp/global/news20210309
瞑想アプリの『Chorus(コーラス)』は2020年3月16日にオンライン体験をローンチした。このタイミングは、運が良かったともいえる。それは奇しくも、地元カリフォルニア州で、7つの自治体の保健所が共同で屋内退避命令を出したのと同じ日だった。(2021/03/09)

[21]『mHealth Watch』注目ニュース:味の素、子どもの「朝食欠食」には要注意!?
https://mhealthwatch.jp/japan/news20210315
この「朝食欠食」の問題点は、子供の頃の朝食を欠食する習慣が、大人になってからも定着する傾向にあることで、成人後のカラダやメンタルはもちろん、健康状態にも影響が出てくるところです。(2021/03/15)